3106

【茨城いきいきゆめ国体】感想

by
ざいろ
プロ
プロ
ざいろ
ぷよキャンではお久しぶりとなります。ざいろです。
全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI、茨城いきいきゆめ国体の文化プログラムであるeスポーツ大会が閉幕しました。代表選手のみなさん、観戦者のみなさん、運営のみなさん、本当にお疲れ様でした。今回ばかりは感想を書かせてください。ただひたすらに書き殴ります。

●まず総括
素晴らしい大会だ。これに尽きる。終わったあとに色んな人と話したが、特に代表選手のみなさんは口を揃えて今までの大会で一番良い大会だったと話していた。私もそれについては首を何回上下させても足りないくらい賛同する。
開会式の荘厳な雰囲気から始まり、ウイイレの地元茨城代表選手の選手宣誓、凄まじいメディアの数と、他のぷよぷよ大会とは一味も二味も違う環境だ。
そして何と言ってもぷよ大会の内容は名勝負あり、感動ありの大盛り上がりだった。
国体の場でこのような内容をお届けできたことがぷよらーとしてまず嬉しい。私もその盛り上げに多少は貢献できたかな?

●都道府県予選から本番まで
今から約半年前にもなる。地元開催の特別先行枠として、4月に茨城予選が行われ、圧倒的な強さで私は優勝した。そのときから本大会は地元の新聞や地元のeスポーツ協会などの注目を浴びていた。私個人としてはそのときの説明で、本番では全国の代表が1つのホテルに集められると聞いてからその後半年間はワクワクが止まらなかった。会場は近いけれどもなかば旅行、もっと言えば修学旅行のような感覚で大会を待ちわびた。

●10月6日(土)ブロック予選
SEGAのお偉いひとが死の組と評した熾烈なブロックだ。ざいろ、HIRO、とりぱん、まつ、うみ、かぐぅ。
その呼び声に答えるように、おそらく全ブロックの中で一番激しい展開であったと思う。最初から最後まで1位も2位も全くわからなかった。私に関しては初戦のHIRO戦を快勝したはいいものの続くまつ戦でストレート負け。まつさんがめちゃくちゃ上手くて冷静だった。その後は各選手が勝ったり負けたりの壮絶展開で、私は最終的にはかぐぅ戦に勝って1位抜け。執念で這い上がった大ベテランHIROさんと若手実力者のとりぱんくんの2位決定戦はフルゲームの末とりぱんの勝利。勝ち上がった2人も負けてしまった4人も全員が楽しいリーグだったと言っていたのが印象的だった。そしてその後の記念写真。
めちゃくちゃいい写真すぎてこれだけでも感動する。
司会の椿さんもこの通り。
みんなが全力を出し合ってのこの結果。それぞれの思いがありつつもみんなこの笑顔ができるの、まさにスポーツマンシップではなかろうか。

●10月7日(日)決勝トーナメント
土曜夜の大中夜祭(ぷよらー大交流会)を経ての朝の決勝幕開け。私はわりとガッツリ寝れたのでコンディションはまずまずだった。

1回戦:VS DIO
ぢおしと会うのがいつぶりかわかんない。第1回列強争覇戦のときに会ったんだっけ?そのうち広ぷよフェスタに行きたい。いつもはひょうきんなのに試合になるとキリっとするのが面白い。
第1セットからわりと集中力保ててたと思う。でも第2セットに発火できない嫌な負け方をして少し精神が崩れたのが良くない。第3セットは多少相手のミスに救われて勝利。助かった。

2回戦: VS live
はい出ましたお馴染みのカード。どの大会でも抜群の安定感を誇るりべさんだ。むしろ緊張はほぐれた。さっきと同じで第1セットはいい感じに集中できていたがそのままで終わらせてくれないのがりべさん。お互いセットを取り合い、何と言っても第3セットの攻防。
詳しくは大会アーカイブを見てもらいたいが、一言で言えば「これがeスポーツだ」といったところか。お互いに、勝ったと思った試合を落としていく流れだった。
第3セット1試合目は、こちらの甘い攻めに対しりべさんがお邪魔を掘りきって会心の連鎖を放ったところでりべさんのガッツポーズ的なのが横目で見えた。その間に私はこっそりと完璧な6連鎖カウンターを完成。しかしまだここで決まるほどではないので私は安心せず相手を見ていると、りべさんの方が油断したようでお邪魔をくらい先にリーチをかけた。ここで私もガッツポーズ。このまま決めてやろうと調子に乗った。
その2試合目はこちらが流れに乗った早い攻めで相手を埋めたと思ったときにガッツポーズ。すると相手はまだ死んでいない。ここで慢心したのが敗因のひとつだと今思う。そこからは壮絶な乱戦を繰り広げる。しかし終始こちらが不利なのは私もりべさんもわかっていたようで、その不利を覆せず隙を突かれ埋められてしまった。試合時間は正確にはわからないけど大会では類を見ない長さだったと思う。この凄まじい1試合を落としたとき、私はあえて笑顔を出して「おもしれぇじゃねえか」みたいな気分だったが、集中力と勢いは確かに切れていたようだ。
そしてフルゲームで迎えた第3試合目、勢いを失った私は相手の早い攻めに何もできず埋もれた。国体終了である。悔しすぎて顔を上げられなかった。頭を抱えすぎてヘッドフォンのボタンを長押しして電源を切ってしまった。負けた選手はほんとは観客席に行くように言われていたがそれを忘れしばらく舞台裏で放心状態。
あまりに明暗の別れた一戦だったと思う。あそこで立て直せる精神力を鍛えることを心に誓った。
大会が終わったあと、本日のベストバウトだったとか、あの試合が一番盛り上がったとか会場やツイッターでお声掛けいただいた。それについては単純にうれしいし国体という場であの攻防を見せられたのはとても良かったかな。

●決勝戦 マッキー VS ぴぽにあ
試合に敗れた身としては野暮なことはあまり言いたくないが、いちぷよらーとしてこれだけは言わせてほしい。最高だった。
ふたりともずるいよ。



ぷよぷよの奥深さ、面白さ、楽しさ、感動を、存分に見せられたでしょう。選手だけじゃない、観戦の方、運営の方も含めて全員で本大会をお届けできたと思う。
私を常々応援していただいてる方、地元ということで応援してくれた方、満足の結果ではなかったことをお詫びいたします。
でもきっと、今回の内容なら来年の国体でまたぷよぷよが選ばれることでしょう。次はメダルを持って帰ります。
それではまた。

2019/10/10追記
大会翌日の朝日新聞の夕刊にて本大会についての記事が掲載されました。
一面だとは聞いてなかったので正直びっくり。重大事件を起こす前に新聞の一面デビューできてよかった笑
 
更新日時:2019/10/10 20:12
(作成日時:2019/10/08 21:11)
カテゴリ
国体
コメント( 0 )
コメントするにはログインが必要です
シェア