土台、それは、ぷよを支える基盤そのもの
全てを生み出す、大いなる母--------
表題の通り、本記事では、
『マリウ式土台』
について、その概要を記します。
まず最初に、
マリウ式土台とはなんなのか?
その正体は、
2〜4列目に横3を敷いた先折りの土台
及びそれを目指すことで生じた全ての土台
になります。
以下のような形です。
※画像1
この形はなんなのか?
組むことにどんな意義があるのか?
具体的に、以下のようなメリットがあります。
・中盤が厚くなる
他の土台と違い、基本的に、キーぷよは後乗せを前提として組みすすめることになります。
そのため、本線一本の状態であることが非常に少なく、安易に本線を撃たされてしまうことはまずなくなり、中盤の選択肢を広く持つことができるようになります。
・連鎖尾に繋がる段差が常に同一である
画像1のように、2〜4列目の横3連結が常に存在し、これが消えることで連鎖尾へと繋がっていきます。
つまり、4列目が1段下がり、5列目へと連鎖がつながることになります。
この感覚を掴むと、鶴亀で連鎖尾をつなぐことが容易く、どんなツモでも確実に連鎖尾を組み込めるようになります。
連鎖尾の回収率は本線火力を高めるために必須となります。
また、上記により、中盤戦で連鎖尾を破壊した後のリカバリーも容易となるのです。
・本線火力を出せる形である
飽和火力の平均値が上昇傾向にある現代ぷよにおいて、本線火力は必須武器ですが、この形は、組みきればしっかり10万点以上の火力を出すことのできる形です。
環境最強と言われるGTRともバッチリやり合うことができます。
この他にも、さまざまなメリットがある形ではありますが、扱うことの非常に難しい形です。
その理由として、
必要とされるキーぷよが多い
ことが挙げられます。
メリットとして中盤が厚くなると記しましたが、その反面必要なキーぷよが多く、緊急時にキーぷよを1つ乗せて本線発火!などといったムーブを取ることが難しくなります。
また相手の催促に対応として放った副砲に本線をシンクロ発火された場合、必要なキーぷよをツモりきれず本線にたどり着けない、などということも多いです。
これらを回避するためには、
常に相手を凝視し、
適切にキーぷよを管理し、
最適なムーブを選択し続ける
必要があります。
これは非常に難しいです。
筆者は全然できません。
ですが、だからこそ、
相手を適切に動かし、フィールドを支配する、
コントロールぷよの真髄がそこにはあると感じています。
この記事を読んで少しでも興味を持った方がいましたら、ぜひ挑戦してみてください。
最後に、この形の折り返しのバリエーションの基本パターンを紹介して終わります。
反響があれば、初手のパターン別の置き方や連鎖尾のバリエーション、捌き方のコツ、
筆者自身の技術がもっと上がれば戦術的な動き方やキーぷよ管理のコツなんかも紹介していきたいと思います。
それでは、ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
折り返しパターン①
マリウ式・T
※画像2
もっともよく組む折り返しです。
ちょっと前にtomさんが提唱した、1次元天蓋の形です
折り返しパターン②
マリウ式・F
※画像3
不機嫌GTRのような形です。
このパターンは他にも3種類の派生形がありますが、それは次の機会があれば紹介します。
折り返しパターン③
マリウ式・D
※画像4
底上げ男色のような形です。
組むことは多くないですが、ツモに応じて組むことがあります。
折り返しパターン④
マリウ式・U
※画像5
俗に言う、宇宙です。
ぶっちゃけ、これが1番捌くのも扱うのも難しいです。
基本は避けますが、ツモによっては組むことがあります。
折り返しパターン⑤
マリウ式・L
※画像6
筆者のお気に入りの形です。
ぶっちゃけ中盤やりづらいですが、キーぷよを3列目3段目に隠しているため相手からしたら見づらく、カッチョイイです。
折り返しパターン⑥
マリウ式・I
※画像7
マリウ式・Tの派生で組む形です。
手順、扱いが難しく、筆者もまだ実戦投入できていませんが、キーぷよの見づらさが段違いなので、相手からしたらやりづらいと思います。
以上。
みなさまのぷよに少しでもインスピレーションを与えられれば幸いです。