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クロスプレイングのオススメ

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hov/drapom
hov/drapom
■前置き
クロスプレイと言うと一般的な意味で言えば異なる機種間で同じゲームとネットワークプレイできるみたいな意味だと思うんですけれども
今回は「異なるぷよぷよ」を並列的に遊ぶといった意味でとらえさせてもらおうと思います。

最初に言っておくと第一線最上位でプレイしている人、特に競技シーンに深くかかわっている人にはあまりオススメしてません。
最終的にはそのゲームでしか鍛えられない項目ってのはそのゲームをやり込むしかないとも思っているためです。
なので、この記事のターゲットとしては
「ぷよ上位陣として上手くなった自負はあるけれども、詳細な技術の習熟が進まない」
「プレイは重ねているものの、技術的に伸び悩んでいる」
「モチベーションコントロール方法として、現在の種目の腕の下落を最小限にしつつ、異なるアプローチで技術向上を目指したい」

「ぷよぷよシリーズ全てを支配しようとしており、次何を征服しようか迷っている」
などの人です。
まあ単純にぷよが好きな方で、hovというプレイヤーがそのシリーズをどのような視点で考えているか、とか
それぞれがどんなゲームなのかとかの紹介と見て貰って楽しんでもらっても良いと思います。

今回の基準としているのは一番プレイヤーが多い「ぷよスポ通」です。
※どのような技術が流用できるか、といった意味での基準です。
ですが、フィーバープレイヤーやTA走者、スコアラーなどには逆の意味で流用できるような話に極力しています。

どの種目もそうなのですが、慣れない内は「対戦の感覚がズレる」といった事が起こるかもしれません。
あくまで個人的な視点ではありますが、その部分は理論が整っていなかったり技術的に未調整な部分であったりだと思ってます。
感覚がズレる=その部分は知識が確立していないということなので、重点的に習熟を重ねていくことで安定感や技術向上へ繋がります。
なので「すぐさま強くなる必要がない」局面ではプレイスタイルのリビルドを進めてより良いプレイ内容に繋げていけると考えています。


りべさんも仰っていたんですが、ぷよぷよのTAは筋トレみたいな表現をされていて確かにそうだなーと思ってます。
本来の筋トレもそうなんですが、何か1つの用途に適してはいるものの扱いにくい、動かしにくい筋肉になりがちではあるので、
ある意味矯正器具みたいな認識も持ってます。
(当然ですがこれはTAに限らず、他の種目全般に言えます)


・・・前置きが長くなりましたが、そんなこんなでどんな筋トレ種別があるのかってことを、
色んなぷよを渡り歩いてきた知見で紹介したいと思います。
メリットだけ書くと変に胡散臭いのでデメリットも含めて。



■ぷよぷよフィーバー
鍛えられる項目
・連鎖構築技術
・瞬間思考速度

影響を及ぼす項目、デメリット
・ぷよの使用単位
・お邪魔ぷよ算

個人的にオススメしている種目がこちら。
ぷよ通と比べてもかなり奥深いと思ってます。
根拠としては
・フィーバーという要素
・多ツモの連鎖構築技術要素
・キャラ差要素
という3つが思考の軸を通以上に増やしてるためです。

中盤一つとっても
「自分のゲージ」
「相手のゲージ」
「相手の副砲量」
「相手の本線量」
「自身のリソース量」
「自身のフィールド状況」
「降らせた後・相殺当てられた後の状況」
・・・etc
などなどを統合的かつ瞬間的に考えた上で打つ・打たないの判断が必要で、
コンマ数秒で判断するのは非常に難しいですが、その部分が面白いと思っています。
合わせて多ツモキャラクターならば撃たせた後のフィールドの伸ばしのしやすさだったり、
この先のツモパターン予見だったりと更に要素が加わります。

フィバ来歴の通やる人が基本連鎖技術高くて強くなるのが早いのもそこだと思ってます。
特に連鎖技術向上の観点で伸び悩んでる人は是非やりましょう!

(My動画)
ぷよぷよフィーバー たった15秒の神伸ばしで5→14連鎖ダブルに組み上げ大逆転❗❗

少し余談ですが、逆にフィーバーで伸び悩んでいる人は通をやるべきだとも思っていて、
中盤や本線構築の幅が広がるのでこちらもオススメしてます。


■TA(100万TA、1000万TA)
鍛えられる項目
・連鎖の安定感
・基礎連鎖技術の向上
・最上部判断
・最上部の連鎖構築技術向上(大部分)
・色配分技術

影響を及ぼす項目、デメリット
・中盤向けの連鎖構築
・最上部の連鎖構築技術(14段目使用)

とこぷよでもそうなんですが連鎖構築をひたすらに習熟するのはどんなぷよでも必要だと思っていて、
単なる修行であったとこぷよをよりゲーム性を高めたのがTAだと思ってます。

形が中盤に寄り過ぎて連鎖数が伸びにくいな~とか本線スタイルの確立とか目指している時にやり込んだりしています。
そうじゃなくてもとこぷよ的な扱い方もできる部分は多いので、メリットはかなり多いと思います。

TAの動画はそこまで良い内容でお出しできるものが無いのでふぃあねさんの動画をみましょう!!


■通スコアアタック
鍛えられる項目
・手順知識の向上
・凝視力(凝視頻度、凝視判断)
・最上部連鎖構築
・最上部判断
・メンタル(人による)

影響を及ぼす項目、デメリット
・まわし
・対応
・ゲームスピード(おじゃま落下速や落下アニメーションなどによるぷよのサイクルの遅さによるもの)

異種ゲームの中では異色なゲームになりつつあるぷよ通スコアアタックですが、、
未だにその役割や技術向上部分の恩恵は相当にでかいと思っています。
特に、大連鎖時代のぷよぷよeスポーツにおいては、「最上部判断」「最上部連鎖構築」といった部分がデカいです。
ここで言う最上部判断とはこの形は飽和が低い、この形は最上部で暴発させやすい、といった知識から得る判断を指してます。
他にも「凝視力」といった部分ですが、ゲームスピードがぷよスポなどと比べて低い事も相まってとにかく凝視力が重要です。
2Stage以降、相手の連鎖と相手のNEXTからどの部分をどのタイミングで消してくるか?といった部分の見極めが生き死にを分ける部分があり、
「凝視の頻度の癖」を付けたいといった人には是非オススメしたいです。

ACぷよ通の頃はゲームスピードや回しの部分でもおおよその一致はありましたが、
今となってはどちらも大幅に異なる為その部分で悪影響を及ぼすこともあります。




■ぷよ通・初代ぷよRTA・初代ぷよ対戦

鍛えられる項目
・マルチ構築技術
・(RTAの場合)メンタル
・セカンド
・(初代対戦・RTAの場合)お邪魔量判断

影響を及ぼす項目、デメリット
・対戦感覚全般

とにかく速度が求められるRTA・初代ぷよですが、中盤におけるマルチ作成技術には非常に役立ちます。
相手を殺しきれる量の判断を的確に判断し続ける必要もある為、そういった部分にも技術向上が望まれると思います。

ライトに遊ぶ分には特にメンタル的に厳しくなる、といった部分も多くは無いのですが・・・
記録狙いで延々とリセゲーを続けていくとメンタルがゴリゴリに削られます。

セカンド向上に関しては限定的な部分も多いですが、
短い手順で連鎖数・連結を増やしたり、より効率的な連鎖ルートの発見などで役立つシーンが多いとは思います。



■おわりに
夏も終わり、満喫し切って楽しみだったRTAinJapanも終わり。
ふと振り返るといつの間にか仕事に忙殺されていました。
本当はNoteで色々と振り返る記事を書こうかとも思っていたんですが、
いつの間にかもう9月中旬。フィーバーリーグの時期になり練習に追われて何もできませんでした・・・。
(実のところ8割できていたのですが、時期を逃したのでお蔵入りです。悲しみ)

そんなこんなで色んなぷよ触ってきて、色んな知見を得て、
そういった視点から書ける内容って結構あるな、と思い記事にしてみました。

思え返せば・・・初代対戦、通対戦、フィーバー対戦、初代、通、SUN、よ~ん、フィーバー、
ぷよスポACスコアタ、ぷよスポTA、ぷよテト2ちびぷよスコアタ、
初代RTA、通(SFC2種、AC)RTA、よ~んRTA・・・とどんだけ手を広げて来たんだと・・・。

流石に手を広げ過ぎているとも思うんですが、
手掛けるたびに少しずつ総合的なスキルの幅が広がっているのを実感するので、
瞬間的に感覚的なズレが出たとしても、長い目で見た際に強くなったなとか、
発想の幅が広がったな、と思う事の方が多くなりましたね。


僕自身は非プロではあるんですが、プロ以上の事を出来るとしたら何ができるかなーと思いつつ。
色んなぷよの面白さを少しでも伝えていければこのゲームに対する恩返しのような事ができるのかなと思ってます。

割とぷよらー自体一つの競技に打ち込む方が多い傾向だと思うので、
他にやる人がいないからこそ自分がやろうといった精神で、マルチに活動していけるぷよらーとしてやっていきたいと思っています。


今後も色々なぷよを触っていってその良さを広められるような活動をしていきたいですね!
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
作成日時:2023/09/17 17:23
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