ハチイチの発生条件
何故ハチイチが発生するのかを考えてみます。
ハチイチとは組ぷよを構成する両方のぷよが役割を持つぷよです。
こういうやつですね。
では何故両方のぷよが役割を持てるのか。それは
連鎖を完成させるためにぷよを必要とする色が二色以上あるからです。
階段を例に考えてみましょう。
階段にする場合、緑赤は12横置きすることで両方のぷよが有効に使えます。つまりこれはハチイチです。
これは緑と赤がまだ完成していないからハチイチになります。
これはどうでしょう。緑と赤が既に完成しているため、緑赤の現在手を連鎖作成の為に両方活用することはできません。
つまり、フィールド上にあるぷよが既に連鎖として完成しているほど、ぷよをハチイチとして使える場面は減っていきます。
多重折の組み換えなどの例外はありますが、基本的に連鎖の完成はハチイチを減らすものと考えて相違無いです。
では次に、二色以上受け入れがある状態というものをもっと分かりやすくしてみます。
ハチイチやそれ以外の置き方の数値化
そもそもハチイチの何が良いのか。
ハチイチという事はごみぷよが出ないという事なので、その置いた瞬間だけ見れば連鎖効率が高いです。
また、連鎖が早く完成するので隙を素早く無くす効果もあります。
隙があると危険な部分と言えば一般的には折り返しなので、ハチイチは折り返しで発生させたいです。
となると、それ以外の真ん中や連鎖尾のほうはハチイチではなく種ぷよとして置いて連鎖を完成させたいです。
折り返しで使った分のハチイチを、どれくらい真ん中や連鎖尾で種ぷよを置いて釣り合わせればいいのか。これは全消しまでの個数を数値化することで分かりやすくできます。
全消しまでのぷよの個数(連鎖完成までのぷよの必要数)を数値化するのは以前記事にした
https://puyo-camp.jp/posts/68248のですが、それをまず読んでくれというのもアレなので簡単に例えてここで書くと、
この緑ゾロを置いた瞬間は緑を二つ受け入れることができるようになったといえるので+2
この緑青は緑を置いたので-1だけど青を一個置いて+3なのでそれを合わせて+2
この青黄はハチイチなので-2
これはどちらもゴミぷよなので+6
みたいなやつです。
これを使って、よく見る盤面を数値化してみます。
黄が+1と赤が+1、緑が+3で合計5の状態です。緑赤、緑黄、赤黄がハチイチとして使えます。青は受け入れるところが無いのでハチイチにならないように見えますが、ネクストと組み合わせることで実質的にハチイチになります。例えば、
黄青だけ見れば種ぷよですが、ネクストの赤青がもし先に来ていたなら黄青がハチイチとして置けていた事になります。つまり青の置き場所はネクストを見て決められる場合があるという事です。
これがもし青以外に黄とかが受け入れ数0の場合、黄青が来た時に脳が無駄に疲れます。なぜならネクストやネクネクと組み合わせた置き方を瞬時に考えたり、もっと先の形を読んだりしなければならなくなるからです。