自分の負け方を振り返ることは、
相手の勝ち方を知ることと同義。
そして自分の勝ち方を振り返ることで、
どう相手の勝ち筋を潰したかも見える。
負け方の振り返りが前回の話。
https://puyo-camp.jp/posts/158448
そして次は勝ち方のお話です。
前回ぶりです。ヌリトオです。
相手のうっかりミスでも、
細かい連鎖が刺さったでも、
火力でしっかりと勝ったでも、
どうであれ勝ちは勝ちです。
現在の自分のレベルでも、
タイミングによっては、
勝利を掴めたりする。
それが大事なこと。
自分がどうにか勝てた形というのは、
負けた形の裏返しという場合もあり。
自分が勝てたときに、じゃあ相手はどうするべきだったのか、
ということを考えると、自分の敗因と向き合うことにもなる。
そういうわけで、たまたまでもなんでも、
勝てたときにはどういうことが起きたか。
自分で理解できる範囲での振り返りです。
1,飽和連鎖力で上回る
勝因:そこそこに連鎖が組めて、
相手からの妨害は少なく、
しっかり撃ちきって勝利。
参考:自由に伸び伸びと動ける状態にしていては、最大火力の勝負になる
最大火力を上げる練習をすること
最大火力を撃たせない中盤戦の練習をすること
必要技術は、凝視や催促、催促後の対応など
撃ち合ってちゃんと勝つという、
見た目も派手な気持ちいい勝利。
しかし連鎖力を伸ばさなければ、
撃ち合っても勝てないわけです。
2,本線を撃たされるも、相手が伸ばしをミスる
勝因:相手の催促に対して、
副砲の用意がなかったため本線を発火。
しかし相手が本線を伸ばしきれずに、
撃たされた本線で火力勝ち。
参考:本線を撃たされる、というシチュエーションは必ず起きるので、
撃たされる本線であっても最大火力を上げる練習をすること
催促に対して打つ手なしということにならないように、
本線発火率を上げる練習をすること
必要技術は、連鎖力の向上や緊急発火、相手の連鎖数を計るための凝視など
催促で相手の本線を撃たせて、
その間に自分の本線を伸ばし、
連鎖数で上回って勝ちを掴む。
定番の勝ち筋なわけですけど、
伸ばす技術は必須になります。
3,小さい連鎖が刺さる
勝因:本線がまだ物足りないものの伸ばしがスムーズでなく、
空いたスペースで撃った小連鎖への対応を相手がミスる。
相手の発火点が埋まったところを追い打ち。
参考:凝視をして狙って相手の発火点を埋めたわけではないので、タイミングはたまたま。
しかしそのタイミングをたまたまでなく狙う技術が身につけば、おそらく勝率は上がる。
凝視で掴むべきポイントは、
相手の発火点が細い(緊急発火しにくい形、ネクネクまで発火点の色が見えないとか?)かどうか、
相手が副砲を持っているかどうか、本線の最大火力が十分かどうか、など?
必要技術は、凝視とか凝視とか凝視とか、中盤戦の駆け引きなど
タイミングよく相手の発火点を埋められれば、
小さい連鎖でも致命傷になる場合があります。
しかしそのタイミングを狙うのが大変な技術。
なにより相手の盤面から状況を把握するには、
相手が何を狙っているかの理解力を要します。
その型、技術をまず自分が知らねばならない。
そこは時間をかけるしかないところでしょう。
4,相殺からグダグダになるも、押し切る
勝因:本線の撃ち合いでうまい具合に拮抗。
お互いにセカンドの構築力が低く、
3~5連鎖くらいを撃ったり撃たれたりで押し切る。
参考:自分も含めて、GTRなどの折り返しや大連鎖の練習から始めると、
セカンドの練習は後回しになりがちな気がする。
時間リソースの考え方から高く積むカウンターを作るのは、
セカンドのみならず全消し戦でも使える形であろうと思う。
セカンドの撃ち合いであっても、
相手の形や連鎖数の見切り力をつけること
早期決着力で必要な速攻の型を練習することは、
短時間で火力を上げるセカンド効率と同種の技術かなと
必要技術は、落下速度やちぎりに配慮した操作、セカンド効率など
火力勝負に持ち込めたとして、
そこで終わりではありません。
圧倒的に負ければ諦めもつきますが、
接戦ならばそこからは短い撃ち合い。
お互いに少ないぷよリソースを、
いかに効率よく使っていくのか。
判断力の速さ、操作技術の速さ、
時間を意識した戦いが必要です。
5,変な速攻がたまたま刺さる
勝因:うっかり操作ミスなどでうまくGTRが組めなかったときに、
飽和を伸ばし切るのは難しいと開き直って撃った連鎖が刺さり、
相手が対応しきれないまま強引に押し切る。
参考:GTR失敗から連鎖を組みなおすので、
初めから速攻狙いならもう少し早く綺麗な形になるかも。
相手もGTR土台の途中なら、副砲がない場合がある。
速攻で埋められたら困るポイントがあるのを把握しておくこと
速攻を撃たれた場合の対応を練習しておくこと
必要技術は、凝視や早期決着力、副砲の構築力など
たまたま速攻の様な形で相手を崩せても、
たまたまであれば再現性は低いままです。
速攻で狙うべきタイミングが見えたうえで、
2ダブやイバラが撃てるようになるならば、
それは戦術の幅を広げることになりますね。
「最大火力」「見切り力」「早期決着力」「本線発火率」「セカンド効率」
というスタッツの五角形があるわけですが、一度に全部は練習できません。
関連して、並行して伸びる部分は勿論あるとは思いますが、
まずはある程度の目標を絞ってやっていきたいところです。
練習におススメの記事や動画があればご指導くださいませ。
結論としては、とりあえず練習しましょうってことですね。
次回は、今更ながら連鎖の分類について考えてみるお話。
あまり期待はしないで楽しみにしていてくだされば幸い。