消えるつもりで積んでいた雪崩がオブジェ。
そんな経験多くの人がお持ちではないです?
凹凸で雪崩を考えていくことで、
解決の一助になるかもしれない。
土台の練習を始めた頃は、
平らにバランスよく積む、
そんな意識でやってきた。
中段を積んでるときも、
バランスマンションで、
折り返しと連鎖尾とで、
高さを揃えたりもする。
よくわからないながらも、
平らに積むことを意識し、
実際効果的でありますが。
連鎖尾では少し違うかも。
平らにしてしまうことによって、
連鎖が繋がらなくなったりする。
たとえばこんな形。
ぱっと見消えそうな雰囲気を出しつつ、
5段目までが消えた後は全て残ります。
何故そういうことが起きるのか。
これも実は凹凸で説明できそう。
後ろの消え方を順に見ていくと、
まず青の横3が消えて、紫の挟み込みが6凸で消える。
すると青の6凹が4凸で消えて、46凸となります。
46凹は積んでないので上の雪崩は消えませんが、
青の次に緑の挟み込みが5凸で消える形になっています。
5凸を46凸に加算しますので、456凸となりますが、
3列連鎖尾に456凹で消える雪崩の形は有り得ません。
456列がそれぞれ1段落ちる形は、要するに横3です。
横3で消えるということは、その上の3列は、
どう頑張っても段差がずれないというわけで。
段差がずれないのだから、消えることはない。
というのが、凹凸で見た雪崩失敗の理屈です。
消える5段目までの形だけを見ると、
綺麗に平らに積めたよ、やったね!
って気分にちょっとなりますが、
綺麗に平らに積めたからこそ、
その上が綺麗に残るという。
それではどうすればいいのかというと、
雪崩にしたいなら平らにしなきゃいい。
上の図でいうと、最後に消える緑が5凸ですが、
その上にさらに緑を1つ積んでおくことにより、
46凹の後が55凸となり、足して4556凸。
つまりその上には5凹の雪崩を積めば連鎖する。
飽和連鎖数を目指すと4連結大連鎖が理想ですが、
雪崩の組みやすさという部分で考えるのであれば、
多連結による形作りは意識しておくべきでしょう。
ちなみに、5列目でなく6列目に緑を積んだら、
4566凸となるので止まる形は回避しますが、
最初の紫が6凸の形になっていますので、
上に同じ6凹をのせても同時消しですね。
このあたりの良形は検討が必要そうです。
あるいは、雪崩を諦めるという手もあります。
土台も連鎖尾も積み方は人それぞれですけど、
せっかく連鎖尾側が平らになったのであれば、
雪崩じゃなくて第二折り返しでもいいわけで。
段差がないのなら、下の色に気をつけながら、
慣れた折り返しを左右逆にして積んでいけば、
それだけで第二折りができてしまうわけです。
とまあ、理屈としてはそうなりますが、
実戦の速度でその判断をするとなると、
それはやはり一朝一夕にはできません。
目指すべき、あるいは回避すべき形を意識しつつ、
あとはひたすら練習あるのみですね。