実況を担当されているかたに向けて、第三者から見て気づいたことや思ったことを述べてみようと思います。
必ずしも私が述べていることが正解という訳ではないと思いますし、そうすれば必ず良くなるということでもないとは思いますが、何か参考になることがあれば拾って下さい。
結構細かいこと中心の話になっています。
・ポイントは抑えよう
ぷよの実況されているかたは『その試合』に集中しているかたが多いように見えていて、試合が終わっても「あっ、終わったんだ」みたいな感じで何となく終わってしまうことも稀に見られます。
これでは山場とかが伝わってこず、淡々とした感じで何となく終わってしまった印象を受けてしまいます。
ですので、もっと
30先の試合全体の流れを意識した実況をされてもいいのかなと思いました。
具体的に言うと、
現状のスコアの確認なんかがそうです。
例えば
「さあ5-5並びました前半戦!まずは先に10本取っていきたい所!」みたいに
スコアへ言及する感じですね。
こうして仕切り直しみたいな空気を出すと、ダラダラとした感じが一旦途切れ、30先の長い試合にもメリハリが出てきます。
ただ、毎回
「さあ4-5!●●が一歩リード!まず1本返して同点に持ち直したい所!」とか
「5-5並んだ!次を取るのはどっちだ!?」みたいな実況されてしまうと聞いている方も疲れてしまいそうなので、
要所要所でいいと思います。
序盤の10本目、中盤の20本目辺りなんかは実況で視聴者に意識させていくと、試合の全体的な流れが見えてくるので良いかもしれません。
後半で試合がシビアになってきた時なんかはバンバンスコアに言及して、視聴者にも
『この試合全体の勝利を意識付け』させ、緊張感を高めていくみたいにするのも有りかもしれませんね。
とにかく、1試合1試合の積み重ねというのではなく、時には30先という試合全体の流れを意識して
『今どの辺りまで試合が進んでいてどういう流れになっているのか』などを
視聴者に伝える意識をもう少し持って伝えていくと、試合全体がより引き締まるかもしれません、ということで。
・負けている方は応援してもヘイト溜まらない
「あー!返しきれず手痛い1本取られてしまった!!」みたいな実況って
感情が伝わってきて良い実況になっていると思うのですが、これをやってしまうと「何だ?そっちの味方してるのか?」と思われてしまいます。
中立的な立場で実況しなくてはならないのは当然のことなのですが、完全な中立を守り切ると中々に実況が難しくなってしまうと思うんです。
言葉を選ばなくてはいけませんし、感情も乗りにくいので面白味が出にくくなるような気がします。
なので、そういう面白味のない実況にならないよう、
時折一方の味方してみるのも悪くはないかもしれません。
ただし、
味方をするのは負けている方です。
何故負けている方の味方は大丈夫なのかと言えば、
勝っている方は余裕があるからです。
特別勝っている選手のファンだという視聴者がいたとして、実況が負けている方に多少肩入れしたとしても勝っているうちは何も思わないでしょう。
競っている試合は盛り上がるので、勝っている方を応援している側としても
『あっけなく楽勝するより、競った熱い試合で勝って欲しい』という気持ちが働く場合もあるので、
大差ついている時なんかは尚更負けている方の背中を押してもヘイトは向きにくいです。
やり過ぎると「何だ?八百長か?実況は俺の敵なのか?」みたいに思われてしまうので
加減は必要ですけれども。
というか、ぷよはまだプロ野球みたいにいつも応援している絶対贔屓のチーム(選手)がいるという人はそんなに多くない感じしますし、視聴者も割と中立的に試合を楽しんでいる人が多いような気がするので、負けている方の背中を叩くくらいなら
むしろより視聴者と同じ目線に立てるかもしれません。
視聴者だって大体の人は競った熱い試合を望んでいることでしょうから。
逆に勝っている方の視点に立って肩入れしてしまうと「ん?」と思う視聴者は増える気がするので、やるなら
平等にやるか負けている方にしましょう。
選手目線に立っての実況なら、きっと感情が乗って良い実況が出来ると思います。
完全に第三者視点だとどっちが勝っても「ふーん」ですが、応援している方が勝つとなると「よっしゃああ!」ってなりますから。
実況が熱くなると見ている方も熱くなるので、番組も絶対楽しくなります。
あまりに露骨な贔屓だとヘイトを向けられてしまうので
加減は必要ですが、
さじ加減を間違えなければより良い実況が出来ると思いますので、一応そういうテクニックもあるんだと頭の隅に入れておくと良いかもしれません、ということで。
・7:3の法則
8:2でも9:1でも良いと思いますが、そんな法則はありません。今私が作りました。
これは
『実況と解説の割合』を示しています。
実況7に対して解説3でいいよ、という話です。
現状の実況者さんを見ると
解説に言葉を割いている実況者さんが多いような印象を受けています。
おおよその人が5:5くらい、多い人は3:7とか2:8くらい解説の話によっている気がします。
ただこれ、
実はそんなに解説いらないんです。
多分私だけでなく、他の視聴者さんも
『より実況の方が聞きたい』と思っていると思います。
アンケートして解説の割合が多い方がいいってなったら、すみません。謝ります。
何で実況の方が聞きたいかっていうと、解説は所詮主観の色が強く、割とどうでも良いことだからです。
確かにぷよぷよは複雑なので『どうしてそうなったか』みたいなことは中級者以下だと中々理解出来ません。
ただ、それ以前に
『今どうなっているのか』とか『結果どうなったのか』という方が大事です。
それがないと試合について行けず、置いてけぼりになってしまいます。
視聴者としてはホームラン打った理由や理屈なんかよりも、まず先に
真ん中高めのストレートをホームランにしたという事実(結果)が聞きたいのです。
実況と解説の認識が私と読者さんでズレているとややこしいことになるので、ここで私の認識を記述しておきます。
実況解説の定義は
以前の記事で軽く触れたことがありましたが、それとほぼ変わりません。
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【実況】
・画面を見ることで(誰でも)そうだと分かる客観的な事実を伝える役割
私の定義としては『上級者しか見えないような複雑な盤面であっても、上級者が画面を見れば分かることであれば、それは実況の範疇』だと思っています。
例えば、13連鎖撃った、3連鎖を持っている、4ダブを見せている、など。
盤面上に見える事実を伝えることですね。
複雑な形で素人には見えない4ダブを伝えたとしても実況です。見えない人には見えないってだけで、盤面上にある事実には変わりありません。
3ダブと見誤ったとしても実況です。ただ盤面を誤認しただけですし、ぷよでは割とよくあることです。
定義のイメージとしては『状況を説明する』というより
『画面に見えていることをそのまま言語化して伝える』といった方が近いと思います。
【解説】
・画面を見ただけでは分からない事柄を伝える役割
選手の心理やプレイ内容の評価、そのプレイに至った理由など、盤面の裏側にあることです。
具体的な例としては
「上部まで来て焦って置きミスしてしまいましたね」とか
「これはプロでも出来る人は中々いない」とか
「3連鎖で止めたところが素晴らしかったですね」とか
「赤がこなかったので無茶な形になってしまいましたね」など。
凄く曖昧なのですが、例えば「緑が足りていなかったですね」は解説(原因の説明)な気がしますが「緑が足りていないように見えるが――」というのは実況(状況の説明)の範疇な気がします。
ただ、「緑が足りていないので逆発火を睨んだ動きになっていますね」というのは多分解説(意図の解説)だと思います。
この状況を実況が言うのであれば「発火点を放棄したような動きをしているぞ!(発火点を変えたか!?)」みたいになると思います。難しい。
かなり
微妙な所が多いので説明が大変なのですが、あまり重要なことではないのでここでは割愛します。
大雑把に
『通常盤面を見ただけでは分からないことを紐解く役割』と理解すればいいです。
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誤解上等で言うなら、
実況は『今ある状況の言語化&伝達』で、
解説は『説明』になる感じがします。(実況にも説明は必要ですけれども)
この私の定義をもとに今ある実況解説を聞いていると、解説の割合がかなり多いと感じられると思います。
ただ、
視聴者が本来聞きたいのは実況です。
正直言うと、中級者以下の私の視点からするとぷよは盤面上で理解出来ないことがあまりに多く起こっているので、
一カ所紐解いたところで他の所は分からず仕舞いがデフォなんです。
なので解説があれば「そうなんだー」となりますが、
なければないで通常通り流しますしどうにも思いません。
そんなことよりも
『今どうなっているのか』とか『今どうなったのか』ということが聞きたいんです。
先述したとおり
中級者以下は『今どうなっているのか』すら分からないことがあるので、そこをもっと言及してくれたらなと思います。
最悪
解説が一切なくても、実況がしっかり試合を盛り上げてくれれば視聴者は満足出来るはずです。
能動的に解説がどうしても欲しいって思う場面(何でこんなプレイしちゃったの!?って思う場面)なんて滅多にありませんので。
30先中に1度あるかないか程度でしょうか。
ですので、この
実況と解説のバランスを9:1~7:3くらいの収めると良いと思う、という話になっています。
実況の範疇の中でも
『上級者は分かるが中級者以下は分からない』事柄ってかなりあると思っていて、特に
その辺りを実況してくれると聞いている方は良い実況だなって思えると思います。
逆に誰でも分かるような結果だけを実況されると(ぷよへの理解が浅いプロのアナウンサーさんのような)少し退屈味を感じてしまうかもしれませんね。
なんか「なんでそんな視聴者のワガママに合わせなきゃいけないんだよ」みたいな感じですが、コンテンツをより良くするという点を見れば抑えておくべき事柄だと思います。視聴者が満足出来なければ視聴者は増えませんので。
つまらないコンテンツなら誰だって作れますが、私は面白いコンテンツを目指して欲しいと思っています。
もしかしたら『解説多い方が視聴者は助かるんじゃね?』とか『初心者には解説多い方がいいでしょ』と思うかたもいるかも分かりませんが、実際は
その逆です。
初心者に向けてこそ『実況』の割合を多くしてあげないといけません。
解説を聞いたところでそれは一歩先の話なんです。
初心者は今ある状況すら分からないということを考えると、
解説よりも先にまず実況の方が大事というのは理解出来ると思います。
上記を踏まえて
以前私の記事で紹介したフジナッツ健さんの実況を見てみると、その内容や配分が絶妙で聞きやすい、というのが理解出来るかもしれません。
ちゃんと
ポイントを抑えていますし、
結果にも言及しています。
実況と解説の割合も、かなり実況によっているのが分かるかと思います。
こういった上手なかたのテクニックを盗んでいくと、より視聴者から必要とされる実況になっていくと思いますので、宜しければ参考にしてみて下さい。
ちなみにですが、momokenさん(単独時)なんかはかなり解説によってる印象を持っている人が多い気がしますが、実際聞いてみると喋っている内容は
『中級者以下には見えないが上級者には見える盤面上の出来事』が多く、かなりしっかり(私の定義している)
実況をされていると感じられると思います。
割と私が述べた理想に近い実況になっていると言えるでしょう。
(それでも6:4か5:5くらいでしょうか。もう少し実況によると更に聞きやすくなるのかなという感じはします。個人的には、ですが)
momokenさんの喋りは見ている側が分からないことをバンバン喋ってくれるので『解説凄いな』と思いがちですが、喋っている内容はちゃんと実況になっていることが多いのです。
だからこれだけ聞きやすいとすれば、納得のいく話になるのではないでしょうか。
あと、これらはあくまで『私の解釈による実況と解説の定義』であり、これがみんなの共通認識だということではありません。
なので、人によっては「これは解説だろ」みたいに思う人もいると思いますので、実況解説の話をする時はその辺りの認識をちゃんと合わせて会話(議論)しないとすれ違ったまま訳の分からない話になってしまうので、注意しましょう。
もちろんこの記事で言及している実況&解説は、上記で私が説明した定義のものを指していますけれどもね。
少し難しくもややこしい話になってしまいましたが、是非この
7:3の法則を意識してみて!ということで。
・コンビで実況解説
最近ではコンビでの実況解説を聞く機会が結構ありました。
Tom&トムソン、Tom&マッキー、公式ではTom&momokenがありましたね。
どれも素晴らしかったのですが、個人的に一番完成度高いと思ったのがTom&トムソンで、一番面白かったのがTom&momoken、一番凄いなと思ったのがTom&マッキーでした。
どれも大成功だと思いますし、
これからももっと見たいと思っているのですが、
Tomさんのキラーパスだけは真似しない方がいいと思います。真似しようと思っている人なんていないとは思いますけれども笑。
あれはTomさんの面白さとmomokenさん&マッキーさんの神がかり的なコメント対応力があったからこそ成立しているのであって、他の人が真似すると放送事故を起こしかねません。
7:3の法則でも話しましたが、ぶっちゃけ
解説に話を振る頻度はそんなになくていいと思います。
疑問形の実況をするなどして
解説が話を挟める『間』を作れば「どうですか?」と聞かなくても解説は自然に話に入れることだと思いますし、解説の入る間が中々作れなくても
試合の合間なら話を入れられそうですし、最悪解説が空気みたいになってもそんなに問題は出ません。プロ野球中継を見ても解説がただの観戦者みたいになってて全然喋らないとかたまに見かけます。
目的を解説に喋らせることではなく
『より面白い物、より良いものを視聴者に届けること』というふうに見れば理解出来ると思います。
解説が空気になるとコメントとかで茶化されそうですが、それでもちゃんとコンテンツが面白ければ何の問題もありません。
コンビでやっている場合は、実況の邪魔さえしなければ解説がガンガン間に入ってくる感じでも全然問題ないと思います。
Tomさんの場合、まだちゃんとした実況&解説の分担に慣れていなくて『何かよく分からないから解説に投げちゃえ』みたいになっているのか、それとも『雑に解説に話をぶん投げるパフォーマンスの一環』なのか私の方では分かりませんが、
通常『これどうですか?』みたいに大雑把に質問を投げられると言葉に困ってしまう場合が多いでしょう。
なので、Tomさんレベルのぷよの実力があるのであれば、話をふるにしても
『自分が答えられる事柄』という意識で良いと思います。
むしろ今自分が試合を見て「これが勝因だな」みたいに思ったものをあえて聞くとかでいいと思います。
実況者(上級者)のかたが当然のように分かっていることでも、視聴者には分からないということが結構あると思いますし、逆に実況者が分からないような高度な内容は解説が回答したところで視聴者には話の中身が高度過ぎてついていけなくなる可能性がありますので。
いっそ自分の考えを述べて
「~というふうに見えましたが、いかがですか?」とか「何で今ハチイチで発火しなかったんですかね?」みたいに聞いてもいいと思います。
内容が視聴者目線によっていれば良い質問になりますし、答える方もきっと答えやすいはずです。
自分の中で
『難度で分ける質問ライン』を設けてみるといいかもしれませんね。
こんなん見れば大体の視聴者は分かるだろみたいな難度の低いものを質問しても視聴者には刺さりにくいですし、かといって難度の高い話をさも当然のように実況で断定してしまっても視聴者目線の実況が出来ているとは言いがたいです。
なので
『この辺の難度の低い事柄は自分の実況で言い切ってしまって、これくらいの難度のものは自分が答えを分かっていても解説に投げて視聴者に聞かせてあげよう』みたいにすると、より視聴者の目線に沿った良い実況になりそうです。
(野球で例えるなら『これは見事なダブルプレー!』(←大体の人が見れば分かりそう)は実況で言って良くて、『この打球は難しかったでしょうか?記録はエラーとなりましたが……?』(←素人が見たらヒットかエラーか分からない)というように、疑問形にして解説の反応を促す感じにする――みたいな話)
とにかく「これはどうですか?」みたいなザックリした質問は多分解説が答えに困ってしまって放送事故にも繋がりかねないと思いますので、質問の投げ方はTomさんのを参考にすると火傷しかねないよ、ということで。
Tomさんのは私には『そういう面白さ』として見えましたし、事故ったとしてもTomさんにはやりくりできる力が十分ある(どころか更に面白く出来そう)と思うので、別にTomさん個人にやめた方がいいと言っている訳ではありませんけれども。
あと、些細なことですけれども解説の言葉を受けたときは
『そうですよね』と返すより
『なるほど』と返してあげた方がいいと思います。
「そうですよね」という返答になると、解説者の言葉が『当然のもの』みたいに聞こえてしまうので『なるほど』と感心してしまった視聴者が若干置いてけぼりをくらってしまいます。
視聴者目線という意味では、あまり良い返答とは言えないでしょう。
視聴している初心者に「あぁ、初心者お断りの世界なんだな」と思われる原因になってしまいます。
ですので、返答が例え当然のように自分でも分かることだったとしても『なるほど』として納得した体にすると良いと思います。
・実況マスクマン
以前私は
自身の記事で実況は一歩引いて外から状況を説明するよりも
『自分が試合に没頭』した方が良いパフォーマンスが出せるというような話をしました。
また演出のコツとして
『もう一人の実況用の自分を作り上げて全部そいつのせいにする』みたいな手法も紹介してみました。
それに関することで1つ、
サングラスをして実況をするというのも良さそうだと思ったので少し言及してみます。
サングラスをかけると何故いいのかと言うと、心理的に
『外から見られている』という意識が薄れると思うからです。
科学的な根拠は知りません。
ちゃんと知りたい方はご自分で調べて下さい。ペルソナ(=ゲームのペルソナシリーズじゃなくて、仮面という意味)辺りの知識をかじってみると良いと思います。
人に見られているという意識が薄れるということはつまり、以前話したVtuberの
『今喋ってるのは私じゃないから恥ずかしくないもん』的に結構思い切ったことが言いやすくなるということです。
素のままの顔だとしょぼそうだけれども、サングラスかけるとなんか急に態度がでかくなるみたいな人を見たことはないでしょうか?
多分そういう人も、そういった
『人から見られていないから別に何言っても平気だろ』みたいにヤケクソっぽくなれるからだと思います。
もこうさんなんかも結構過激なことを言える人な印象を受けますが、サングラスの効果もあるのかなとか思っています。
あのかたの場合元々何かヤケクソっぽい所がある感じを見受けますが、サングラスをかけている時の意識が染みついているせいかもしれません。生来そういう性格だったのかもしれませんけれども笑。
もこうさんがサングラス外したときってどんな感じなんですかね。いつも通り結構攻めたことが言える感じなのでしょうか。
元々引っ込み思案でもっと気が強くなりたいみたいに思っている人なんかは、サングラスをかけてみると少し意識が変えられるかもしれませんね。
また、サングラスは視界が暗くなるので集中力が増します。
試合に没頭するにはうってつけでしょう。
ただ、サングラスには
『色が識別しにくくなる』という
ぷよぷよにはあるまじき致命的な弱点があります。
ですのでサングラスをかけることによって実況に影響が出るといった場合は、同じ理屈から
仮面をしてみる……みたいなのがいいかもしれません。
よく仮面舞踏会で見られるような
目元を隠すマスクみたいなものでも十分に効果が発揮されると、以前なんかの心理学の本で読んだことがあるような気がします。
サングラスのように光を加減して集中力が増すみたいな効果は得られないと思いますが、人に見られていないからヤケクソになれる(もう一人の自分の人格を出しやすくなる)みたいな効果は期待出来ると思います。
基本実況席は試合中映っていない気がする(Tomマッキーの時は映ってましたけど)ので、試合になったらつけてみるとかでも良いと思います。面白そうだと思ったら試してみて下さい。
まぁ、
実況席の人間が怪しい仮面をつけていたら、私は指さして笑いますけれどもね。
・コメントは正直
私自身ミルダムの時からコメント欄はちらちら見ていて、良いも悪いも色々出ているとは思うのですが、それは割とどうでもいいことだと思っています。
批判的なコメントがあったとしても、
みんなが楽しんでいる所に水を差すような感じではありますが、その人自身楽しんでいるからこそこうして欲しいという意見が出てきているものだと思いますし、それは
むしろ健全なことだと私は思います。
批判コメントがなくなったら終わりです。伸びしろなしです。
中傷や荒らしは別、KUTABARE。
ただ、楽しんでいる人からすれば邪魔でしかないので、するなら出来るだけ配信の外でやりましょう。
問題はそこではなくて、
コメントの流れが試合に熱中しているものではない感じになった時です。
実は今まで何度か見受けられました。
それって良いことか悪いことかと言ったら、私的には
悪いことだと言い切ります。
ちゃんとコンテンツを見てくれていない、見るに値しない、面白くないということだからです。
それって誰が悪いのか、考えてみて下さい。
競技をしている選手でしょうか、実況解説をしているMCでしょうか、はたまた関係ないコメントしている人達でしょうか。
私は実況解説に責任があると言い切ります。
選手は何も悪くないし、コメントしている人も何も悪くない。
原因は実況解説MCの喋りです。
選手はぷよらーの中でも超ハイレベルなトッププレイヤーであって、その試合が面白くないなんてことはありません。
しかしそれが30回も40回も繰り返されると飽きる人が出てくるのは割と当然です。
コメントが関係ない話で盛り上がってしまうのはある種自然なことで、コンテンツを面白くしたい立場からするとむしろ、
今は面白くないと知らせてくれる有り難い存在だとすら思います。
それがないといつまでもつまらないまま突き進んでしまうだけですので。
一人で試合と関係ない話をする流れは作れませんので、そうなってしまったら
ガチです。
潜在的にも面白くないと思っている人が大量にいることでしょう。
私も経験ありますが、人の来ないコンテンツは地獄ですよ。
何せそれが面白いか面白くないのか知らせてくれる人すらいないですから。
批判的なコメントしてくれる人がいるだけ有り難いと思うべきだと思いますし、コンテンツを楽しんでいないコメントの流れも無視すべきではないと思います。
また、褒めてくれる人しかいない状況も怖いです。
悪い物でも気を遣って褒めてくれるのは有り難いですが、良くしたいと思っている立場からすると邪魔にすらなります。
ライバルを潰すとなった場合、私だったらライバルの悪い所を褒めまくりますからね。
そうすればクッソつまんないものを喜々として延々やり続けてくれるので。
褒めてくれるとそれで良しとなってしまうので、よっぽど優れた自浄機能がないと人が少ない内輪だけの寂しいコンテンツにしかなりません。
自浄出来ても優れた方向感覚がないとあらぬ方向へ自浄してしまい、良いと思ってくれていた人すらいなくなるみたいなことにもなります。
個人の批判は的外れということもありますが、コメントが大量につまんなそうにしているのは、良い道しるべと解釈すべきです。
もちろん「だからどんどん批判しよう」とか、そういう話じゃないですよ念のため。
見当違いの批判も邪魔ですし、基本的に批判ってされるとやる気削がれますから。
話を戻しますが、
試合に熱中してもらう為に実況解説がいるんです。
実況解説が視聴者を引きつけることが出来ないのであれば、実況解説なんていりません、試合だけ流していればいいのです。
従って、
視聴者が飽きてしまい試合と関係ないコメントで溢れてしまったというのであれば、実況解説の力不足としか言いようがありません。
私からの激励ですが、
実況解説を担当されているかたはどうかもう一踏ん張り頑張って下さい!
あなた達にぷよの盛り上がりがかかっていると、私は思っています。
とある有名な配信者は目の前にある配信に全てを……それこそ命懸けで視聴者を楽しませようとしていると言います。
1回1回全てその意気込みでやっているそうです。
事前の準備もするらしいです。
こういう展開になったらこういう面白いことを言おう……みたいな準備だと思います。
コメントを盛り上げることに全てを費やしていると言います。
自分の配信はよく見返しているとも言います。
見返しているうちに、反省点にもちゃんと向き合えていることなのでしょう。
ぷよを盛り上げる為に、どうかそこまで頑張ってはくれませんでしょうか?
意識高いですか?
今まで通りにやって2000人くらいの配信が出来ていれば十分でしょうか?
私は1万2万人が同時に声を上げてめちゃくちゃ盛り上がっているようなぷよの試合が見てみたいです。
すげえ息苦しいこと言ってるなと思う人は、そんなことないと考えを改めて下さい。
難しいことは言っていません、
毎日寝る前に歯磨きをしようくらいのことしか言ってないつもりです。
今まで習慣化してこなかったものを改めてやるとなると大変な感じしますが、習慣化してしまえばなんてことはないのです。
毎朝1時間もかけて歩いたり人混みに揉まれたりして通勤、通学しているなんて、在宅ワークをしている人からすればとんでもないことです。
しかし、実際にそういう生活を送っている人が何十何百万人という訳で、当事者は毎日大変なことをしているなんて意識はありません。
実況に全力を尽くすことを当たり前として欲しいですし、是非ともぷよ実況を
『軽い気持ちで出来るものではない大変な仕事』という風にして欲しいです。
私はそれほど大変な仕事のはずだと思ってますし、価値のある仕事のはずだと思ってますし、担当している人は誇っていいもののはずだと思っています。
今多くの人を集めている配信者のかた達は、面白さをしっかり理解している人達です。
そういう人達に今のぷよの試合を勧められますか?
例えばHIKAKINさんなんかはぷよぷよというゲームは認知しているようですが、今ある配信を見て面白いと思ってもらえるでしょうか?
ぷよぷよは人気Vtuberのかた達なんかにも十分手に取って貰えるゲームですけれども、今の配信を見て面白さを理解してもらえるでしょうか? 私もやってみたいって思ってもらえるでしょうか?
コメントが関係ない話で盛り上がってしまっているような配信に、そういった方達が食いついてくれるとは到底思えません。
そういった面白さを理解しているかた達にも「面白い!」と思わせるような配信を目指して欲しいと私は思います。
もちろん初心者によった配信をしろということでは全くないです。
自分自身ゲームを知らなくても面白いと思える配信をいくらでも知っています。
配信が面白いからゲームにも興味が出てくるってことだっていくらでもあります。
是非とも、視聴者を引きつける『面白い配信』を目指して欲しいと思っています。
頑張れ! ぷよぷよ界隈!
・まとめ
本当は箇条書きでチョロチョロっと書いて終わろうと思ってたのに、ついたくさん書いちゃいました。すみません。
・ポイントは抑えよう(試合全体の流れ、スコアを意識)
・負けている方を応援してもヘイトは溜まらない(感情を乗せた実況を!)
・7:3の法則(実況多めを意識)
・コンビで実況解説(質問の投げ方は注意)
・実況マスクマン(サングラスかけて実況してみるといいかも?)
・コメントは正直(実況解説MC陣頑張れ!)
・ペルソナはアイギスちゃんが最高(新島姉妹も好きだよ)
以上、私から送るぷよ実況Tipsでした。