ぷよぷよ最強リーグの観戦レポート書きます。選手の方は原則敬称略にしました。恐れ入ります。
2022/5/3,4 ぷよぷよ最強リーグが特別公開で行われましたので観戦に行ってまいりました。自分の都合で5/3の観戦です。当日の対戦は、
・ともくん vs meta
・momoken vs ぴぽにあ
さすが最強リーグ、どこを取っても好カードです。
場所は東京、中野駅から南へ徒歩5分、中野通り沿いのビルの地下一階。RedBull Gaming Sphere Tokyoです。スギ薬局の看板の奥に、RedBull Gaming Sphereの丸いロゴと地下に続く階段を見つけました。クラブの入り口っぽいわくわく感はありますが、別に落書きも張り紙もなくて、清潔でクールな感じです。
入るとまず体温測定と新型コロナの抗原チェックをやります。スタッフにだけわかるように連絡先も伝えます。感染対策にぬかりなし、安心です。
中は静かで、運営がきびきびと配信セッティングを進めていました。運営にとっても初の試みであるはずで、緊張を感じます。いさなさんの表情にもプロの本気が見られます。ぴぽにあさん、ALFさん、Tomさんも忙しく動いていて、この舞台裏だけでも見に来たもとは取れました。
観客の目の前に選手が対戦する真剣勝負の台があり、左手側に大画面を背景としたステージがありました。配信がはじまる前からステージの方でALFさんとTomさんのトークが始まります。二人ともスーツが板についたスタイリッシュなかっちょよさです。できる男かくあるべし。
そのまま配信もはじまって、RedBullのロゴが勝負の場にふさわしい、今回は特別に公開でやっている、などスムーズに話題をつなぎつつ、ともくん vs metaのみどころ解説に移ります。Tomさん曰く、ともくんは大連鎖を打ちたいはず、中盤型のmetaがそれをどう阻止していくかという戦いになる、とのこと。
ともくん、meta、両者入場し、試合前の調整に入ります。椅子やヘッドホンの具合を確かめていましたが、本気MAXでちょっと触れてはいけないオーラが出ています。将棋や囲碁の対戦のようです。対戦者の集中を乱さないよう、こちらも固唾を呑んで見守ります。
ALFさんTomさんが実況席に下がり、ぷよぷよバトルスタートです。
大画面に映るぷよを見つめつつ、ともくん、metaのリアルな表情の変化を見守ります。
勝負はTomさんの言ったとおり、置き去り本線が炸裂したともくんが終始ペースを握り、metaはところどころ凄技を魅せたものの、巻き返せずに終了しました。
いつもならインタビューは勝者のみですが、今回は負けたmetaにもインタビューがありました。やはりともくんの作戦にはまって立て直せなかったとのこと。ともくんの方も事前に用意した本線重視の作戦が奏功したとのことでした。戦いの準備が明暗を分け、30先の間にそれをくつがえすことがいかに難しいか、最強リーガー同士のシビアさを見せつけます。
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休憩時間、まわりの方に話しかけてみました。たまたま隣が、飛車リーグでご一緒した方という確信がありましたので、お話し。やはり最強リーグやばい、ともくんどうやったら倒せるんだ、と言っていましたが、まぁC1の自分らにはまだまだ遠い話だなー、とあらためて凄さをかみしめます。discordでぷよぼなさってる高校生、Tomさんファンらしい女性も加わり、口々に凄い凄いと言っているうちにあっという間に休憩はおわりました。みなさまありがとうございました。
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後半戦。再びALF & Tomの軽妙なトークがあり、momoken対ぴぽにあです。両者強さはもう証明済みで、あとは、とくにぴぽにあがそれを出せるかどうか。
momokenのスタートダッシュがすさまじく、何でもできる形から常に適確な択を選び、ぴぽにあを完封していきます。これに萎縮したのかぴぽにあが乱れ、momokenの圧勝となりました。
実況は大音量でホールに響いているのですが、Tomさんのmomoken大好きっぷりが爆発していて、「戦艦」「恐怖の戦艦」「素手を鍛えていたら素手で戦艦を殴れと言われた」などTom節がどんどん飛び出していました。
インタビューでは、ぴぽにあは手が萎縮したと感じていて、momokenは前半は好調であり、そこで圧倒したので後半も勝てたとのこと。ぴぽにあはとても強いが、それでもこんなに差がつくことはある、と言っていました。細かいテクニックだけでなく、30先の中にある大きな流れも大事であることがうかがえます。
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配信終了となり、ここから少しリラックスして大盤解説会となりました。
観客が、あらかじめ見たい勝負をホワイトボードに書いておき、そこからチョイスして見ていきます。大画面に勝負を映して、スローにしたり止めたりして自戦解説を入れます。
まずはmetaの技術力が発揮された勝負。Tomさんはmetaの最高値の高さ、崩れた地形をまとめて発火する能力の高さを力説していました。今日の対戦でもそれは発揮されていたのですが、ともくん先打ちのタイミングとセカンドの安定感がなにせ神がかっていた。
その、今日のともくんを象徴するような勝負を次は見ていきます。ともくん11連4カ所同時消し(11Q!)。metaは上部を巧みに組み替えて14Dで返しますが、ともくんの9連セカンドが間に合います。
ともくんは、1列目で折り返すと伸ばしやすいのが見えた、とのこと。本日の中でも最高の出来であったようです。
そして、momoken vs ぴぽにあを見ていきます。実況のTomさんが「戦艦」「恐怖」と絶叫していたので、ホワイトボードに「戦艦の恐怖」と書いておいたのですが、それがぴぽにあのツボに触れたのか、そこから見ることになりました。
中盤の入り口ではぴぽにあ微有利でしたが、ここからmomokenの適切すぎる対応が続きます。やりあいながら、いつの間にか組みがきれいになり、何でもできる形から、使いすぎないジャストの対応を選択します。一瞬の好ツモで対応の質を上げ、ちいさな有利を積み上げてぴぽにあを追い込みます。
まさに神業。最強リーグの価値が詰まった一戦でした。
その後もぴぽにあの追い込まれてからの複雑な発火が上手かった一戦や、momokenのミスから生まれたハチイチ伸ばしなど、見ていきます。
どの勝負をふりかえっても、二人ともよく覚えていて語りがとまりません。「反省」という言葉が出てきてからはALFさんも加わって研究会のようになりました。最強リーガーここまでやるか! という思いです。強い人はほんとに、執念深くこまかい!
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だんだん和みムードが出てきて、写真撮影、サイン会とトーク会です。
一枚の色紙にみなさまのサインをいただきました! 選手4名とMC2名だけでなく、いさなさん、Symさん、Shocoleさんからもサインもらいました! YouTubeで見るあの方が、目の前にいる感動です。
観客がそんな多くなかったので、トーク会は「自由にご歓談ください」という感じになりましてこれは幸運でした。ALFさんに話しかけて、懐古トークしてしまいました。少し濃い話題もあったので、これはいずれぷよキャンに書かねば……と思っております。
momokenさん、ともくんさんにも会話に加わっていただき、誠にぜいたくな時間をもらいました。ありがたい。
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非常に濃厚な時間と空間でありました。
最強リーガーのぷよぷよはあまりに高度で、ともすればYoutubeのなかにしかない幻想なのかと思ってしまいます。今回、戦いを目の当たりにしたわけなのですが、選手やスタッフが真剣そのものに動くさまがまるで夢の出来事のようで、結局、本当にあったことなのかいまだに現実感がわきません。
それほど、凄すぎるのです。
選手、MC、スタッフのみなさま、最高のぷよぷよをどうもありがとうございました。
究極のぷよを目指す気魄が伝わりました。これからも応援していきます !