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ぷよテトパーティー通から見るコミュニティ大会

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10/13(土)参加されました各位、お疲れ様でした。
優勝したdeltaくんおめでとうございます!


レポートについては運営側でごちゃごちゃ動いてた人よりも、参加者側で純粋にワイワイやってた人の方が参考になると思うので皆さんどんどん書きましょう。
ちなみに僕は予選落ちしてずっと決勝トーナメントの実況をしていました。ファンのみんなごめん。
それとももしかして、永遠に喋ってた方が喜ばれる?



というわけで、ひとまずは喋ることに関して。


・相変わらずリアルタイム実況に向いていないゲーム
プレイ中の選手に聞こえる状況の喋りがめちゃくちゃ難しいんですよね。完了形で常に喋らないといけない。
まだ起こっていない事象は「これは5連鎖か?」のように必ず疑問形で留めたり。
「本線を撃った」すら両者が動き終わった後にしか言いたくないので、「大きく動いた」と言い換えたり。
自分が場況を見て想定していることはそのまま選手の判断材料になってしまうので、リアルタイムな翻訳技術が必須になってきます。


ここらへんは設備環境次第でしょうね。選手に聞こえないように遮音ヘッドホンを用意するか、
ディレイかけた配信を用意してそちら側だけで喋るようにするか。やり方は色々ありそうです。




・身内ノリとオフィシャルさ
毎回一番難しいところなんですよね。TPOというか。
ネタの挟み方のさじ加減みたいなのはTomが一番上手いと思っていて、場に応じた喋りは彼が適任だと思うんですけど最近マイク握る姿見ないですね。


ぷよぷよのコミュニティ大会の成り立ちってもともと身内の寄合でして。
ネタの通じる深度というか、「共通認識」が多いから比較的適当なこと言って盛り上がれるし、そういう雰囲気での喋りを求めてる人って多いと思うんですよね。
ぷよテトパーティーについては、プロの主催大会とはいっても元々のコミュニティの系流を引き継いでいて、アットホームな雰囲気だなと思っています。
だからこそ、参加者にぷよキャンやTwitter見てる人が多いだろうからさかすくんの凍結を引き合いにしたりとか、適度に「身内ネタ」は挟むわけです。


ただ、やっぱりこれは一般的大多数から見てしまうと寒いんですよ。今後規模が大きくなるほど、話に取り上げる題材はオフィシャルなものを元にしなければならない。
今回参加した完全新規からしてみれば、自分のわからないネタばかりで周りが盛り上がっていたらどうしてももやもやしますよね。
そういった面でも、普段はどういう活動をしてるとか、せめておいうリーグで何級とか、公的に個人を掘り下げる内容が多い人は喋る上で助かりますね。




・キャスターをやるにはコミュニティの情報が必要
上記の理由より、現地での単独実況って本当に前提知識が膨大に必要になるなと思いました。
自身が解説の役割を果たすと、選手に情報を与えてしまう。試合をリアルタイムで掘り下げるわけにはいかない。
けれども間を持たせるために、常に何か喋る必要はある。でも身内ノリになりすぎるのは良くない。
すなわち、選手の情報や各地大会の情報のような引き出しをできる限り多く持っておかないといけない、となるわけです。


当日はあめみやくんがちょうどいたので、折角だから実況やらない?って誘ってみたんですが、自信がないってことで遠慮されてしまいました。
リアルタイム実況の難しさや、コミュニティ大会や選手への情報の少なさあたりが彼に二の足を踏ませちゃったのかなーと思っていて。
公に向けて喋ることを今後強化していきたいなら、こういった点には個人で気を回していかなければならないのでしょう。





その他気になった点


・大まかな仕事分担
主催、会計→へーょまは
当日進行→飛車ちゅう
実況解説→live
じゃんけん→MATTYAN
機材調達&設営→各プロや有志プレイヤー(神です
後片付け→みんな(神です
みたいな感じでした。

結構アバウトにその場のノリで仕事してるんですが、この体制で成り立ってるのは参加者の皆さんが協力的なおかげだと思ってます。いつもありがとうございます。
こういうのがコミュニティ大会のめっちゃいいところなんですよね。トナメ進行や表記入も率先して回してくれてて本当に助かります。
また、大会がより良くなりそうなアイディアとかあったらこっそり教えてください。




・運営ノウハウを見て学ぶ
ここまで参加者が自分で動けるのって、大概の方が別コミュニティ大会の運営に携わってたりする経験があるからなんですよ。
「ACやネットの大会でのノウハウに何かしらで触れてるから何となくでも進行が分かる」のはぷよ界のめちゃくちゃ強いところで、今後も受け継いでいきたい部分です。


ところがこれ、我々の強いところであるとともに弱点でもあって、「慣れてしまった大会方式からなかなか先に進めない」という側面があります。そこで満足してしまう。
~100人くらいまでの大会には比較的慣れてるんですが、それ以上の規模の大会をするノウハウ(と資金的基盤)がないのが現状です。
なので我々運営にしても、他タイトルのコミュニティ大会を見に行って学ぶとか、そういうこともだんだん必要になってくるのかなーと思います。



また、大きな大会を作るとなると規模と集客の見込みが立たない、というのも一因かもしれません。
現在のオフラインでのぷよぷよ大会はコミュニティ自体の地域性が強くて、近くの大会や知っている大会なら楽しいから行く、くらいの感覚で参加しているように思えます。
地域プレイヤーや新規プレイヤーを動かすためには、多方面に顔が利く主催を据えたり、企画もので集客を図ったり、メディアを絡めたりと色々方案は考えられます。
ですが、まず会場を抑えに行くお金をポケットから出さなきゃいけなかったり、それをやるからにはある程度のスパンで継続しなければいけなかったりとハードルが高い状況です。


というように、個人の負担があまり大きくなりすぎないようにまずは回すのがぷよテトパーティーの現コンセプトなのかな、と僕は思っています。
新規層もふらっと気軽に入れるようなめっちゃ大きい大会もやりたいなーという気持ちはあるので、そのための勉強は今後必要そうですね。





次回はぷよスポパーティーになるっぽいので、どうぞよろしくお願いします。
更新日時:2018/10/15 14:01
(作成日時:2018/10/15 14:01)
コメント( 2 )
お茶県
お茶県
2018年10月15日 14時21分

身内ネタのさじ加減は大事ですね。
進行や実況で身内ネタをはさみこみすぎると、「初めて参加したけど楽しみきれなかった〜。輪に入れなかった〜」となりますし

spica
spica
2018年10月15日 18時10分

RAGEの大きな大会に参加されている、もこうプロとコミュニティ大会について話してみてください。おいうリーグも出たかったといってました。

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