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大会への希望。

by
shokutama
shokutama
SEGAが何を考えているのか俺にはわからない。
いつものことで恐縮ではあるが、面倒だったら一番下の行だけ読んでください。

プロ。
プロという概念を作り出したはいいが、この先何がしたいのかが全く見えてこない。
お題目的には「これからますます発展していくe-sportsへの貢献」とでもいえるのだろうが、公式サイトを見る限りでは、


大会があります、大会があります、グッズ販売します、大会あります・・・・

なるほど、わからん。
だからなんだというのだ。
まさか大会やればいい程度の認識なのだろうか。そもそも大会なんというものは一部のプレイヤー・・・つまるところ
勝てるプレイヤー くらいしかいない。もちろん例外もいるだろう、例えば自分のコミュニティを広げてみたい人、観光ついで、など。しかし大抵のプレイヤーはオンラインの洗礼を受けてプロなんてとあきらめている人が多いだろうし、ズブの素人なんて参加してもタコ殴りにされるのがオチである。
じゃあそう言った人達でも楽しめるサイドイベント・・・私が考えられる限りではプロとのハンデマッチであるとか、キャラクターを前面に押し出したイベント(競技だけでなくそういった側面も押し出すのも面白いとは思う)だとか、コーチングキャラバンとか。プロの入場局、応援歌を作る・・・これはないな。まあとにかくガチ対戦以外のところに楽しみを見出すような行為は配信をみても一切見受けられない。対戦だけだ。

あ、ちがう一つだけあった。
大会に出ると、会場運が良ければ


SEGAの社食のカレーが食べれるぞ!

なんという幸運。僥倖。運命。数奇。これは是が非でも大会に参加せざるを得ないではないか・・・んなわけあるか。

いやいやほかの大規模なの見ててもサイドイベントでそういうのやってるかもしれないけどメインイベントにはしてない、プレイヤーはプレイに集中できるようにするとか言いたいのもわかる。しかし、そもそもぷよぷよのプロというのは残念ながら箔というものがない。特定の知人とプレイしているのを配信しているなどのなれ合いなどというものは(悪いとは言えない)、ほかの成熟したコンテンツにはほとんどありえないことではないか。

もちろんこれは悪いことではない。ただある種の未熟さ故にこれらのことが起きているということだ。その未熟さがわかっているのならば今はさきほど挙げたような交流イベントを設けて少しづつ箔をつけていけばいいのではないか。現状では、プロと一般プレイヤーの垣根が低すぎる故に、
内輪でしか盛り上がれてない としかおもえない。

最も本当に箔が付くかどうかは疑問が残る。会場はしょっぱいし、照明は学校の文化祭レベル、MCは普通にしゃべるだけ。ゲーム自体もどこに盛り上がればいいのかわかりにくいし、そもそも盛り上がる場面が少ない。催促はゲームにおいて大事なことだが、それで決着がつくと、仕方ないとはいえ、ネコパンチによるKOで終わるしょっぱいファイトを見ているような気分に、ゲームをよく知らない人はなるだろう。仕方ないんだけど。またプロ同士で仲が良すぎたり、ユーザーに〇〇さんぶっっ倒してくれとかそういう願望がない、現状プロになったらそのままプロで、あまりにバチバチ燃える展開に薄すぎるというのもある。互いに煽りあう、勝つのは俺だというハートを示す少年漫画的なものがエッセンスとしてほしい。レッドブルの東西決戦のようなわかりやすい対立構造があるとなおいいですね。
ゲームの都合、戦闘スタイルを明確に打ちだして観客にどっちかを推そうと思わせるものがない、どちらにも勝ってほしいとなりがちな以上、対立のわかりやすさは大事なことだと思う。

話は変わるが、プロ認定の場面が東京でしかないというのがアホらしさに拍車をかける。各地でポイントが入る大会が催されてはいるが、そのほとんどはユーザーが頑張って企画しているものだったり、そもそもの人数キャパが少なく、東京で開催されるイベントで入るポイントに比べれば雲泥の差があるものだったり、プロになりたけば東京にこいという横暴であったり、あまりに地方への配慮が欠けている。
熱心なユーザーが遠方から来る、熱心なユーザーが大会を開いてくれる、その熱意に甘えすぎだ。
もう一度言おう。


ユーザーに甘えるな


あれを肯定するようで、あのトップの人間を肯定するようであまりに嫌なのだが。あまりに嫌なのだがmagical stoneのほうがまだ野望に満ちていて私の中の希望が見いだせるというものだ。
公式サイトにすら「〇〇していきたい」「〇〇という信念を持っている」という記述すらないのだから、SEGAの中でのぷよぷよのプロ化は


オタクどもがうるせーから仕方なくやってあげてる

ということにすぎないのではないかと邪推したくなってくる。

結局のところ、何が言いたいのかというと「もっと盛り上げ方考えてくれ」ということである。
更新日時:2019/03/17 04:30
(作成日時:2019/03/17 04:30)
コメント( 17 )
17件のコメントを全て表示する
クリッター
クリッター
2019年3月23日 2時46分

初心者参入の話だけします。僕の友達がスマブラガチ勢ですが、スマブラって住み分けされていてやり易いんですよね。本当にガチでやりたいならスマブラDX、ワイワイゲームを楽しみたいなら最新作で4人で乱闘、そして友達はスマブラはシリーズごとの違いはオセロと野球ぐらい違うと力説してます。なので、新作が出たら多少昔のスマブラしてた人が有利ですけどスタート地点がほぼ一緒なんですよね。それと比べてぷよぷよは貴方が知っている通りでしょう。新ルールが追加されるも別の競技ではなく、既存の競技にさらにルールが追加された感じなのでさらに古参勢が有利になる。初代ぷよぷよはあまり流行っていない。
でもこのゲームシリーズ自体のポテンシャルは高いと思うんですよね。僕のスマブラ好きの知り合い達がやる暇は無いけどぷよぷよの試合が面白くてyoutubeで見てるって話たまに聞きますし。しかしぷよぷよに割ける時間が無いのでプレイは諦める、と。テトリスぐらい気軽にできるようになったら新規も参戦するんじゃないでしょうか。あのゲーム、棒入れだけである程度戦える上にガチ勢はT字スピンや高速な積みで両者が共存していますよね。テトリス99も盛り上がってるし。
新規の人呼び込みたいならまともな新作パズルソフトを出すべき、というのが僕の意見ですね。特にぷよぷよクロニクルは普通のゲームならプレイすればするほど自然に上手くなるように構築されているのに全くそういうのが無かった。20thの学校は良かったけどあれで新規が増えないなら駄目だったということか・・・。ぷよぷよテトリスはテトリス部分に助けられたような感じがする。新ルール出すべきとは思うけど、無料でできるスマホパズルゲーがある中、フルプライスで売るのはきついよ。セガも赤字同然で頑張ってるけどな。

shokutama
shokutama
2019年3月23日 12時22分

>Miki/

多分お小遣い稼ぎにもならないんじゃないかと思います!テトリスで人増えたからワンチャンあるかもですね。人が配信で何をやるかはその人の勝手なんですが、プロとしてはどうかと思いますねw現行のプロシステムがプロになると賞金制の大会に出られるというだけで強制力があるようには微塵も感じないので仕方ないかもしれません。

shokutama
shokutama
2019年3月23日 12時22分

<クリッター
そうですね、スマブラ、格ゲーに関してはあまり詳しくないのであまり断定はできないのですが、あの手のゲームは技の組み合わせや戦術の立て方が表面的にも本質的にも分かりにくく、表面的にわかりにくい分「あっこれならできそうかも」感がするんですよね。実際できるかどうかはともかく。波〇拳がでればなんとかなりそう感というか。ただ本質的には奥深いのでどんどんやりこんでいくのが楽しいのだと思います。
対してぷよぷよは表面的に技術、思考が全部場に見えていてそれがよさでもあるのですが、あまりぷよぷよに慣れてない人は「うん無理☆」となってしまうのかもしれません。憧れだけで終わってしまうというか。
古参有利というのはまあさすがに仕方ないとして、ゲームとして「積んで消す」というコンセプトが動かせない上に、一番シンプルで奥深い(とされる)通が至高と考えられている(個人的にはふぃばれよ)、売り上げ面でも通が一番だった以上、新ルールを導入しても変わらないかもしれません。
楽しみながら学べるというのは理想ではありますが、実際は死にゲー的なので、まあもともと素養のある特定のオタク向けというところなのではないかと。そこらへんはデベロップ側の課題ではあると思います

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