小学生の諸君、一番になりたいか!
君がもし小学生ならば、今からぷよぷよを始めれば全一(ぷよぷよ界の一番)を狙うことが十分に可能だ。
これは、科学的根拠に基づく発言なので安心して欲しい。
タイトルにある
『有効視野とDVA動体視力』という二つの観点から、
小学生からぷよぷよを始めるメリットをお伝えします。
※小学生には難しい内容なので、おうちの方に説明してもらってね
※ここからは丁寧な口調で説明します
ぷよぷよが上手くなるための条件
ぷよぷよが上手くなる為には、最低限以下の技術が必要です。
- 操作技術(置きたい所に適切に置ける)
- 連鎖技術(どんなツモでも連鎖が組める)
- 凝視力(相手の行動を把握できる)
組み換えや対応、潰しなどはすべて連鎖技術や凝視力の派生なので省略しました。
ようするに、
操作が上手くて連鎖が組めて相手を見れれば、理論上ぷよぷよが上手くなる土台ができているということになります。
いまいち上手くなりきれない人は、どれかが中途半端な状態で止まっています。
私は凝視力……
土台が整ったら、さらなる応用技術を身に着ける必要があります。
- 相手に応じて戦い方を変える技術
- 一つの連戦の中で課題を見つけて克服していく技術
- おじゃまぷよ算
相手の連鎖が何連鎖かわかったところで、何手ツモれて何連鎖組めるのかがわかっていなければ勝てません。
ベテランプレイヤーだと経験で感覚を掴んでいる人も多いですが、若いうちは理論を覚えてしまう方が早いです。
凝視だけは年齢による有利・不利がある
ここからが重要です。
先ほど述べた技術のほとんどは、だれもが平等に訓練で習得できるものです。
もちろん適性もあるし、人によって得手不得手もあります。
しかし、凝視だけは違います。この技術には年齢による能力差が存在し、
18歳~30歳くらいがピークになります。
凝視とはなにか、シンプルに書くと次の通りです。
凝視とは
相手の画面を見て
相手が今どんな状況か、
相手が今何をしようとしているか把握し
自分が有利になるように行動すること。 |
このうち、
相手の画面を見るという行動が年齢によって多くの制限を持ちます。
有効視野
難しいことは省略しますが、有効視野というのは焦点を定め、眼球運動を伴わずに認識できる範囲のことです。
幼少期は視界に映るものに優先順位をつけておらず、その多くを認識しています。
一方で、成長していくにつれ必要な情報の取捨選択が行われるようになり、目に映るものを認識しない力が磨かれます。
これにより、有効視野は狭くなります。
(そもそも子供の視野が狭いという違いもありますが、大きな問題にはならないので割愛します)
①有効視野は、トレーニングによって広がりません。若ければ若いほど有利です。
DVA動体視力
こちらも省略して書きますが、一定の距離を保って動いているものを認識する力と思ってください。
球技などではフィールドを把握したりボールの動きを予測するために必要な能力です。
読書などでも、文字を読む速さはDVA動体視力とも相関があります。
こちらはトレーニングによって能力の向上が見られるもので、数週間でも能力に大きな変化が起こります。
しかし、能力のピークが18歳~30歳頃にあり、その後は衰退していきます。
もちろん、それまで訓練していなかった40代の人が訓練すれば、その人の能力は向上します。
しかしそれは、18歳が訓練した能力に匹敵するものではありません。
②DVA動体視力は18歳頃まで徐々に向上し、18歳~30歳頃にピークを迎え、その後衰退していきます。
①、②から、小学生からぷよぷよを初め、数年かけて様々な技術を身に着けることで、
18歳頃から全一になれる可能性が高くなると言えます。
余談
30歳を過ぎても凄い人っていますよね。momokenさんとかkamestryさんとか。
もちろん凝視の技術も凄いのですが、こちらに関しては才能と言うより努力の結果だと思います。
眼球運動(kamestryさんの場合顔ごと動かす)が頻繁に行われていたり、これまでの経験に当てはめて相手の形や行動をいち早く予測できたり。
そういった意味で、ベテランも若手には負けていません。
それでも到達可能地点は若い子の方が有利なので、ぜひぷよぷよ界を脅かす存在になって欲しいと願っています。
※「有効視野」このゲームでは、周辺視野という言葉の方が多く認知されている。どちらでも良い。
※DVA(Dynamic Visual Acuity)