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AnimEVO2018:訪米記

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さて。
 
なんだか想像以上に反響を受けてしまったこの心情吐露の記事ですが、
これから書く『AnimEVO2018:訪米記』もまた、別の視点での真実である。


上記の記事は要約すると「世界のスケールのデカさの前に自分がくっそ無力だと知ったけど、オレ…これからも頑張るぜ」である。
esports周りの活動者向けには、すごくわかってもらえる記事だと思う。
ただ、ぷよらーからすると「何言ってんねんこいつ?」でもおかしくないとは十分に理解している。


ので!
ここではピュアにゲーム周りで、「ラスベガスは、EVO行きはこんなに楽しかったぜ!」という話をします。




・羽田空港でサインを求められた

今回の渡米は、謳歌さん(https://twitter.com/performerouka)と同行して、通訳に引率にと至れり尽くせりのサポートを受けることとなっていました。
そんな彼の後輩が、当日空港に見送りに来るとのことで合流。
なんと彼らは謳歌さんの影響でぷよテトを購入したとのこと。SEGA公認プロパフォーマーになるべき。

ということなので待ち時間でご飯を食べながら、僕もSteam版を出してちょっとした演舞を披露。
Switchにサインしてください!との要望により快く筆をとることに。

サイン求められるたびに思うけど、すっげー安易なこのサインでいいのかオレ。






・仁川空港で韓国のおじいちゃんと仲良くなった

ラスベガスには韓国経由でのルートを採用。
乗り継ぎに結構な空き時間があったので、SurfaceにUSBハブを差してSteam版で二人対戦がちゃんとできるか確認することに。
問題なかったのでそのまま空港のど真ん中で練習していると、いかした帽子のおじいちゃんがこちらを見て話しかけてきた。

“This game is Nindendo?”
すまん。SEGAなんだ。


僕でもわかるような平易な英語でコミュニケーションを取るフレンドリーなおじいちゃんだった。
韓国だとこの年代の方でもゲーム文化を知ってるんだなー、と無駄に感心してしまった。

でもさすがに“How many your IQ?”は笑ったし、自分のIQが真面目にわからなくて答えられなかったのもクソおもしろかった。
普通把握してなくない?自分のIQ。






・マンダレイベイ、非日常的


うおーーー!!



しゅんげーーー!!!

語彙力を失った。いや日本に比べて広い広い。縮尺がおかしい。豪勢。




・カジノのビデオゲーム、思ったよりエキサイトしない

なんか見た目派手ではあるんだけど、パッと見で「これやりてえ!」ってなる感じのゲームがない。
日本のゲームってやっぱり誘引が上手くできてるんやな。

この様子だと日本のカジノ事業、上手くいきそうな感じありそう。
がんばれセガサミー。



・AnimEVOの様子

あれですね。ビッグサイトとか、幕張メッセとか、そんな雰囲気のだだっ広い会場に
それぞれブースとして設けられている感じ。

デカいタイトルは、デカいモニター付きの豪華なブースです。
サイドトーナメントは参加者によってモニターの台数が違うのかな?
物販とかもあります。





まあそんな感じなので、個々の大会としては日本のユーザー主催大会とそこまで進行感覚は違わない。
でもやっぱり、全体の空気と、周りの人口が違うし、自然と熱くなる感じがありました。

2日目は4台全部にAstroGamingのヘッドホンが用意され、
ブースの内側で実況配信を行うあたりは、さすがしっかりしているなといったところ。

当日配信アーカイブ
https://www.twitch.tv/videos/293187747


 

そういうわけで、スワップ、ぷよぷよ共に世界王者の座を獲得してきました!!
ありがとうございました!!


aclivさんは普通にぷよぷよとテトリス両方とも上手かった!
ぷよぷよはすぐにでもA級と渡り合うレベルになりそう。
台湾のプレイヤーということで、今後ピックアップしていくべき逸材だと思います。
あとビジュアルがめっちゃ愛されキャラっぽい。人気出そう

DDR_danさんはスワップ決勝で当たった強豪。
中開けで来るかなーと思いきや、初戦を火力ゴリ押しで潰したら中開けしなくなったw
以前、来日してつくばの対戦会に来たこともあるらしく、今後も末永くお付き合いすることになるでしょう。

ZANさんは渡航前にAnimEVOについて色々教えてくれてありがとう!
ozさんは僕にグラサンくれた!サンキュー!
Raikonさんも僕に挨拶しに来てくれてありがとー!





そして主催のキヨビさんと。
Very Thanks Kiyobi.



・ラスベガスのゲーセンを見てきた

謳歌さん繋がりで、パフォーマー兼経営者であるYASUさんという方にラスベガスを案内してもらいました。
で、マンダレイベイ近くのゲーセンに併設しているesportsコーナーが後々前日練習とかに使えるんじゃない?という提案を受けることに。
 
ラスベガスに住んでる人たちの中には、日本から渡航してくる人をどんどんサポートしたい気持ちを持ってる人が結構いるらしく。
渡航支援からプロデュースまで含めた事業として立案しちゃおうって話になってます。

じゃあ来年ぷよぷよだけで20人くらいラスベガスに渡航すんのか?って言われるとものすごく現実味がないので、
他ジャンルと合同とかでも構わないからやろうぜっていう構想の模様。
なので、もしこの記事を見て興味を持った企業様やプレイヤー団体の方がいらっしゃったら僕にお声かけください。
YASUさんとの仲介をさせていただきます。

(結構近くにあるのに本当にEVO前に使われてないのかなという心配あり)



・ファイナルの凄さ
 
言葉はいらんでしょ、これは。
ぷよぷよも、こうなるといいな。



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・0回戦突破の難しさ

いや僕も本当にラスベガスに行くなんて思ってなかったんですよ。
それはもう支援者に唆されまして。いやはや上手いことのせられましたが、謳歌さんがいなかったら本気で現地に着けてたか怪しいです。
マジで Thank you. と Sorry. と This one!! しか言ってなかったからね。


でも本当に行って良かったなって思うんですよね。
こんなにも異なった世界があるのかってことが、頭では理解していたつもりでも、体験するのとは全く違った。


それでも、身近だと「現地に行く」という0回戦を突破できない人がほとんど。
金銭の問題。余暇の問題。言語の問題。見返りの問題。
障壁はめっちゃ高いですよね。わかります。


しかしなぜか行き当たりばったりでもなんとかなったんですよ。僕。
全くのゼロスタートで行くことを決めたの、6月ですよ。
これは、ひとえに協力してくれた人達のおかげだと思っています。




・簡単なサクセスストーリーを望まない

なんか、EVOで目覚ましい活躍したらスポンサーがつくみたいな風潮、あるじゃないですか。
僕もまったく期待していなかったわけじゃないですけど、今のぷよぷよの規模感ではちょっと違うなーってのは思ってたんですよね。
普通に考えて、そんなに甘くないですよ。


順序としては世界にぷよぷよをもっと広めたり、スタープレイヤーを生む方が先でしょうね。
世界にとってぷよぷよや、それに付随するプレイヤーにも価値があると認識させて、初めて動きがあるのかなと思ってて。
具体的なルートはよくわかんないですけどね。



だから、現段階で僕が世界王者っていうタイトルを得たうえで今できることは何だろうと考えたわけです。



えーと、ぷよぷよって、
日本がプレイヤー勢力としては一番強くて。
韓国が二番手くらいで。
それってなんでなんだろうって考えたんですよ。



ああ。そうか。
Win版クラシックと日韓戦があったからじゃん。

あれ?
もしかして、もしかしてですよ?
環境と舞台があれば、プレイヤーって勝手に育つんじゃないか???



じゃあ、今度は世界のプレイヤーに、日本から環境と舞台を与える側になろうと。
おそらくは、そういうところが今後の課題なんでしょうね。
少し方針が見えてきた。煮詰めていかないとなあ。



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今後、海外でのオフラインぷよテト大会は増えていくでしょう。
8/12はロンドンでスワップ大会。
8/18は台湾の闘魂でスワップ大会。


そんな中で、一番大事なこと。
海外の大会がブルーオーシャンだから行くのではなく、楽しそうだから行くのである。
きっとそれは忘れちゃいけないことだと思いますよ。僕らゲーマーとしては。

 
更新日時:2018/08/10 23:31
(作成日時:2018/08/10 20:50)
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