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初めての大会開催の記録・感想(東海学園大学)

by
okamura
okamura
東海学園大学経営学部でスポーツマネジメント担当教員(准教授)をしているOkamuraと申します。

この3月、私のゼミで初めての「ぷよぷよ」eスポーツ大会を開催しました。本大会は、地域貢献活動の一環として、ゼミ生の一人が「eスポーツで地域交流をしたい」と提案したことがきっかけで企画がスタート。翌週には、その学生が作成した企画書の中から、当時私が動画視聴にハマっていたこともあり、「ぷよぷよ大会」の開催を教員権限で決めさせていただきました(笑)。

eスポーツ大会の企画運営は私にとっても初めての経験でしたが、経営学部のゼミらしく、マーケティングやイベントマネジメントのフレームワークを活用。関連法令(著作権法、風営法など)の確認から、ターゲット、コンセプト、プロモーション方法、必要資源、スケジュール、当日の運営方法まで、綿密な計画を立てていきました。この計画を上司にプレゼンしたところ、予想に反して大賛成してくださり、開催に必要な予算をいただくことができました。

それからは、学生たちと急ピッチで準備を進めました。セガ様からの大会開催許諾を得た後、参加者募集のチラシを作成し、近隣の小学校や自治会、市役所に配布。私自身も市のスポーツ審議会委員長としてのつながりや、子どもの友人にも声をかけるなど、参加者増のために奔走しました。学生の中にはスポンサー集めに挑戦した者もおり、驚くことに2社から協賛品を提供いただくという快挙も成し遂げました。こうした努力が実を結び、当初の想定を超える40名の地域住民の方々からお申し込みをいただくことができました。

大会を盛り上げるには実況と解説が不可欠でしたが、学生に詳しい者がいなかったため、やむを得ず私が担当することに。ゲーム実況の経験はありませんでしたが、ストリートバスケットボール大会でのMC経験を活かし、ノリと勢いで乗り切ろうと心に決めました。

内心は不安でいっぱいでしたが、いざ当日を迎えると、なんと東海地方のトッププレイヤーであるnaru選手とくるみ選手が会場に駆けつけてくださり、解説やエキシビションマッチで大会を大いに盛り上げてくださいました。まさに奇跡のような出来事で、お二人のご協力のおかげで、大会は無事に成功裏に終了することができました。

参加者の年齢層は5歳から50歳代までと幅広く、親子でチームを組んで参加される方が多かったのも印象的です。参加者からは「ぜひまた開催してほしい」という声を多くいただき、地域貢献という所期の目的を果たすことができたと実感しています。今回の大会を通じて、「ぷよぷよ」が持つインクルーシブスポーツとしての価値、そして世代間のコミュニケーションツールとしての価値を改めて強く感じることができました。

また、この大会の企画運営は、学生たちにとっても貴重な学びの場となりました。普段の講義では得られない、実践的な経営学(特にマーケティング)を学ぶ機会となり、企画運営過程での失敗や困難を乗り越える経験は、彼らにとって大きな成長につながったことと思います。
今回の大会を契機として、「ぷよぷよ」eスポーツの普及、そしてそれを通じた地域活性化に今後も積極的に取り組んでいきたいと考えております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


ちなみにこのイベントが開催された1週間後、噂や評判が口コミで広まったのか、自治体や企業、あるいは近隣の学校からeスポーツイベント開催の依頼がありました。
今後、以下のような会場および日程でぷよぷよeスポーツイベントを開催することになりました。順次、イベントの案内をさせていただきますので、ふるってご参加ください。運営にご協力いただける方も募集中です。

東海学園大学ぷよぷよeスポーツ学生大会(参加者募集中)
日時:6月8日
場所:東海学園大学みよしキャンパス
対象:高校生、大学生、専門学生対象


東海学園大学eスポーツフェスタvol.2(6月から募集開始)
日時:7月13日
場所:イオン三好店セントラルコート
対象:制限なし
共催:イオンモール三好店
後援:みよし市教育委員会
更新日時:2025/05/21 05:54
(作成日時:2025/05/21 00:36)
カテゴリ
日記
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