新しい型を覚えたばかりの頃は、
うまく組めないのも勿論ですが、
何故失敗するかもわかりません。
失敗の経験を蓄積していくと、
咄嗟の判断で回避するでなく、
予防をしてバトルに臨めます。
おっさん勢の失敗談なんか書き始めたら、
とても前後編などでは収まらないですよ。
前回ぶりです、ヌリトオです。
なんとなくの感じで多重折り風を組むと、
ちょっとこれは勿体ないなとかいう形が、
経験として見えてくるようになりました。
たとえば、前回の図2の場合など。
図1
CCB
CBB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
L字の上を綺麗に組んでいっても、
左一列目で折り返しを発火すると、
Bが多連結で消えてしまうために、
一連鎖分のリソースを損しちゃう。
たとえば下図の様な組み方もそう。
図2
B
CA
DCB
BBB
ACC
AAC
DDD
CCB
CBB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
じゃあ発火を左一列目避けりゃいいじゃんて話なんですが、
GTRに不慣れなおっさんとしてはそこが難しいわけです。
GTRの上部をC→Bと消すと不都合があるわけだから、
B→C→Bと消えるようにすればいいってことになるの?
図1-A
B
DCB
DDD
CCB
CBB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
これだとCBが同時消しになっちゃうし、
図1-B
C
D B
DDD
CCB
CBB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
これだとY字のCを巻き込んでしまうし、
図1-C
CB
BBDD
CCBD
CBBDA
BACADA
BBACCA
AACDDD
Bをカギ積みにすると火種がなくなるし。
じゃあそうかわかった、そもそもCBのL字の組み方が逆か?
図3
CBB
CCB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
この方が形が良い感じですね。
図3-A
BCB
CBB
CCB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
これですっきり収まりそうなので、
図3-B
B
DD
BCD
CBB
CCB A
BACADA
BBACCA
AACDDD
こんな形で伸ばしていけそうです。
でもそもそも、座布団なしにBを多重折りに使うより、
Bは連鎖尾にまわしておいた方が悩まなくて良さそう。
などなど、順を追って考えていけばわかる部分もありつつ、
実戦の最中には当然そんなことを考えている暇はないです。
セオリーとしてある程度の型はあるのかもしれないけど、
とにかく大量の経験を積んでおかないと判断もできない。
目に見えるハードルなのに、そのハードルの遠いこと……