2019

TAにおける飛びにくい形とその考え方。

by
BCD
BCD
前置き
 皆さんお久しぶりです、なんと前回の記事から気づけば1年と2ヶ月が経過していますね。
TAライフ、楽しんでらっしゃいますでしょうか。

 私はといえばそれなりのペースで走り続けてあの記事を書いた当初は89:55だった自己ベストが83:23まで伸びました。
自分についての語りはこの辺にして早速本題に入りたいと思います。


序論
 今回の記事のテーマですが、タイトルにもある通り『飛びにくい形』についてです。
『飛びにくい形』があるということは『飛びやすい形』もあるということです。
『飛びやすい形』といわれてもピンとこないとかもしれませんが、一度は組んだことはあるであろう対戦ではごく当たり前のような形です。
まず以下に例を二つ示します
1

2

 以上二つとなります。筆者はTAに置いてほぼ左折GTR固定で組んでいるので具体例も左折GTRからの展開となりますが、皆さんも一度は組んだことあるのではないでしょうか?

 1,2の形ともになぜ飛びやすいのでしょうか?
答えとしては以下のように伸ばしたときに3,4列目(もしくは2,3列目に)に暴発色が1個でも降ってくると暴発して、本線がつながらなくなってしまうからです。組んだことがある方ならこのような失敗をしたこともあるでしょう。
例1-1                                                    例2-1


 これらの具体例をもとに、まずは『飛びやすい形』について整理して考えてみることにしましょう。
私の考える『飛びやすい形』の条件は大きく分けて三点あります。(重複してる部分もありますが)
その三点とは
・暴発テンパイ
・露出箇所の多い連結
・下3の多重
です。

・暴発テンパイ
 これは非常に単純というかごく当たり前のことです。あと一つ暴発色が置かれた場合暴発する状態のことを暴発テンパイと呼んでいます。
例1-1の場合は青、例2-1の場合は黄色が暴発テンパイの状態となっているわけですね。
当然このような状態から伸ばしていくと上のほうで色が余った場合や最後の発火時のツモの余りなどで暴発しやすくなってしまいます。

・露出箇所の多い連結
 例えば例1の形の場合は青の露出箇所が3マス分ある状態といえます。
このように連結が露出している場所には青を置くことができませんし、伸ばしていく過程でも連鎖が消えた際、そこに青が降ってきてはいけないと考えることができます。要するに伸ばす過程での制約が厳しくなってしまうというわけです。

・下3の多重
 これは飛びにくい形の具体例を示した後のほうが分かりやすいと思うので、後述します。

本論
 それでは今回の本題の『飛びにくい形』について解説していきたいと思います。
まずは例1と例2について、ずばり飛びにくい形を例として先に示しておきたいと思います。
例1-2                                                   例1-3

例2-2

 それぞれ先ほど示した問題点がある程度解決されていることがわかると思います。
これらの例をもとに、私の考える飛びやすい形を飛びにくい形にする方法について紹介します。

・多重を2-2もしくは2-1-1にする
 これは先ほど説明を後述するといった下3の多重が良くないという話とつながっているのですが、例1はそもそも青が暴発テンパイで、暴発すると連鎖がつながらなくなるのが問題だったわけです。なので暴発の原因となっている青の連結を一つ減らすだけで先ほどより暴発しづらくなっていると考えることができます。例1では青の関係が1-3、例1-2は2-2,例1-3は2-1-1になっていると表現することができます。
 このようにそもそも3連結を作らないだけで、暴発しにくくできるということです、当たり前といえば当たり前ですね。

・暴発テンパイをそもそも作らない
 上述した説明とかぶりますが、例2-2は例2とまったく同じ色数ですが、黄色が2,3列目に仮に降ってきても暴発しません。
このように同じ色数でも少し置き方を変えるだけで暴発テンパイを避けることができる、というものです。
(気が向いたら追加で例を示すかも)

さて、ここで別の方法を示すために、もう少しだけ例を追加したいと思います。
例1-4                                                   例2-3

 急に連鎖尾を登場させて申し訳ないのですが許してください。これらもまた別の方法で先ほどの問題点がある程度解決されていることがわかると思います。
 で、具体的な方法ですが。

・露出箇所を他の色で埋める
 例1-4は連鎖尾の赤まで組み上げることによって、青を置いてはいけない場所は3列目のみになります。(まあ4列目に赤青振ってきたらだめだしそもそも3列目の青に気を付けなければいけないことは変わりないけど・・・)
 このようにいざ露出して飛びやすい部分を作ってしまった場合には、早めに問題となりそうな箇所に別の色を先に置いてしまうというのが一つ方法としてあります。

・暴発テンパイの列に別の色を置く
 例2-3はあらかじめ2,3列目に青を置くことによって、黄色を置けるようにしています。
 このように暴発テンパイを作ってしまったとしても、別の色を置くことで少しでも組みやすくする、という方法です。

結論
 最後に一つだけ重要なことをお伝えします。
私が言いたいのは、
暴発しやすい形を毎度のように組まないのではなく、形に選択の余地がある場合は暴発しやすい形ではなく暴発しにくい形を採用するべきなのではないか?
ということです。
基本的にはツモに合わせて組む必要があるので、暴発しやすい形を毎回のように回避するのは難しいと思います。ただ、それと同時に毎回脳死で対戦と同じ形を組んで結果として対戦と同じように暴発しやすくなっているのはもったいないなと感じたため、この記事を執筆させていただきました。
筆者としては、この形はこういう理由で暴発しやすいから暴発しにくい形を組もう、と意識したことによって結果的に暴発しやすい形を組んだ時も割と暴発テンパイなどを意識することによって結果的に暴発が減ったと感じています。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

最後に
 本当はもう少しいろいろ細かいことを言い始めると色々あるのですが、書き始めるとキリもなさそうですし何を伝えたいかがわかりにくくなりそうなのでこのくらいにしておきます。
 後この記事はあまり対戦では役に立たない考え方かなと思います、対戦でも伸ばしの時とかは暴発しにくい形を選択した方がいいかなとは思いますけどね。
 次回の記事はまた1年後とかになるかもしれません、ここまで読んでくださりありがとうございました。
 
作成日時:2023/02/13 20:46
カテゴリ
中級者向け
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