※本稿ではてぃんもへ氏の底上げGTR(
https://puyo-camp.jp/posts/67740)を純正の底上げGTRとして扱っています。
この記事では純正の底上げGTRの初手2手を固定したものを考察していきます。
結論から言いますと、
<メリット>
・初手2手が固定(重要)
・純正のものよりもツモ制約が弱く、派生形も複数あるので捌きやすい
・使用者が存在するかわからないくらい希少性が高く、謎の優越感に浸ることができる
<デメリット>
・純正同様厚めの土台なので、中盤戦に入るのが遅い
・底上げGTRの特徴である「土台破壊」「逆発火」それぞれの性質が純正と比べ薄い
・純正より圧倒的に美しくない
つまり、美しさと機能性を犠牲に組みやすさを追求した、辛うじて原型をとどめている土台、です。
まずは純正の底上げGTRの紹介から
赤縦2の栓を外し、中央からの土台破壊が強い。また逆発火も狙える。そしてなにより美しい。詳しくはてぃんもへ氏の記事(
https://puyo-camp.jp/posts/67740)をご覧ください。
さて、本考察に至る経緯についてですが、純正の底上げGTRは「初手の高速落下中に3手目を見て初手の置き方を変える」という手順を必要とする、超人にのみ許された土台です。またツモ制約が非常に強いためそれなりのぷよ力が要求されます。ただでさえ中盤に入るのが遅い土台であるのに、初手数手で時間を喰われていては仕方がない、というのは建前で、3手目を見て初手を変えるストレスや、そもそも組むのが難しいという理由から、少しばかり研究(笑)することになりました。
本題ですが、本考察の意義は「初手2手の固定」にあります。なに当たり前のこと言ってんだ、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、このことは底上げGTR教信者(人数不明)にとってとても大事なことなのです。
<AAAB・ABAA・AABB>
これで固定です。特にAAAB・ABAAは初手2手で同色の3個のツモを、必要ぷよの多い折り返しに使用するという点で合理的であると考えています。
これらの形から目指す形ですが、大きく分けて3つあり、1つの理想形を目指しながら残り2つを補完的に使用することとなります。
<理想形>
ぷよぷよ用語辞典にも載っている形です。
青の次に消える色を自分で決定できる点が優秀だと思います。
ここでは青色ですが、もちろん真ん中のL字は緑色の方が強いです。
連鎖尾例↓
柔軟性に加え、連鎖尾側から青のL字につながるようにすれば、土台を破壊できます。
土台の破壊のためには連鎖尾側から発火しないといけないので、純正に比べると少し破壊の難易度が高い気がします。
この形のポイントは、底に敷いてある横3です。純正のものから1列右にずれているのが大事です。
純正タイプでは、この形は黄色の回収が難しいため基本的に使用しません。
<妥協形その1>
本家の手順に登場するものを妥協形扱いするとは、本家への冒涜と見なされても仕方ありませんが、本家における妥協形を本考察の理想形とするのもまた如何なものかということでありますので、今回は妥協形として紹介させていただきます。
しつこく言いますが、画像の黄色の部分は緑色にする方が強いです。
連鎖尾例↓
やはり黄色の横3が美しいと思います。
もちろん青を横3にしてもいいです。
<妥協形その2>
弥生時代を嗜む紳士の皆様にとっては馴染み深い形でしょう。あの弥生時代の妥協形として採用されているのだから、おそらく優秀であると思われます。私からは特に言うことはありません。
テキトーに組んでも何とかなるので結構好きです。
以上、3つの形を紹介しました。
<ABAB>
GTR部分のくぼみが気になりますが、何とかなりそうです。
<妥協形候補>
破壊や逆発火の可能性ゼロの、捌き辛いツモの為だけの形。
妥協形その2と同じく、連鎖尾を詰め込む箱がでかいのでテキトーでも何とかなるのです。
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他の初手は本家の手順に倣うのがいいと思います。
まだ考察を始めてから日が浅いので完成度は高いものではありませんが、気づいたことがあったりすればその都度追記していく予定です。
書き手:ゆゆゆ ゆゆゆ
自分はこの定型多分使いませんけど、プロの方が似たようなのをたまに使うので参考になって良かったです。