ぷよぷよにストレスを感じているあなたに向けた記事です。
はじめに
ぷよぷよでは目指すべき方向によって、やるべき内容や得られる成果が変わってきます。
あなたが求めているのが「強くなりたい」「上手くなりたい」のどちらか、自分でわかっているでしょうか?
この記事を読むことで目的を明確にし、ストレスが軽減されることを願います。
記事の要点
上手くなりたい人はレートや勝ち負けにこだわるよりも、自分が組みたい連鎖を組めたときに喜びましょう!
強くなりたい人は勝つためのトレーニングをして、連鎖や形へのこだわりは後回しにしましょう!
あなたはどっち? 強くなりたい人と上手くなりたい人の特徴
強くなりたい人の特徴
・勝てれば良い
・レートが増えることが何より嬉しい
・反復トレーニングが得意
・どちらかと言えばRTA派
・コンプリートよりも効率重視
上手くなりたい人の特徴
・大連鎖を打てそうならリスクを負ってでも伸ばす
・会場が湧き上がるプレイをしたい
・たくさん褒められたい
・どちらかといえばスコアタ派
・効率よりもコンプリート重視
※必ずこの通りではありません。
強い人の定義
ここでは試合に勝てる人を強い人とします。
そもそもぷよぷよは、相手の3列目を12段目まで埋めたら勝ちです(通ルール)。相手の実力にも依りますが大連鎖を組めなくても勝てます。
17連鎖を打って勝っても、単発を打って勝っても同じ勝ち。連鎖技術は勝つための手段のひとつに過ぎません。
ここで補足
レベルが高くなればなるほど勝つために必要な要素は増えます。だから大連鎖を組む力が要らないと言っているわけではありません。
ただし、ぷよスポswitchのレート3200くらいまでは大連鎖打てなくても到達できるはずです。
勝つ為の方法を分解して考える
勝つためには相手の3列目を埋める必要があります。
そのための方法として、次のふたつが挙げられます。
① 相手が打てないタイミングでおじゃまぷよを送る
② 相手より大きな連鎖を打つ
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
① 相手が打てないタイミングでおじゃまぷよを送る(攻撃型)
単発、イバラ、潰し(2ダブ等)と呼ばれる戦い方です。
ここで重要なのが相手の状況をみる力です。
極端な話、相手の3列目が11段目まで積まれていれば、ぷよぷよ4つを消す単発でも勝てる可能性があります。
(相手が例え17連鎖を組みきっていても、1連鎖で勝てます)
他にもノータイムで大量のおじゃまぷよを送るイバラや、短い時間で大量のおじゃまぷよを送る潰しがあります。相手が組み切る前に攻撃をする速攻なども有効な戦術です。
これらの戦術は組み合わせて使われることが多いです。
例)単発でおじゃまぷよを降らして相手の動きを封じる→2ダブで攻撃
いずれにせよ相手が連鎖を打てたら劣勢になるため、攻撃するタイミングが重要です。
② 相手より大きな連鎖を打つ(火力型)
お互いに大連鎖を打ったとき、得点の高い方が勝ちます。
本線発火時のぷよの置き方ひとつで、最大10,140点の差が出ます(1連鎖め5連結の19連鎖vs.19連鎖目5連結)。
勝つために必要な大きな連鎖と言うのは連鎖数ではなく、得点です。
ただ本線を組み進めるだけでは攻撃されて負けてしまうので、相手の攻撃を封じるか対応する必要があります。
そうするとたくさんの技術が必要になるので、①よりも習得までに時間が掛かります。
個人的なオススメの順番は、②(11連鎖以上打てるようになるまで)→①(レート3000が安定するまで)→②です。
※諸説あり
強くなるための要素を分解
・形を身につける
攻撃型でも火力型でも、本線がなければ不利になりやすいので、最低限土台の技術は必要です。ただし、1種類だけ組めるようになれば十分です。好きな土台を使えるまで練習しましょう。
加えて攻撃の形をいくつか覚えて使えるようになりましょう。イバラ(2色同時連結単発)、2ダブ、2トリ、連結2連鎖、3ダブ、5連鎖、5ダブまで覚えたら強いです。
・凝視力を鍛える
相手の状況を知ることで、攻撃していいタイミングがわかるようになります。
連鎖技術が低いと凝視しても相手が何をしているのか分からないです。それでも大連鎖を打てそうかどうか見るだけで勝てる確率がグッと高くなります。
凝視の練習方法として、リプレイを見ながら相手の動きを分析したり、CPU相手に同じ連鎖数で相殺する練習などがあります。ぷよぷよ通のスコアアタックもおすすめです。
余談ですが攻撃をする前に動作を遅らせるプレイヤーも多いので、何をしているか分からなくても相手の動作が遅くなったら同じように自分の動作を遅らせると揺さぶれます。
・本線構築力を高める
大連鎖を打てるように、連鎖の設計図を頭にいれましょう。
思い描いた通りの形を組めるようになるまでひたすら練習です。
CPU相手に連鎖縛りで練習したり、1000万点TA等でたくさん練習しましょう。この段階で速く組む必要はありません。
慣れてくれば設計図から多少形を崩しても繋げられるようになります。
初めのうちは綺麗に組むことを、出来るようになったら汚くてもいいので繋げることを意識しましょう。
・手順を最適化する
最終的に出来上がる形が同じでも、手順によって隙が大きかったり効率が悪かったりします。
相手に攻撃されない(もしくは攻撃に対応できる)ように、手順の最適化をしましょう。
オススメはCPU対戦、1000万点TAの他、ぷよパークさんなどの連鎖シミュレーターです。
全てのツモをハチイチと捉えると、置くべき場所が発現します。ぷよの捌き方と言ったりもしますが、左右に散りばめながら適切な箇所に置けるようになると、隙のない且つ大連鎖が狙える良い盤面になります。
ひたすらに頭を伸ばし続けるだけの一辺倒にならないよう注意しましょう。
・速度をあげる
攻撃力は持っているぷよの量で決まります。そのため対人戦では最低限の速さは必要です。
速さのトレーニングは10万点TA、30万点TAがオススメです。
タイムアタックを繰り返すことで、より早く高火力な連鎖が組めるようになります。
ただし、タイムアタックだけに取り組むと頭伸ばしになりやすいので注意しましょう。
・対応力を身につける
ここまでくると相手の攻撃もある程度見れるようになるので、それに対応する練習をしましょう。
大きく分けると次の3つです。
①即本線で勝つ(セカンド込み)
②相手より大きく打って勝つ(伸ばし込み)
③相殺で軽減してぷよ量で勝つ(その後の副砲込み)
③はジリ貧になることも多いので、追撃がありそうな相手には①か②を選択しましょう。
ここで必要なのは、量計算の力です。相手の攻撃がどのくらい強くて、自分の攻撃がどのくらい強いのかを見誤ると一気に不利になります。
オススメの練習方法は対人戦です。実践を通じて量計算を意識すると、段々と感覚でわかるようになってきます。
適切な対応が出来ると、相手もむやみに攻撃してこなくなります。
上手くなるための考え方
ここで言う上手い人の定義は、色んな状況で連鎖を繋げられる、大連鎖が組める、様々な土台を使いこなせる人です。
魅せプレイが出来るのも上手い人です。
上手くなるためには大量の知識が必要です。
より多くの土台を知り、実際に組めるように1000万点TAなどで練習しましょう。ぷよパークさんなどの連鎖シミュレーターもオススメです。
大連鎖を追い求めることも重要です。
14連鎖を組んだとき、我慢しきれずに発火していては成長が見込めません。残ったフィールドの中で+1連鎖出来ないか、ギリギリまで自分を追い詰めることで新たな境地に達します。
繰り返すうちに同じ連鎖数なら余裕を持って組めるようになります。勝敗よりもロマンを求めましょう。
また掘りの技術も習得しましょう。
謎ぷよを解くことでおじゃまぷよの活用方法を理解したり、対人戦でおじゃまぷよを受けた後に下まで繋げる方法がないか考えると良いです。豊富な知識から繰り出される掘りの技術は、大会などで会場を沸かせること間違いなしです!
眠たくなってきたので雑になりましたが、上手くなりたい人は勝ち負けにこだわるのを辞めることをオススメします。
強くなりたい人が最短距離で練習しているのに、楽しく遠回りして全回収しているようなプレイヤーが勝てるほど甘くないです。
それなのにレートにこだわることで、勝手にストレスを溜め込んでいるのは虚しいと思いませんか?
とはいえ、やっぱり勝てれば嬉しいもの。
長く続けていれば地力が上がっていくので、それに伴ってレートも高くなっていきますよ。だから今のレートにとらわれすぎないように、もっと気楽にやりましょう。
楽しいぷよぷよ、あなたが楽しむことが何より大切です!
おやすみなさい。