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深淵より生まれ出づるもの ―――その名は闇。

by
パララ
パララ
WARNING
This article is "how to make a terrible nazopuyo like deep darkness".
Get away from this page when you feel bad or headache by reading here.

(この記事は「闇のなぞぷよの作り方」について書かれています。
これを読んで気分が悪くなったり頭が痛くなったりしたらすぐにページから離れてください。)



OK?










 
なぞぷよURL→ishikawapuyo.net/simu/pn.html?~03322.03112.05515.02233.02113.05155.03322.03112.05515.389982336622_M181g1M1q1g1g1__200

 そろそろ本気出してもいいかなと思いました。パララです。
謎の勢力から圧力(プレッシャー)を掛けられたリクエストがありましたので
今回は私なりの「恐ろしく難易度が高いなぞぷよ、通称<闇>の作り方」をご紹介します。
なお、先に言っておきますが実用性は皆無です


STEP1.最初にコンセプトを決める
 まずはやりたいこと、挑戦する側にやらせてみたいことを決めます。
例えば、飽和連鎖問題(ぷよ量が条件の連鎖量と一致する問題)にするとか
特定の形を繰り返した配置にしてみたいとか、とりあえずの目的(仮)を設置します。


STEP2.フィールドにぷよをいくつか置いてみる
 軽く2~3列程度にぽちぽちと。色合いも後で変更できるのでお好みで。
最終的には画面いっぱい使うことも多いのですが、とりあえずはミニスケールで作成します。
この時点でコンセプトがちらっと見えているとなお良し。
例題の初期スケール。左を消すのと右を消すのでは発生する段差が異なる。


STEP3.ツモを適当に置き発火してみる
 今度はぷよ譜に何手かツモを配置し、STEP2で置いたぷよの挙動を確認します。
どこで発火すれば段差が何段できるかなどを前もって確認しておく作業になります。
ついでにフィールドにもいくらかぷよを追加。左から消したときは2,3段目に段差が発生する。


STEP4.クリア条件を追加する
 「ぷよ全て消すべし」「3色同時に消すべし」などのクリア条件を設定します。
同じ解法の問題でも条件を変更するだけでけっこう印象が変わるので一番合ったものを考えます。


STEP5.必要に応じて随時ぷよを追加していく

 置き方はてきとーで構いませんが、なるべくセンスのありそうな配置で。
コンセプトが崩壊しない程度に2~4色で置いていきます。困ったらおじゃまぷよを配置すると便利です。
この時点ではどうしてもクリアできない配置になることもありますが、特に気にしなくて構いません。
適当に増やしてみた図。ちなみに解答は複数ある。


STEP6.別解を減らし、解を一通りに絞れるように調節する
 ツモの順番や色を変更し、別解がなるべく出ないように試行錯誤します。
別解が出ないということはつまり、コンセプトに近い解が得られる可能性が高いということになります。
なので、できる限り唯一解にする必要があります。ここが一番重要で、また一番時間を取られるところでもあります。
なぞぷよ解法ツール(通称なぞぷよソルバー)を使えばだいぶ時間を短縮できますが、
ソルバーは基本的に総当たりで検索しているようなので多手数の問題では時間が掛かります。
また多くのなぞぷよソルバーは固ぷよや壁の入ったなぞぷよには対応していません。
対応していない問題を作るときは…気合でなんとかしましょう(白目)。


STEP7.気の済むまでぷよの追加、削除を続ける

 STEP5~6を繰り返し、問題の完成度をひたすら高めていきます。
傍から見ると頭おかしい気がしますが、ここで妥協していては殺意の高い良い問題は作れません。
また、各色のぷよの合計が4の倍数になるよう調整するとよりキレイな問題になります。
別解がどうしても消えない場合はクリア条件を変えてみたりするといいかもしれません。
上手くいかない場合はSTEP2で作成したミニチュアモデルからやり直しましょう。
途中経過。問題としては成立しているが、まだ難易度が足りていないと感じたため没に。
URL→ishikawapuyo.net/simu/pn.html?~03433.01442.01122.03433.02441.02211.03433.184484116944_E1A1o1C1q1A1__x09


STEP8.さらにブラッシュアップを重ねる。配色にも気を配る。
 これ以上はぷよ量が調整できないと感じたら細かいところも揃えていきましょう。
解答に影響しない部分で見栄えを整えたり、色合いを変えて雰囲気を演出したり。
色の変更の仕方は、色々と考えられますが私の場合は次のようにしています。
  1. 例えば赤から青に変更したいがすでに青がある場合、まず赤を使っていない色や壁などで上書きする。
  2. 青を赤で上書きする。そして1で上書きした色をさらに青で上書きし、色を入れ替える。
  3. そうやって色を入れ替えていき、全て入れ替えたら完成です。



以上のような工程を経て完成したのが冒頭の7手の全消しなぞぷよです。
ちなみに製作期間は2日ほど、十数時間ぐらいです。ここまでくると一つの作品ですね。
高難易度のなぞぷよは解くのも大変ですが作るのは実はもっと大変だということです。
それを伝えたいがためだけにこの記事を作成しました。少しでも苦労が伝わったなら嬉しいです。

ここまでの長々とした駄文を読んでくださってありがとうございました。
それでは
更新日時:2018/06/07 22:02
(作成日時:2018/06/07 22:00)
カテゴリ
なぞぷよ
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