アドカレの波に乗って並走も賑わっていて何よりです。
こちらは
#ぷよらーアドカレ2024並走部 でお送りしております。
アドカレ企画の記事にあります通り、
「ぷよぷよというコンテンツに1ミリでも関連性があれば何でもOK」ですので、
並走して色んな人の色んな話を聞かせて欲しい。
puyo-camp.jp/posts/185957
さて、先日のゆうきさん(いちプレイヤーとして敬意を込めてさん付け)の記事で、
さいきょうの「ゆうすぺ」が紹介されていましたので、そちらの話でも。
詳しくは
元の記事をご覧ください。
上級者の経験と発想と実戦から生まれた形の有効性について、
何をどう考えて仕上げていったのかはさっぱりわかりませんが、
初級者なりに気がついたところでもつらつらと書いてみようかと。
・すごいポイント① 4列クッション
GTRをやり始めた初心者は、あるいはことによると中級者でも、
フィールドを左右に3列3列で分割して捉えてると思うんですよ。
それ自体は別に悪いことではなくて、
GTRの折り返しや連鎖尾の構造、
3列連鎖尾と対になる3列多重折り、
U字を視野に入れた連鎖構築などから、
むしろ仕方ないというか当然のやり方で。
加えて、GTRやりはじめの練習の段階では、
折り返しだけ、連鎖尾だけ、多重折りだけ、と、
ブロック毎に分解しての反復練習もするでしょう。
そうすると無意識に、3列を使った連鎖構築が刷り込まれる。
はじめから4列分を使う想定の連鎖を組んでいくというのは、
その意識の壁をひとつ乗り越える必要があるのではないかと。
・すごいポイント② 実践的
ご本人も書いての通り、中盤を戦えるパターンが複数あります。
さらっと書いてますけど、これはやはり凄いなあと感じました。
中途半端にぷよぷよを知った気になった初心者(私含む)とか、
シミュレータいじるのが楽しい時期のあるあるだと思いますが。
完成形はまあ大連鎖だけど中盤の手が本線しかないとか、
一見良い形だけどやたらと色の偏りが必要になるとか、
強そうな構えには見えるけど実際どんな手順よとか、
理想形だけ見てニコニコした経験とかありません?
私はあります。でもそれも大事な時期だと思う。
そうではなく、ちゃんと使える形として提示されています。
自身の技術と経験に基づいて、未知の積み方を検討し、
新しい形が実戦レベルに仕上がってるというのは、
実は結構大変なことなのではないでしょうか。
・すごいポイント③ 途中経過も強そう
実際の盤面では、配色や手順によってどの部分から完成するかは異なりますが、
上級者ならではの構えというか、複数の連鎖を保持したのばしもしやすい感じ。
ここでは本線と多連結2連鎖があるし、
ここではすぐ3連鎖にのばせる2連鎖があるし、
ここでは赤黄の2色発火の3連鎖を持ちながら、
1,2列目に欲しいクッション色を待てるし、
4列クッションが完成したらしたで、
大きめの対応しても座布団1枚残せるし、
クッション部分の連結を足せば、
対応の後ろの連鎖を大きくできるし、
色のかみ合いによっては6列目からも崩せるし、
できる人には色んなことができそう。
あとついでに、連結を増やすと19連鎖は難しいですが、
座布団や連鎖尾下段の連結がうっかり増えてしまっても、
雪崩も増やせば平らな第二折りを組んだりできそうです。
・すごいポイント④ 横2による受けの広さ?
ケニー式よりちぎりや無駄消しが少なくてすむ、
と、これもさらっと1行だけで書かれており、
実践と経験から得た答えなのでしょうけど。
これには横2の形も関係するのかなとか。
実際の手順ではこんなに平らにはならないでしょうけど、
kenny式の途中経過では、こんな形からカギ積みを乗せる。
対してゆうすぺでは、こんな形からカギ積みを乗せます。
ちぎりや無駄消しが少ないということはつまり、
受け入れの多い状態が多い、と考えられそうです。
たとえば座布団の上には、3色のどれでも置けるという点で、
受け入れが広く、その故に扱いやすいということでしょうが、
そもそも受けが広いとはどういう状態を指しているのだろう。
そこに踏み込むと話がややこしくなりそうなので、ここでは、
色んなパターンの組ぷよに対する置き方の選択肢が多い盤面。
ということにしておきます。異論などはむしろ歓迎しちゃう。
で、座布団の上に色々置けるのはそれはそうとして、
今回の場合、カギ積みを前提に考えることになります。
つまり、「隣接する2列に異色を置く」のが基本形です。
その前提のうえで、上記の2図を見比べるならどうだろう。
実際のところ、カギ積みの型を乗せるのは、
kenny式では2~6列目、ゆうすぺでは3~6列目なので、
受け入れの多寡を厳密に判定できるわけではないのですが、
一つの考え方としてお考えいただければと。
さて、まずある配ぷよをフィールドにどう置くことが可能かを考えると、それは22通り。
「1列目から6列目のいずれかに」
「縦に置くか横に置くか」
「上下、あるいは左右のどちらが軸ぷよか」
というのが、置き場所の選択肢の全てとなります。
そのうち、カギ積みを優先的に組みたい場合、
ゾロ目を除く組ぷよはまず横置きする割合が多いでしょう。
2図を見比べた際に、上部に露出している色が横に連結しているか、
あるいは連結していないか、という違いは、見て取れる部分ですね。
kenny式の3~6列目は、赤黄赤黄と並び、
ゆうすぺの3~6列目は、赤赤黄黄です。
ここにたとえば、赤と何かの組ぷよが降ってきた場合。
kenny式は赤を置く場所が4,6列目に限定され、
必然的に組ぷよの対の色はその隣になります。
ゆうすぺは赤を置く場所は5,6列目に限定されますが、
赤黄であっても4,5列横置きはできますし、
赤緑、赤青も4,5列横置きはできるうえに、
5,6列横置きなら、左右をどちらにするか、
ネクストに合わせて選択することが可能です。
きちんと確認したらその差がどれほどあるかわかりませんが、
置き方を選ぶ余地が多い場合がある、ということは、
組みやすさという点で重要かもしれません。
他にもなんか気がついたことがあった気がしたんですが、
長々と書いている間に忘れてしまいました。メモは大事。
絶対なんかあったんだけど、長くなったからいいか……。