2017 年に発売されたソニックシリーズのタイトル、ソニックマニア。
昔ながらのソニックらしい 2D アクションの作品ですが、ゲームを進めていると突然ボス戦でぷよぷよが始まります。
↑ ソニックの後ろにちょこんといるテイルスがかわいい。
「ソニックの操作は慣れているけれどぷよぷよには不慣れな RTA プレイヤーにとっては難所」とかいう話題が以前流れてきてちょっと面白かった覚えがあります。
さてこのぷよぷよ、――ソニックでの呼称は Mean Bean ですが――
別のミニゲームをクリアすると解放される隠し要素の一つとして用意されており、
解放するとメニューからいつでも遊べるようになります。
(余談ですがミニゲームは難易度が高めのうえ量も多く、なかなか大変です。攻略サイトを見ずにできる代物ではないと感じました。)
↑ 隠しモードとして遊ぶときはソニックやエッグマンの姿がなくちょっと残念。
CPU との対戦だけでなく、対人戦もできます。
基本的なルールはぷよぷよの初代ルールと同じ(相殺なし、ネクスト 1 枠)なんですが、一部仕様が異なります。
これの存在を教えてくれた初代ぷよ勢は「連結が強い」「5 連鎖では致死量にならない」というようなことを言っていましたが、
詳しい仕様についての情報はネット上にも見当たらなかったので、自分で調べてみました。
私が調べた限りのことからの結果なので、誤りや不足があればご指摘いただけると幸いです。
ゲーム開始時に 1 ~ 5 から選べます。
要するに激甘~激辛ですが、
どれを選んでも 5 色です。
難易度を上げても落下が早くなるだけ。
通常は 70 ですが、ソニックマニアでは 120 です。
調べた限りだと以下の通りです。
連鎖数 |
ボーナス |
1 |
4 |
2 |
20 |
3 |
24 |
4 |
32 |
5 |
48 |
6 |
96 |
7 |
160 |
8 |
240 |
9 |
320 |
10 |
480 |
11 |
600 |
12 |
700 |
13 |
800 |
おじゃまレートが 120 であることを含め、
AC ぷよ通の一人用モードと同じっぽいです。
多分いちばん違うところです。
数値は普通のぷよぷよと同じですが、考え方が異なります。
普通のぷよぷよにおける連結ボーナスは、つながっている同じ色のかたまりごとに連結数が判定されてそれぞれに対して付与されますが、
ソニックマニアでは
とにかく同時に消えている個数によって決まります。
連結ボーナスではなく同時消しボーナスとでも呼んだほうがよさそうですが、
ここでは通例通り連結ボーナスと呼ぶことにします。
例えば 緑 5 連結青 6 連結のダブルの場合、通常は 5 連結のボーナス 2 と 6 連結のボーナス 3 の和である 5 が連結ボーナスですが、
ソニックマニアでは 5+6=11 連結扱いで、ボーナスは 10 です。強烈ですね。
普通のぷよぷよと同じです。
ありません。
左回転、クイックターンいずれもできます。
通常のぷよぷよにおいて、予告に溜まったおじゃまぷよは、
最大 30 個降る → 次の手をツモり設置する → 最大 30 個降る → 次の手をツモり設置する → …
を繰り返しますが、ソニックマニアでは
最大 30 個降る → 最大 30 個降る → 最大 30 個降る → し
です。
このためカウンター戦術が成立しません。
おじゃまぷよを消したときに上にあったぷよの落下のしかたが通常と異なります。
言葉で説明するより見たほうがわかりやすいですが、
まず消えた色ぷよのぶんだけ(おじゃまが残っているかのように)落ちたあと、
おじゃまのぶんも落ちます。
なんか操作しづらく感じるんですが、どんな仕様の違いによるものなのかはわかりませんでした。
初代ぷよぷよのサタン戦のアレンジです。原曲よりゆっくりなテンポ。私は結構好きです。
さて以上を踏まえ、対戦における致死量ラインを考えます。
レートが 120 なので、7200 点で 60 個、8640 点で 72 個です。
連結ボーナスの仕様上、色数と消えた個数だけわかればよいので、簡単に表が作れます。
各連鎖サイズについて、
最小のもの(例えば 2Q なら 2 連鎖目が 4-4-4-4 の 16 個同時消し)と、
おじゃまが72個を超える最小のものを記してあります。後者は右の列を赤くしてあります。
全部 4 連結だと 6 連鎖必要なのに対し、
2 Q なら 20 個消しでも 71 個にはなるので、デスタワーが強いでしょうね。
ということで、いつもとちょっと違う初代ぷよが楽しめそうです。
ソニックマニアでもレッツぷよ勝負!