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今日から始めるニセ凝視

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machine322
machine322
画像を用意するのが面倒だったので文字だけです。許してくださいなんでもしま







凝視というのは、主に相手の積みを観察することで何連鎖を打てるか把握したり、ハチイチで何連鎖打てるか把握したりすることとされています。









難しいですよね?














そんなときに役に立ったり立たなかったりするのがニセ凝視です。
ニセモノなのでそんな大したものではありません。でも大事です。



・ニセ凝視とは

私の造語です。凝視を一切せずに、凝視に似たような効果を得たり得られなかったりします。
具体的にどういうものかというと、各場面で相手が取るであろう行動を予測することです。
これによって相手の構えを見ずに催促を打ったり、相手の連鎖数を見ずに対応できたりできなかったりします。








以下はお互いが初中級者であることを想定しています。




初級編

自分が発火点を開けつつ土台を組み上げた瞬間、相手の連鎖音が聞こえました。ネクストの本線発火色を引けたときに、二連鎖目の音が聞こえました。

こういうときに相手が取った行動は、
・2連鎖か3連鎖の整地
・2連鎖か3連鎖のマルチ速攻(やるとしたら多分これの可能性が高い)
・2連鎖以上の本線発火
ではないか?と予想をたてられます。よってここでこちらが取る選択肢は本線発火になります。













中級編

18手目で相手から連鎖音がしました。こちらは現在手で残しの良い3連鎖が打てます。第一折返しのキーぷよが乗っていないため、現在手で本線は発火できません。キーぷよを乗せれば8連鎖が打てます
相手が取った行動はこのタイミングだと
・本線発火
・整地
・催促
・つぶし
このどれかになると予想されますが、ここまで来ると一意に自分が取るべき行動は決められません。ここで少し予測を掘り下げます。

・本線発火
もしこちらが凝視を行っていれば、8連鎖くらい相手がしてる間にこちらはゆうゆうと2連程度伸ばして本線を後打ちすることで勝ちです。つまり相手が本線発火をした場合の相手の勝率は低いです。よってこれを選択肢から除外します。

・整地
整地は基本的に連結一連がコスパが良く多用されます。なので連結一連を想定します。
土台は基本的に連鎖尾を伸ばさなければ5連鎖なので、18手引いたということは相手は土台の上で16個のぷよを中盤の種として持っています。ということは連結させようと思えばいくらでも連結できます。もしかしたら連結二連かもしれません。
整地は使いすぎでなければ、この場面で負けに直結することは少ないです。つまり相手は飽和火力を上げつつこちらの飽和火力を下げるために整地をする可能性が高いです。

・催促
催促は連結マルチのコスパが良いです。なので連結二連鎖ダブルを想定します。
上記の整地のとおり、相手は16個程度の中盤ぷよを持っているので、連結二連鎖ダブルを打つことが出来る可能性は高いです。
相手が二連差ダブルを打ってこちらがもし本線先打ちできていた場合、効率のいい本線であれば8連はあるので相手はその間に4連ほど伸ばせれば後打ちして勝利できます。よってこの選択肢を取る可能性は高いです。

・つぶし
こちらが少連鎖で対応できない火力の少連鎖を想定します。
こちらは現在第一折返しのキーぷよを載せていないため、相手が凝視できるプレイヤーであればつぶしを打ってくる可能性は高いです。
こちらの第一折返しにキーぷよが乗っていません。なので相手の連鎖が連結3連トリプルなど短く大きい連鎖であれば、こちらはキーぷよをおいたあとに発火色が引ければ勝利です。色に偏りのある機種は相手が有利になりそうです。



まとめると
・本線発火はしなさそう
・整地してきそう
・催促してきそう
・つぶしてきそう

そして自分が現在手で取れる対応行動は三連鎖です。
まず本線発火は除外して 整地 催促 つぶし に対応の目標を絞ります。

整地が連結一連であれば、耐えても即座に負けにつながるとは考えにくいです。(9連結以上でなければ二段降る列がないのでキーぷよが第一折に届かなくなるなどが発生しづらい)

催促がもし連結二連鎖であればこちらの三連鎖で対応できますが、それ以上であれば負けに繋がりかねません。なのでキーぷよを引きに行きつつ、2か3連鎖目でマルチにするよう狙いつつ連結を足していけば適量、あるいは本線先撃ちで対応出来る可能性が上がりそうです。

つぶしだとすればこちらはキーぷよのあとに発火色を引ければ勝ちなので、とにかくツモを引きに行く必要があります。



つぶしですが、こちらは運さえあれば二手で本線が発火できる状態なので、賭けの要素がやや大きくなります。博打要素を嫌うプレイヤーは多く、傾向としては序盤中盤でつぶしを仕掛けるプレイヤーはあまりいません。なのでつぶしの可能性も思い切って除外します。

残るは整地と催促ですが、もし整地ならこちらは受けることで飽和不利と一時的なぷよ量有利を得られます。催促の二連鎖ダブルはカウンターの受けが無ければそのまま押し切られかねないので、対応すべきは二連鎖ダブルになります。もし連結を足しに行って整地だったとしたら、そのままこちらが連結三連を撃てば強力な催促兼つぶしとして作用します。


よって、連結を足せるだけ足して三連鎖を発火する、が取る選択肢です。



そしてこの「整地は受ける」という判断があり得るということは、自分がもし18手目で整地をしたくなったら打っても良い場合があり得る、ということでもあります。
また、このタイミングでの催促が刺さらない可能性がある、ということもわかります。なので自分が18手目で催促を打ちたいと思っても、一旦我慢して単発からの連携を狙えるまで構えを強化しよう、と判断することができるようになります。








当然ですが、これらは通常の凝視と組み合わせることで更に効力を発揮します。
凝視だけだと
・本線発火
・整地
・催促
・つぶし
のすべてを警戒しなければなりませんが、ニセ凝視と合わせれば整地と催促を考慮するだけで済み、凝視精度を良くしたり思考のリソースを自陣に多く割いたりできるようになります。









ちなみに、相手が非合理的な行動を取れば取るほどニセ凝視は裏目に出ます(連結一連の整地に対して本線を発火するなど)。キーぷよの有無など簡単な凝視は出来るように練習しておくと楽です。
更新日時:2019/01/21 13:54
(作成日時:2019/01/21 13:54)
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