タイトルからして既に不穏な空気が漂っていますが、私としてはそんなに否定的なニュアンスで書いているつもりはないです。
現状の否定というよりは、提案という雰囲気を感じ取って頂ければと思います。
現に、チャンピオンシップとファイナルズは私も楽しめました。
(しばらく続報が出なかったので消滅するんじゃないかくらい思っていましたが、色々制限や苦労がある中割と早いタイミングで無事に大会を開催して下さったというのは、いちぷよファンとしては嬉しい限りです)
大会は楽しかったです。
ただ、見てて思ったのは「これもっと面白くできるし盛り上がれる大会にできるよね」でした。
面白く出来るんだからポジティブな話です。(断言)
その辺り(今からでは遅いかもしれませんが)丁度シーズン3に切り替わるタイミングというのもあるので、いち視聴者から見た『こうした方がよくね?』って思っている点を書いてみようと思います。
主なポイントは2つです。
1つは『試合における勝利条件の見直し』、2つ目は『実況解説周りにおける演出面の追究』です。
●試合における勝利条件の見直しについて
試合における勝利条件というのは、通常の大会で行われている2本2セット先取りみたいな条件のことです。
この条件の根拠ってそもそもなんなんでしょうか。
通常のぷよ勝負が2先であるとか、大会の限られた時間を考慮したものなのでしょうか。
そうだとすれば、見直すべきです。
大会の趣旨がゲーム大会であれば、それで何も問題ないのです。
ゲーム大会と言えば一種のお遊び、ザックリと『勝とうが負けようが楽しければOK』という考えのもと、限られた時間の中でより楽しめるようルールを作っていくというのは理にかなっていると思います。
しかしやろうとしていることはスポーツなはずです。
スポーツであるならば、公正な場の元で競技者が力を出し切れる環境を整える(努力はす)べきだと思いますし、勝っても負けてもみんなが納得いくような舞台にすべきだと私は思います。
それを考えると、現状の2先2セット先取はどうにも微妙な気がしてなりません。
端的に、短すぎてやってる方も見ている方もすっきりしない感じになっている気がします。
例えば相撲のようなリアルスポーツであれば1から10まで全て自分の力で試合を作らなければならないので、1発勝負だったとしても競技者としては納得いくものなのかもしれません。
(テニスみたいなのはサーブによる有利不利があったりするので、その有利不利の影響がでないようにサーブ権を入れ替えながらゲームを進めていますね。結果として実力が十分に出し切れるだけの場が公正に与えられており、勝っても負けても納得のいくルールになっているんだと思います)
しかしぷよぷよはそういったスポーツと違い、コンピュータープログラムによるランダムの要素が入ってきます。
引けるツモは自分でコントロールできるものではないので、そこは完全に運任せです。
もちろん上級者はそれを受け入れた上で色んなツモにも対応出来る技術を身につけているのですが、それにしても限界はあるので欲しい色が全く来ないという不運が続いて負けてしまえば、競技者としても応援している方としても煮え切らない感じになってしまうことでしょう。
俺の実力はこうじゃない、相手よりも強いから勝てるはずだ!みたいな。
こういった運の要素は試合数が少なければ少ないほど大きく、試合数が多ければ多いほど小さく作用します。
なのでみんなが納得いくようなガチの実力勝負をするとなったら、極力運の要素を排除するために試合数を重ねる必要が出てきます。
仮に私VSくまちょむさんで1本先取りの試合をしたとしてたまたま私が勝ったとしても、私の方が強い、私が次のステージに進むべき勝者だと納得する人はあまりいないでしょう。
ゲーム大会として見ればそういった番狂わせが起これば面白いのかもしれませんが、スポーツとして真剣勝負をしているのであればそれ以上に納得いかず鬱憤が溜まる人の方が多い気がします。
これが100本先取りになったとしたらどうでしょうか。
力を出し切る機会を十分に与えられる訳なので、言い訳は出来ません。
それでもし私が100本先に取って勝ったとしたら、負けたくまちょむさんも見ている観戦者も多くの人が『私の方が強い』『私が次のステージに進むべき勝者だ』と納得してくれると思います。そんな奇跡は起こりえませんけれどもね。例え話なので言いたい放題です。
競技者含め多くの人が納得する試合形式、舞台設定というのは極端にそういうことです。
つまるところ、現状の2本2セット先取りではスポーツとして競技者も観戦者も勝負の結果に納得出来る領域に達していないんじゃないかなと私は言いたいのです。
スポーツとして行われる以上、競技者も観戦者も納得いくような舞台を設定すべきです。
力を出し切れる場が十分に与えられており勝負の結果がちゃんと実力通りになれば、腕を磨いてより高みを目指す動機にもなりますが、いくら腕を磨いても結局運で負けるようなことが頻発するのであれば、必死になって腕を磨く意味が薄れてしまいます。
結局運で勝てればOKみたいになってしまったら競技として終わりです。
運の影響なんて小さなモノだと侮ってはいけません。
こういう同じ技術の高みを目指している人達の技量の差というのはほんの僅かなものなので、僅差での勝ち負けをひとくくりに『僅差だから運で』としてしまっては、やってる方からしたら納得いきません。
その僅差を勝負でちゃんと白黒付けるためには、極力運の要素を排除してあげなければならないのです。
ですので、是非とも勝負事として多くのプレイヤーがより納得出来る本数を1から考え直して欲しいなと私は思うのです。
ちなみにですが、どれくらいの本数なら競技者は結果に納得できるのかなんて私には考えても分からないことだったので、以前某プロプレイヤーに「何先なら負けても納得できるか」という質問を投げたことがあります。
その回答は『最低30先』でした。(もっとやりたそうにはしていて、妥協した感じで最低30とおっしゃっていましたけど笑)
他のプロはどう思っているのかは分かりませんが、30本というのは私的にも丁度良い数字な気がします。
見ている側(いち視聴者である私)の視点からでも、30先なら実力通りの結果として納得です。
30先となると試合の時間は30~60分くらいになるでしょうか。
他のリアルスポーツと同じくらいなので、見ている側としても飽きずに熱中できる丁度良い時間でしょう。
一番大事なのは競技者(観戦者も)の納得感ですけれども、スポーツ観戦者の視点も汲んだ方がいいかもしれません。
例えば競技者は100本やらなきゃ納得出来ないとなったとしても、初心者から上級者まで多くの人が100本先取りを熱中して見続けられるかと言ったら、私は少し疑問に思います。
100本先取りと言ったら3時間とかかかるでしょうからね。
ちょっと調べてみると、おおよそスポーツの試合時間は30~90分くらいに収まっています。
野球なんかは3時間くらいとちょっと長いですし、相撲なんかは極端に短かったりしますけれども。
観戦者側のことを考えると、長くてもそれくらいに収まる程度のものがいいのかもしれません。
将棋なんか分かりやすいかもですね。
一般も参加出来る大会は持ち時間10分とかでライトに行われるけれども、プロが戦うタイトル戦はほとんど実力が出し切れるだけの十分な持ち時間が用意されています。下手すりゃ日をまたいで対局しているものとかありますから。
それでもかぶりついている観戦者がいることを考えると、試合時間がどれだけあろうと意外と視聴者はついてきてくれるものなのかもしれません。
大事なのは『勝っても負けても競技者がちゃんと納得出来るように、実力を出し切れる場が与えられること』だと思います。
仮に90分くらい(50先くらい?)の対戦になったとしたら放送無理じゃんみたいに思うかもしれません。
しかしそれは違うと私は思います。
スポーツとして納得出来る、熱中できる形のものを一番に目指すべきであって、そういった時間の都合は後から融通効かせればいいのです。
別に大会が複数日に渡ってダメなことはないですし、大会という枠組みにとらわれず野球のようにペナントレースみたいな方式をとることだって出来ますし、何も全プロの試合を見せなければならないものでもありません。
今日は●●さんと○○さんの試合だけとなっても、見に来る人はたくさんいることでしょう。
例え50先の勝負になったとしても、うまい対戦システムや放送のやり方はいくらでも思いつくはずです。
まずは競技者の実力が出し切れる本数を定めて、そこから色んな『やり方』を吟味し、一番盛り上がれる方式を採用すれば良いのです。
それが興行スポーツの魅せ方、盛り上げ方として一番合理的な採択だと、私は思います。
現状ではプロ同士の僅かな実力差を決定づける割りには運の占める割合が大きく、見ている側としてもどうにも納得感が薄いように私は感じています。
別に大勢が参加するワイワイした大会もつまらないことは全くないのですが、運の要素を排除した正真正銘の実力No.1も見たいですし、その頂点に行き着くのがどれほど難しくてどれだけ凄いものなのか、見ている方にも伝わるものがいいじゃないですか。
プロの公式試合というのであれば特に、です。試合の重み、大会の重み、プロの重みが変わってくるはずです。
ですので、そういった競技者や視聴者の心理を汲みつつ『一番盛り上がれるもの』という目的を真っ直ぐ見据えた上で、試合の勝利条件から対戦の形式などを1から考え直してもいいんじゃないかなと思いました。
●実況解説周りにおける演出面の追究について
根本的に考え直してもいいんじゃないかと思った2つ目は、実況周りにおける演出面についてです。
現状ではMC+実況解説(プロプレイヤー)という形を取っていますが、これに特別不満があるということはありません。
ただ、前項で話したとおり『一番盛り上がる形式』を考えた時、今の形が一番盛り上がる形かと言ったらどうにも微妙な感じがします。
というのも、現状ではMCの方も実況のプロプレイヤーも両者がアナウンス素人の方ですので。
椿さんや橘さんて、アナウンサー出身の方ではないですよね?
基本的に実況アナウンサーはMC経験あるからOKとかそういう仕事ではないはずで、他のスポーツプログラムを見てもタレントさんが実況を担当しているものはほぼ見かけません。
スポーツプログラムはほぼ試合の盛り上げ方や視聴者に与える情報の選別、適切な情報の伝え方などの知識や技術を持っている方がメインで喋る役割を担当しています。
タレントさんがMCを担当すると、スポーツの真剣勝負というよりかはみんなでワイワイやるゲーム大会のように見えてしまいます。
そういうワイワイやる大会を目指しているというのであればそれはそれで構わないのですが、プロの技術に酔いしれる真剣勝負の場を作りたいと言うのであれば、それを演出出来るスキルのある方が担当すべきだと私は思います。
かなり前の話ですが、某TV番組のMCを務めているアナウンサー出身のタレントのような方が、1イニングだけ副音声でプロ野球の実況をするみたいな企画があり、それを聞いた覚えがあります。
アナウンサー出身(だと思います)なので無難にこなせるものなのかなと思って聞いていたのですが、実況すべき所で関係ない話を始めたり、解説の必要がない所でよく分からない話をふったり、同じ単語を何度も繰り返していたりとかなり聞き苦しく、聞き慣れているプロ野球実況とはかけ離れたものだったので驚いた記憶があります。(緊張していて頭が真っ白になっていただけなのかもしれませんがw)
プロのアナウンサーですら畑が違えばうまくこなせなくなってしまうっていう点を考えると、スポーツ実況に求められるスキルの高さが窺えます。
私自身そういった求められる実況スキルの高さも何となく分かっているので、今の実況の在り方は変えた方が良いとは思っていますが、別に今のMC担当がダメだとディスっている訳ではないです><。
私も過去の記事で色々言ってきましたが、初期の頃と比べてもかなり改善されてきたと感じています。
特に椿さんの成長は著しく、ぷよの盤面の理解もだいぶ進んでいる様子で、努力をされてきたのだろうなというのが伝わってきます。
個人的に、ぷよの盤面が見られるようになるって物凄いことだと思いますよホント。
普通の学業のように教科書何ページから何ページまでを理解すればOKとかそういうんじゃなくて、学習の仕方がよく分からない物を自力で考えて習得していかないと出来ないことですから。
その辺凄いと思えない人は、是非ともその辺のぷよ素人をとっ捕まえて、ぷよの盤面が見られるようにしてみて下さい。
相当時間かかると思いますし、恐らく大抵の人間は理解が追いつかず嫌になって途中で挫折すると思います。
そうやって、任された仕事でも改善するために自発的に(?)研鑽を重ねていく椿さんの姿勢はさすがのプロ意識を感じさせられます。
足りないものを補い、仕事を全うしようとする椿さんをMCとして起用するのも納得です。
責任感が強いので、起用する方としても安心出来るのでしょう。
その努力は報われて欲しいと思うのですが、どうにもうまく結果に結びついていないように、私は感じてしまっています;;
努力の成果は見えますが、面白くする(良い物を届ける)という結果(目的)に結びついていないように、私には見えます。
ストライクの入らない投手が努力してストライクが入るようになったからOKというものではないです。
試合ではちゃんと打者を抑えなければ、投手として起用する価値があるかどうかは疑問符がつきます。
そんな投手が登板しなくちゃならないようなチームは草野球でしかあり得ないでしょう。
椿さんの場合、下手に盤面が見えて喋れるようになったせいで、むしろ余計変な感じになっている印象すら受けました。
あくまで、ある程度ぷよを理解出来る私の視点から見たら、ですけれどもね。
多分ですがぷよをあんまり深く理解していない人は「そんなものか」という感じで違和感なく受け入れられているんじゃないかと思います。
ならそれでいいじゃんではなく、私は「もっと大会を面白く出来る」と思ったという話です。
MCは良くなっているけれども、もっと根本的に「そっちの方向に走って行っていいの?」っていう問題提起です。
話が随分飛んでしまいましたが、実況は実況のスキルを持っている人がやるべきであるという話です。
プロのアナウンサーはスポーツをより盛り上あがるように演出する技術を持っています。
オリンピックの実況を思い出してみて下さい。
日本勢が金メダルを取ろうとしている瞬間なんていうのは、どのアナウンサーも絶叫するほど興奮しているので、見ている方としてはその興奮が良く伝わってきますし印象に残ります。
きっと当時の人は多くの人が興奮できたと思いますし、名実況とかは今でも心に焼き付いていることだと思います。
しかし、もしそれが淡々とした実況だったり状況にそぐわない意味不明なものだったら、後生に伝わるほどのものにはなっていないどころか興奮に水を差された気持ちにすらなってしまいそうです。
見てるこっちは「うおおおおお!!悲願の金メダルゥぅぅおおおらっしゃー!!」ってなってるのに「え、何か違った? 嬉しくないの? もしかしてこれそんな凄いことじゃない?」みたな。
(個人的に、その点Tomさんの実況なんかはメリハリが良く効いているので興奮ポイントも分かりやすく、試合を盛り上げる演出は上手いと感じています。じゃあ俺もやろうと意識するのはいいことなのかもしれませんが、自然に出来ない人は無理してやらない方がいいでしょう。大火傷します。言葉と雰囲気だけで凄さを伝える、興奮を伝えるってかなり難しいことだと私は思います)
半分は技術を持ったアナウンサーがいるから試合が盛り上がっていると言っても、もしかしたら過言ではないのかもしれません。
であれば、そういったスキルをバッチリ兼ね揃えたプロのアナウンサーが担当するのが最善……なのかと言えば、そういう訳でもないのがぷよぷよという競技の難しいところです。
ぷよぷよは試合展開が早く、実況解説を入れる間が極端に短いです。
その割りに画面を見ても試合の流れが非常に分かりにくく、初心者では何が起こっているのかすら分からないので、伝えなければならない(伝えるべき)情報があまりに多いという性質があります。
そこでぷよの知識のないアナウンサーが実況を担当したらどうなるでしょうか。
ぷよの知識がないので『試合の流れ』は見えません。
なので『誰が見ても分かる結果を実況する』ことしかできず、逐一それを喋ってしまうと一瞬一瞬で戦況が変化する試合の展開を伝えることが出来ません。
つまり、ぷよぷよの醍醐味である『勝負の駆け引きを含めた分かりにくい試合展開』を初心者に伝えることが出来ない実況となってしまうのです。
もったいない。
ぷよぷよはもっと高度な駆け引きが一瞬一瞬刻まれていて、そこが分かるとめちゃくちゃ面白いのに。
ですので、実況担当は対戦している両者の盤面がちゃんと把握出来る上級者(少なくとも凝視が出来て、試合の流れが見える人)が理想的と言えるでしょう。
それって解説の役割なんじゃないと思うかもしれませんが、その辺りの解釈はかなり曖昧な気がします。
瞬間的な結果を伝えるのが実況の役割ではあるのですが、ぷよを積んでこういう形を作った(2ダブを構えたなど)というのも、見えない人には見えないってだけで結果ですからね。
解説はどうして撃ったのかとかミスだったみたいな競技者の心理や意図なんかを紐解くみたいな、実況のフォロー的な感じでいいというのが、ぷよの解説に対する私の解釈です。
実況にそこまでちゃんと知識と理解があれば、より中身のある実況解説が実現し、視聴者にも競技としてのぷよぷよの面白さをより伝えることが出来るものだと思います。
ちなみに解説は今までの通りプロプレイヤーでいいと思います。
解説する時の約束とかルールみたいなものはある程度把握しておくべきだとは思いますが、別に喋りがそんなに上手くなくても務まるでしょうし、試合を盛り上げる云々にはそんなに影響しないでしょう。
なので、理想的な実況者の条件としては『プロのアナウンススキル』と『ぷよ上級者レベルの実力』を兼ね揃えた人(情報や興奮を上手に伝える技術を持ち、ぷよの試合の流れをちゃんと把握して実況出来る人)になるのですが、そんな人私は知りません。
もしいるのであれば、大金積んででもお願いして採用すべきです。
それだけで大会の雰囲気がガラッと変わりそれっぽい雰囲気は出てくるでしょうし、視聴者の満足度もガラッと変わるでしょう。
いないのであれば、作るべきです。
ぷよぷよの大会の為だけに。
それだけ投資する価値があることだと、私は思います。
何万もの観客を集める大会のMCとなればプロのアナウンサーですら務めるのは荷が重そうだというのに、スキルのない人間にそれを背負わせるのはあまりに酷です。
将来的にはもっともっと大きな大会にするという目標があるのであれば、今からでも遅くはないので上記条件を満たすぷよ専用の実況アナウンサーを育成すべきだと、私は思います。
アプローチはプロのアナウンサーにぷよ上級者のスキルを付けてもらう方でも、ぷよ上級者にプロのアナウンススキルを付けてもらう方でも、どちらからでもいいと思います。
ぷよ上級者のスキルを身につけることも、何万人もの観衆の前で盛り上がる実況を務められるだけのアナウンススキルを身につけることも、どちらも相当難易度高いとは思いますが、やるだけの価値はある……というかぷよを一番盛り上げる方法を考えた時になくてはならない、やらなければならないことだと思います。
現実的に考えれば、プロのアナウンサーにここまでぷよの盤面が見られるようになって下さいというのも無茶な気がしますので、ぷよ上級者の人にちゃんとしたアナウンサーの研修を受けてもらう感じになるんでしょうか。
それだけだと十分に盛り上げられるだけのスキルが身につくような気がしませんけど、例えばプロプレイヤーでももこうさんのようにマルチで活躍している人であれば自身のスキルアップの為にそういったアナウンサーの知識やスキルを身につけたいみたいな人はいそうですし、別に今いるプロプレイヤーでなくても将来アナウンサーになりたいみたいなぷよ上級者がいれば頑張ってくれそうです。
中々ハードルの高いことだとは思いますが、将来の展望を見据えると今のままでは限界があるというか、あまりにもったいない(もっとぷよは盛り上がれる)と私は感じたので、こういった実況や演出面も根本的な所から考え直していいんじゃないかと思いました。
とまあ、こんな感じで『試合の本数を見直していいと思う話』と『実況などの演出面を見直していいと思う話』をしましたが、正直今のSEGAさんがeスポーツとしてのぷよぷよをどういう形にしたいのか全然伝わってこないため、提案というよりもただの私の願望みたいな話になってしまいました。
興行スポーツなんだから、客に魅せること、盛り上がれる舞台や演出を一番に置いて考えを改めるべきだ!みたいな。
私はeスポーツをリアルスポーツと同じように興行スポーツと勝手に据えましたが、その実やろうとしていることはただの宣伝なのかもしれないですし、正直よく分かりません。宣伝だったらとりあえず低コストで大会が出来ればOKということにだってなるでしょうからね。
現状の大会を見る限りにおいては、プロスポーツのように『技術や勝敗にこだわった演出』にこだわっているようには、私にはどうしても思えないんです。
なので大会を大きくしたいのか低コストで宣伝の目的を果たせればいいのか(それとも何か別の目的があるのか)ガチで分かりません。
もしかしたらこれで最大限盛り上げているつもりであるとか、盛り上げたいけれども盛り上げ方が分からないということかもしれません。
(もちろん、単に私が色々と思い違いをしているだけという可能性もありますが、それを言ったら何の記事にもなりません)
このゲームは面白さを深く理解している人達が非公式のコミュニティにおいて勝手に盛り上がっていた所があるので、例え公式がその楽しさを理解しきれないことがあってもある程度仕方ないとは思いますし、そうであればぷよの楽しさを存分に理解している人達に『どうすればぷよの魅力を最大限伝えられるか』を聞き出すべきだと思いますし、知っている人は伝えてあげるべきだと思います。ぷよが盛り上がって欲しいと考えているのであれば。
なので、もし公式が私と同じようにスポーツとして今以上にもっと盛り上げたいとか、思うように盛り上がってくれないとか、盛り上げ方が分からないというのであれば、一つの材料としていち視聴者の視点から『スポーツとして勝負の魅せ方を一番にこだわるべきだという考えのもと、実況などの演出面や勝負として納得のいく条件について根本から考え直していいんじゃないか』と、言及してみました。
やっている主体からでは見えにくいこともあるかと思いますし、客観的な視点も時には大きなヒントになることもあるかと思いますので、何らかの参考にして頂ければ幸いです。
予選リーグは5先、決勝トナメは準決勝まで10先、準決勝、3位決定戦、決勝戦は30先ってなれば良いのになぁって思います。
現状の2先がメインの構成だとぷよスポの仕様も相まって運要素が格段に強くなり、過去作より速攻型及び博打発火が目立つようになった印象です。
15連鎖打たれたから16連鎖で返すみたいなやりとりを見て育ったある種の老害としては非常にショックです…
あと、実況割と盛り上がるとこは盛り上げてというのを心がけてやってたりしますが、結局無名の人には興味がなく、有名な人に出すギャラも無いのでぷよのプロという唯一の人脈に頼んでるという印象です。
そもそも大会に予算裂けないというあたりセガが先行投資してくれればなぁと思います。
なるほど、ぷよスポは特に運の要素が強いという性質もあったのですね。
であれば、尚更のこと勝利条件の見直しを考えてみて欲しいと思います。
個人的にはトーナメント方式をやめてプロリーグを作り、最上位の1部リーグのみ放送みたいな形なんてどうだろうとか思ってます。全部30先くらいで。賞金ではなく出演料みたいな感じで。勝ったらボーナス的な。
私自身eスポーツがどういうものなのかよく理解していないのでアレですが、そういう風にもっとスポーツ感出した方がぷよは面白さが伝わるし盛り上がると思うんですよね。
知れば知るほど面白いですし、上級者のプレイは華やかですし「すげー」ってなれますので。
別に今まで通りのライトな対決でも面白いっちゃ面白いのですが、純粋な実力は誰が最強なのか興味ありますし最強プレイヤー達の試合を中心にもっと見たいと思ったりしています。
それとは別に従来通りのトーナメント方式の大会があっても全然いいですしね。
予算は……どうなんですかね。
最初の頃はプロアナウンサーを呼んだこともあった気がしますし、リングを借りて演出したこともありましたけど、一方ではハンディカムみたいな配信になったり、正直懐事情が全然読めません。
なんか突然突拍子もないことが始まったりするので、ちゃんとした目的と計画があってそれ通りに運営しているのかすら怪しい感じがします。
分からないことを考えても何もならないので、私からは力を入れて欲しいところに言及してみましたが、ぷよがeスポーツとしてどういう方向に向かっているのか(向かいたいのか)よく分からないのでどうにも……;;
何というか、公式には『ぷよは今思っている以上に競技性があって、今思っている以上にもっと面白いものだよ』というのを理解してくれればいいなと思っています><
とてもいい分析だと思いました。私は試合形式をサッカーなどのような時間制限式にしてはどうかなと考えたりもしてます。(15分間で勝利数が多い方が勝ちなど)タイムテーブルがわかれば観戦もしやすいかな、なんて。
おお、時間制というのは考えていなかったので目から鱗です。
そうなればお目当ての選手の対戦を狙って観戦しやすくなるので、公式試合観戦の敷居も下がり(長時間張り付かなくて良い)ぷよ観戦も活性化しそうですね。
特に特定の選手以外はあまり興味がないみたいな人に対して、公式試合を見て貰う良いアプローチになりそうです。
ただそうなると「残り時間的にあと2,3試合でしょうか!ただいまgesoir選手が2本差でリード!このまま逃げ切りたい所ですが――おぉっとgesoir選手回しを始めたぞ!?これはこの試合で時間を使い切ろうという作戦か!回す!回す!高速で回している!」みたいなことを引き起こしかねないので、この方式を採用する場合は少し工夫が必要かもしれません。
(例えば試合終了時点で特定本数差以内ならデュースのような特別延長を設けるとか。そうなれば試合もより盛り上がりそうです)
この方式はコートチェンジやタイムアウトなどの『間』も自然に作れるので解説や緊張感を入れ直すことも容易ですし、やりようによっては試合をより盛り上げる演出が出来そうなのもメリットですね♪
いずれにせよ、選手がもっと力を出し切れる環境になれば観戦している方も気持ちが入りやすくなる気がしますので、その辺りは是非考え直してみて欲しいなと思います><