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子供にいいとこを見せたい お父さんのためのぷよ講座 第五回 GTRの強さ後編

by
ヌリトオ
ヌリトオ
GTRの強さは、伸ばす連鎖のバリエーションの多さにあるように思います。
こういうのを、受けが広いというんですかね。

旧世代ぷよらーから見たGTRの強さ、
書き始めたらキリがないけど後編です。
前回ぶりです、ヌリトオです。


階段から折り返しをするより、
GTRの方が土台部分を発火しやすそう、
というのが前回のお話でした。
https://puyo-camp.jp/posts/157376

折り返しの土台部分が作れたら次はどうするか。
連鎖を横に伸ばし、連鎖を上に伸ばすわけです。


例えば、階段積みからの折り返しを作り、
そこから連鎖を伸ばすなら、どうなるか。
もっといい手順もあるでしょうが、
一例ということでご了承ください。

図1

    A
   ABC
   ABC
   ABC

五手でこんな雰囲気になっても、
折り返しにはまだまだ不安です。

図2    
 
     B
     C
     B
     B
    AB
   ABC
   ABC
   ABC

うまい具合にこんな形にできたとしても、
折り返しからの連鎖を左に伸ばす場合は、
まず先に四段目までの土台が欲しいわけ。

折り返し部分を序盤で組み上げることができたとしても、
土台がないうちは、上の段の連鎖を伸ばすためのぷよは、
五、六列目、かつ限られた色しか置くことができません。

じゃあ階段を左に伸ばそうかなと思っても、
綺麗に収まるかどうかというのは配色次第。
よほど理想通りのぷよの偏りがなければ、
いわゆるごみぷよも生じやすいでしょう。


それでは、GTRではどうでしょうか。

図3

BAC 
BBACC
AACXX

こんな具合に折り返し部分ができたとしたら、
GTRの右に連鎖尾、そして上には多重折り。
右上に連鎖尾の上乗せや、第二折り返し等々。

折り返し部分の土台が平らに仕上がるうえに、
連鎖尾も多重折りも多様な形で組めるがために、
引いた色に応じて手順も組み方も柔軟に対応可能。

無駄なぷよが生じにくいし、
工夫の余地が膨大にあります。

選択肢の多さがそのまま腕の差が出るところでもあり、
新しい組み方がまだ出てくる可能性を内包してもいて、
手順や理論を語らう面白さのある部分でもありますね。

多くの人が手順や仕組みを考えるというそれ自体が、
GTRという型の発展の原動力でもあるのでしょう。


中盤の応戦などについては後回しにしての検討ですけれど、
それは組みたい形で連鎖を伸ばせるようになってからの話。

最初期の階段や挟み込み、折り返しのように、
その形を覚えて、その形だけ作れればいいわけではなく、
様々な形を知り作れるようになり、かつ素早く組まねばなりません。

それは思考の瞬発力を要求される部分で、
これは確かにスポーツだなどと思いつつ、
おっさん勢にはなかなか大変そうですね。


多くの型を覚えるには練習あるのみですが、
その練習の仕方も人それぞれかと思います。

独学ではどこから手を付けたらいいかわからないがために、
動画や攻略サイトなどを探して色々調べたわけですけれど、
熟練の経験者が説明してる言葉を初心おっさんが聞いても、
当然知ってるだろうって部分が端折られてたりするわけで。

次回は、そんな前提知識を知らなかった立場からのお話。
あまり期待はしないで楽しみにしていてくだされば幸い。
作成日時:2022/05/04 23:18
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