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SAKI式について調べてみよう その8

by
ヌリトオ
ヌリトオ
SAKI式の手順がどういうことなのか、
もう少し踏み込んで考えてみましょう。

理解が進めば、先折りGTRから連鎖尾を積む際にも、
手順として参考にすべき点がありそうな感じがします。


前回も少し触れましたが、
まず初手AABB、あるいはABABのときは、
2,3列1,2段目に横2を重ねて、
右折りに向かう形になっていきます。


で、問題はこの後の話。

たとえば3手目AAのときは、12ちぎりか、


4手目によっては、折り返しに使うか、


からの、右折りGTRをメインに見ていけば、
それほど大きくずれてはいないと思う。


たとえば3手目ABのときは、1縦で横3を重ねれば、


右折りGTRで良いし、やろうと思えば、
左折り新GTRやメリ土台などもできる。


じゃあ、3手目ACは?

そも、何故私の手順が外れているかを考えるに、
初心者が基本として学んだ積み方と差異がある。
色々なサイトや、初心者向けの座学や知識だと、
平らに積む、高さのバランスを良くしようとか、
谷が大きいのは良くないとか、端を高くだとか、
そうやって学んだ経験は皆さんありませんかね。

初心者向けの理屈からしたら、
2縦はなんとなく不安になる。


平らじゃない、2列目だけ高い、
1列目に4段分の谷で端が0段。
学びが拒否反応を示してしまう。
でもそれは、初心者用の学びで。


平らに積もうと思ったら、
そりゃ1縦に刺しますよ。


実際この手順でも、続くツモが良ければ、
そう問題なく連鎖尾っぽい形に仕上がる。


問題ないケースもあるからこそ、
うまくいかない場合のことから、
目をそらしてしまうのかもとか。


具体例を挙げてみるなら、
ここから次手がABだと、
それでもう形が悪くなる。


2縦なら繋がるけど連鎖尾がちょっと積みにくい。


12横だと端の段差はないけど赤がもう1個必要。


左右逆の12横だと連鎖尾がもっと積みにくい。


4手目のABを見てから3手目のACを動かせる技術があれば、
左折り新GTRにするという手がなくもないけど大変そう。


折り返しに使うと全消し逃すし赤の必要量が多い。


ちなみにこれ実は、ちょうどいいサンプルが、
ここの1試合目にあります。御笑覧ください。
2P側は4手目で一瞬悩んでから置きますが、
1P側の「手順」で解決できているわけです。


この手が、2縦からだとどうでしょう。


ネクストABね、じゃあ1縦で。


万事解決です。素晴らしい。
こういうことの積み重ねが、
受け入れの広さなのかなと。

そういうわけなので、少々時間はかかりますが、
ある形から受け入れられる配ぷよがどうなのか、
いくつかじっくり見ていってみようと思います。


何故初心者に平らに積むことを薦めるかというと、
連鎖の組みやすさもそうですが、ちぎりを減らし、
速度を落とさず積めるという理由もあるでしょう。

逆に言うと、一見4段分の谷で悪い形に見えても、
縦置きの受けが多い積み方になっているのならば、
ちぎらず、速度を落とさず積めるので問題がない。
という理屈になるんではないかなと思うのでした。
作成日時:2024/10/05 22:44
カテゴリ
連鎖
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