「ネクネク」というぷよぷよ用語はかなり使われていて、だいたい「次の次にくる配ぷよ(ツモ)」という意味と考えられていると思います。
ただ、
場合により「ネクネク」の意味が食い違ったり、とくに「ネクネクを見て組む」という言葉の解釈が分かれたりすることがあるようです。それを明らかにするためにtwitterでアンケートを取ってみました。
組ぷよが落下中のときは、「ネクネク」がどれかほとんど一致していました。
しかし、組ぷよ落下前は、「ネクネク」がどれか意見が分かれました。
そして、「ネクネクを見て組む」という言葉の解釈も違いがありました。
◇ ◇ ◇
「ネクネク」の違いについて考察してみます。
この図は組ぷよの落下中であり、
このときの「ネクネク」は C でほぼ一致しています。
設置した瞬間です。このときに、
●2番目に表示されている組ぷよ C が「ネクネク」である
●もうすでにツモが B であるから、C が「ネクスト」でその次にくるものが「ネクネク」である
両方の見方があるようなのです。
これは、
●あくまで、2番目のスペースに表示されているものを「ネクネク」とする
●ツモの次が「ネクスト」で、その次が「ネクネク」である
ふたつの立場を反映しているように思われます。
あるいは、自分が操作するぷよ(=ツモ)、が意識の上で切り替わるタイミングの違いを反映している可能性もあります。つまり上図の瞬間に、
●まだ A がツモである、と意識している
●すでに B がツモである、と意識している
この違いが結果に影響していることもありえます。
◇ ◇ ◇
もうひとつ「ネクネクを見て組む」の違いについて考察してみます
●1
これはツモ設置直後で、視線はすでに次に降ってくる組ぷよである B に向いているが、
このとき、B だけでなくて C まで見て組もう、というのが「ネクネクを見て組む」である。
●2
これはツモの落下中で、
落下してから出現する D まで見て B の設置場所を決める、というのが「ネクネクを見て組む」である。
この●1と●2の意見があるようです。●2の意見の方が優勢です。
●1は、ツモと次ツモの2手を考慮する、ということであり、
●2は、ツモと次ツモ、次次ツモの3手を、ツモ落下中の一瞬で考慮する、ということです。
●1より
●2の方が難度の高い技術と言えます。
●1は初級~中級者向けのアドバイスでよくありますし、
●2はむしろ上級者の使うテクニックや心構えのひとつと言えそうです。
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この食い違いに対する対処法を考えてみます
まず「ネクネク」ですが、配ぷよ落下中における「ネクネク」はほとんど解釈がブレませんので、
説明図に落下するぷよを入れておけば「ネクネク」で誤解を生じることは少なくなるでしょう。
このときの「ネクネク」は青黄でほぼ一致する。
また、ゲーム開始直前など「ネクネク」の意味がブレやすい場面では、
「ネクネク表示」と言ったり、「ネクネクの青赤」など色を追加することで誤解が防げると思います。
このときは「ネクネク表示」と言ったり「ネクネクの青赤」という方が誤解が少ない。
つぎに「ネクネクを見て組む」の用法ですが、
大部分の場合は、「配ぷよが落下中に現れる新規のネクネク表示を見てから、落下中の配ぷよの設置を決める」という意味で使われているようです。
なので、単に「ネクネクを見て組む」と表現された場合は、そう解釈するのが一般的と言えそうです。ただ、
誤解を避けたいなら「ぷよ落下中に新規に出現するネクネクを見て組む」などと表現した方が良さそうです。
このテクニックに特有の良い表現や用語がありましたらご提示いただけますと幸いです。
初級者~中級者向きに、ネクネク表示も見てほしいな、という感じに使う場合はどうでしょうか。難しいです。
「ネクネク表示も見ましょう」でも良いかもしれませんが。あとは
「ツモだけでなく次のツモも見よう」とか
「ネクストとネクネク、二つのツモを気にしよう」とかでしょうか。あまりすっきりしたものを思いつきません。
「ネクネクを見て組みましょう」と言えば、初級者のうちなら「表示されているネクストとネクネク両方を見るんだな」と捉えると思います。そう解釈すると、上級者の言う「ネクネクを見て組む」を誤解してしまうことになります。
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「ネクネク」という用語にときどき解釈の違いがあるようなのでまとめてみました。
「ネクネク」あるいは「ネクネクを見て組む」というときは、誤解を生じる可能性があり、場合によっては誤解を避ける表現が望ましい、と思います。
momokenさんが、ネク3、と言っているとの情報いただきました。
誤解は生じないし、用語として簡潔で初見で意味わかるし、すごい。