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5分でわかる!11月の偏り記事

by
N_urikabe
N_urikabe
ぷよキャンに久しぶりに来たらツモの偏りの記事いっぱいあったのでまとめた。
実際5分でわかるかどうかはわからないが、これを読んでわかった気になろう!

以下敬称略。

目次
  • 11月14日 ツモの偏りの検定:"たまたま"では片付けられない by hides
  • 11月23日 by OOOO=1
  • 11月25日 ぷよクロとぷよスポの配ぷよ分布は違うのか? by 低頭ちゃん
  • 11月25日 初手がゾロの確率は 1/3 よりちょっと小さいくらい。 by w.i
  • 11月26日 ツモの偏りについて by つみ
  • 番外編 11月21日  やれば最強になれる!?!?祈理論!!!! by ぐー @gu_puyo
  • 用語説明

●11月14日  ツモの偏りの検定:"たまたま"では片付けられない by hides

どうやらツモの確率の雑記:ハチイチは1/8ではない で書かれていた ハチイチ(※用語説明)ってよく言われるけど、128手ループ(※用語説明)みたいな制約があるとハチイチが来る確率って実際1/8じゃないよね」 という話の延長らしい。

前回記事で生成した配ぷよ(記事内では理論値とされている)と ぷよパークシミュで得られた低能データセット(※用語説明)の配ぷよ(記事内では実測値とされている)を カイ二乗検定(※用語説明)という手法で本当に偏りがないのか検査・比較している。

ただ、先行して書かれていたぷよスポ(※用語説明)の配ぷよ記事とはかなり違う前提条件で計算されたものを”理論値”としていたり、 特定の偏りがありそうな配ぷよを意図的に選んで検定行っていたりとツッコミどころありありの楽しい記事になっている。

それで他の人がツッコミを入れる記事を書いた結果、偏りに関する記事が増えたという流れっぽい。(たぶん)

この記事のまとめ: 特定の偏りがありそうな配ぷよをカイ二乗検定という手法を用いて検定したら、「偏りがある!」 という結果が出て面白いよ。検定方法はいいけどサンプルのとり方や理論値の出し方についてツッコミしたくなるよ。





11月23日 OOOO=1による記事が11月23日に書かれていたようだが読んでいないし読めないので割愛。




●11月25日 ぷよクロとぷよスポの配ぷよ分布は違うのか? by 低頭ちゃん

反語 いや、ぷよクロ
(※用語説明)とぷよスポの配ぷよ分布は違わない。

低頭ちゃんによるデータセット公開経緯や今のところ保持ている情報の公開をした記事。
(11月23日 OOOO=1による非公開記事へのアンサーなのかもしれないが、実際のところはよくわからない)

ぷよクロとぷよスポで配ぷよがかなり重複していて(ぷよクロ2209本ぷよスポ1695本の間で54件の重複)、 ぷよクロ同士での重複確率、ぷよスポ同士での重複確率をみてモンテカルロ法(※用語説明)による推計を行ったそうだ。

モンテカルロが何のことかわからないがとりあえず、 配ぷよパターンは5万通りや10万通りなどではなく、65536通りに近い数字であり、それはアルゴリズム生成式がなくても現在ある動画からぷよクロとぷよスポの配ぷよパターンを記録して、比較・推計を行ってもわかるということらしい。

低能ちゃんはぷよクロとぷよスポの配ぷよは大きく違わないと彼の中で納得したので、 ぷよクロとぷよスポの配ぷよ比較に対してはもうそんな興味はないようだ。(違いがあったとして、それを明確に証明するには労力がかかりすぎる)

この記事のまとめ: 「ぷよクロのほうが偏る!」「ぷよスポのほうが組みにくい!」といった発言は不毛。





●11月25日  初手がゾロの確率は 1/3 よりちょっと小さいくらい。 by w.i

なげえよ!

(一言もツッコミ先ことは書かれていないが)主に「 ツモの偏りの検定:"たまたま"では片付けられない」の記事に対してのツッコミ、および以前に話題となったぷよスポ(及びぷよクロ)の配ぷよ生成方法の解説がされている。

図表があったのでとりあえずパクって注目するところに印をつけておいた。


pakuri

先頭2手の頻度表で注目するべきところ(私が注目したところ)

①AAAAがhides記事と乖離してる(一番左)
hides記事のほうではAAAAの確率が1.45%となっていたがぷよスポの配ぷよは 最初の2手は3色なんだから
3通り/(3×3×3×3通り)= 1/27 ≒ 3%~4% と考えるほうが確かに妥当そう。

②AAもhides記事と乖離してる(一番右)
記事タイトルからも分かる通り
25%じゃない=4色で生成していない=hidesハチイチ記事の理論値は問題あるんじゃね? と暗に言いたげである。

③ABCAという初手の確率が一番高い(左下)
ABCAの確率が高いのは配ぷよのシャッフル方法)に関連するものらしい。へえ。


残りの部分では最初の2手部分の甘口のツモの生成アルゴリズムについての解説的なものが書かれている。(しっかり読んでない)

最終的に、シャッフルされても初期値の名残がABCAの確率が高め・最初の2手で色は1/3の確率で来るわけじゃない等 という形でに現れているそうだ。ナルホドナー

この記事のまとめ感想: ぷよスポの配ぷよ生成の仕組みがわかってよかったです。






●11月25日  ツモの偏りについて by つみ

そもそも”偏り”とはなんぞや?という点からアプローチした記事。
統計学の偏りの指標である”分散”(※用語解説)を用いた結果、ぷよスポは完全ランダムの配ぷよよりも偏っていない配ぷよらしい。

また他の記事と違って対戦に関する言及がなされている。
最初の2手は3色ツモであるために偏りやすい。→序盤の全消しが増え、「全消し」、「速攻」、「連結土台」が強くなる。
ACぷよ通はぷよスポよりも偏りが強いので、より「全消し」「速攻」「連結土台」の重要性が増し、「全消し」「速攻」に弱い先折りGTR は相対的に弱い土台となる→AC通では使われていなかった、と考察されている。
ナルホドナー

なおこの記事によれば、特定の色のゾロの確率は 1 / 16 ではなく (64 / 256) * (63 / 255) = 63 / 1020  らしい。
はー、イチマルニーマル・ロクジュウサンで覚え直さなきゃなあ。

この記事のまとめ: イチマルニーマル・ロクジュウサン






番外編 11月21日  やれば最強になれる!?!?祈理論!!!! by ぐー @gu_puyo

確率とか偏りとか、そんなものはどうだっていいんだよ!大事なのは祈り(※用語解説)!!!!!!!
とりあえず言えることは、偏りの考察記事よりもこちらの記事ほうが勝つぷよをするために必ず読むべき記事だということだ。

この記事のまとめ:願えば…叶うよ…!!






感想
偏っていようがいまいが、神に愛されることが重要なんやなって。

 
おわり



●用語説明

ハチイチ:ぷよぷよの用語。一般的な対戦では4色のうち2色を使った組ぷよを操作していく。その組ぷよが自分がほしいと思った2色を使った組ぷよ(2色は別の色)がきたとき、「ハチイチがきた!」と言う。自分の欲しているゾロの組ぷよ(赤2つなど、同じ色が合わさっている組ぷよ)がきたときには「ジュウロクイチがきた!」という。
128手ループ:ぷよぷよeスポーツの通モードで降ってくる組ぷよは、129手目からは1手目とおなじぷよが降るというループ構造をしている。コンパイル時代のぷよぷよ通も128手ループだとされている。
低能データセット:低能ちゃんによって配布されたぷよスポの配ぷよデータ。生成アルゴリズム自体はマジありがツイートした疑似乱数生成式による。なお一般用語ではなく、私が勝手にそう呼んでいるだけ。
カイ二乗検定:統計学の検定法の一つ。詳しく知りたい人はググりましょう。
ぷよスポ:ぷよぷよeスポーツのこと。 2018年10月25日発売、PlayStation4、Nintendo Switch、アーケード版がある。話題になるのは大体通モード。
ぷよクロ:ぷよぷよクロニクルのこと。2016年12月8日発売。ニンテンドー3DS用ゲームソフト。廉価版は3000円。スキルバトルのことも思い出してあげてください。
モンテカルロ法:解析・アルゴリズムの用語。複雑な数値計算乱数を用いて近似解を得る計算方法の総称。いろいろある。
分散:統計用語。データの散らばりの度合いを表す値。通常は平均値とそれぞれの数値との差の二乗で求められるが、ぷよぷよの場合、平均値をどう定義するのかが問題になるだろうなあ。
祈り:「祈り - ぷよぷよ用語辞典」を参照。
作成日時:2019/11/27 17:30
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