第2回AC初代ぷよ頂上決定戦 傑作選
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32676502
初代ぷよは1試合、ツモ数で言えば20手前後、時間で言えば30秒で決着がつく超ハイスピードバトル!
そのため一手一手が試合を左右し、
選手の思考・読み、ぷよぷよの楽しさ・奥深さがたった30秒に詰め込まれています。
本投稿では初代ぷよ独特のルール、用語について説明します。少しでも初代ぷよの動画視聴に一役立てるように、そして楽しさを知ってもらえたらなと思います!
【初代ぷよルールについて】
初代ぷよは通ルールとは違い、相殺システムがありません。
これは一般的に知られていることですが、その他細かいルールの違いとして
・ネクネク表示がない!
・全消しがない!
・クイックターンがない!
・おじゃまぷよのおつりがある!(画面外に出たおじゃまぷよは次の予告に持ち越されてしまう)
・左回転が存在しない!(ACのみの仕様)
以上のことから、
いかに相手より先におじゃまぷよを送り、窒息させるかが初代ぷよ対人戦において重要であり、白熱したスピードバトルになる所以です。
相手のフィールド(12×6)が完全に埋まるおじゃま量を「完全致死量」といい、基本的には72個のことを言います。
また岩ぷよ2個(60個)程度のおじゃま量は「不完全致死量」といいます。
初代ぷよの基本として、相手より速く連鎖が終わるか、完全致死量なのか、フィールドにぷよ(ごみぷよ)が残っているのかを判断して連鎖を組みます。
場合によっては速度を優先した不完全致死量が有利であったり、はたまた後打ちであっても相手が不完全致死量なら窒息せずに勝ててしまったり。
初代ぷよの試合はこうしたプレイヤー同士のアツイ読み合い・駆け引きが短時間でありながらも感じ取ることができます。
【今日から使える解説用語】
通だけじゃなく、初代ぷよも奥深いなあ!! ちょっと動画見てみるか!!!
そして実際に動画を見てみると、通とは違った、初代独自の用語が飛び交う場合があります。
おつり?デスツイン…?魔の三角コーナー????
これら以外にも実況解説に使われる用語について説明しますので、今日からバンバン使っていきましょう!
ー初代ぷよのシステム関連
「おつり」
13段目まで埋まっている列におじゃまぷよが降った場合、そのおじゃまぷよは降らず次回のおじゃま予告に繰り越される。
例えばこの状態で1、2列目に1個づつおじゃまぷよが降った場合、おじゃまぷよの数は減らず、次のぷよを置いたときに再度おじゃまが降るようになる。
「赤玉」
通でいう岩ぷよのことで、おじゃまぷよ量でいえば30個。
赤玉2個であれば不完全致死量など、パッと見の致死量判断に用いられる。
ー操作技術関連
「キャンセル」
ACのみの仕様。
通のキャンセルに似た挙動を示す。
回転キャンセルや縦キャン、横キャンなどがあり、速度が重要な初代ぷよにおいて勝敗を分ける操作技術である。
(見た目もカッコよく、決まると気持ちいいが、やられるとたまったもんじゃない)
「回し」
ぷよ設置までの時間を稼ぐ技術。
ACでは右回転ボタンしか存在しないため、右回転ボタンをひたすら連打する。
だいたい4回転までは延命することが可能である。
回しますと宣言してから回し始めるプレイヤーもいる。
「浮かし」
限定条件下において右入力を入れっぱなしで右回転ボタンを連打すると、回しよりも長く時間を稼ぐことができる。
左より右側の壁の方が高いくぼみが存在するとき、くぼみの上で右入力しながら右回転ボタンを連打することで浮かすことができる。
この技術を習得しているか否かで勝敗が決まってしまう場面も少なくはない。
浮かしますと宣言してから浮かし始めるプレイヤーもいる。
これら「回し」と「浮かし」の詳しい内容については
http://ch.nicovideo.jp/kudara/blomaga/ar1369361
ーフィールドの形状関連
「デスボックス」
おじゃまぷよを受ける際に、1、4列目、もしくは、2、5列目に2段以上のごみぷよが残り、回すことができる範囲が制限されている状態。
不完全致死量のおじゃまぷよでも、回しの回数が減ってしまうため不利になりやすい。
「デスツイン」
おじゃまぷよを受ける際に、2、4列目に2段以上のごみぷよが残り、回すことができない状態。
クイックターンがないため、この状態になってしまった場合は自由落下することでしか時間稼ぎができない。
「魔の三角コーナー」
おじゃまぷよを受けた際、上部のフィールドが図のような三角形の空間になっている状態。
なぜこの三角形が恐ろしいかというと…教えてあげないよ。ジャン
ではなく、AC初代ぷよにおいて回転方向は右にしかないため、このような左側が低い三角形の空間では回すことができない。
この状態になると為す術もなくぷよが設置されてしまうため、避けなければならない形である。
「凸る」
3列目にごみぷよが残ってしまっている状態。
初代ぷよにおいて3列目の管理は重要であり、ここに置かれているぷよの数によって完全致死量のハードルを下げてしまうことになる。
図の場合だと、60個で完全致死量になってしまい、さらに回しを行える回数も減少してしまう。
パッと思い浮かんだ、初代の対戦動画に用いられる用語をざっくり説明してみました。
この他にも分からない用語や、おすすめの対戦動画は?初代対戦してみたいので組み方教えて?などなど、気軽にコメントやTwitterにメッセージを送ってみてください!
この記事を読んだり、動画を見たりして少しでも初代ぷよに興味を示していただければ、こちらも嬉しく思います。
それでは、良きぷよライフを!