1684

初中級向け 全消しを狙うべきかどうかの基準

by
machine322
machine322
ここでは、全消しの狙い方と、そもそも全消しを狙うべきかどうかの話をします。






例えば、先折りGTRで全消しを狙うか狙わないかでこの4手目の置き方が変わります。

上の図は全消しを狙っていて、下の図は狙っていません。

もしこの後に赤緑と青青が来ていた時、上の置き方をしていれば全消しを取ることが出来ます。下の図は緑を散らしてしまっているので、どうやっても取ることが出来ません。

※これはダブルネクストまでで全消しが取れる極端な例です






さて、これを見たあなた。
全消しを狙う置き方をしたいと思いましたか?

「ちぎらないといけないなら嫌だなあ」とか「普段使わない形だから難しく感じる」とか思った人が多いんじゃないかと思います。
私もそう思います。ちぎってまでこの形を作っても、全消しが無かった時にそこまで強いとは思いません。

しかし、一方的に全消しを取れた場合の有利はとても大きいものです。一概に全消しを諦めるべきとは言えません。
ではどちらを選ぶべきでしょうか?


そこで便利な基準になるのが、どちらの負け方なら自分が納得できるかです。


例えば、相手が全消しを一方的に取った場合、相手の全消しボーナスが直撃してこちらは負けるでしょう。
逆に、こちらが全消しを狙ったのに全消しを取れず通常通り試合が進行した結果、土台効率の差で本線負けすることもあるでしょう。

全消しを狙った結果それが裏目に出ることもあるし、逆もまた然り。ツモ運にはどんなプレイヤーも本質的には抗えません。
しかし、勝ち方と負け方を選ぶことはできます。

中盤戦や飽和勝負が得意なら、全消しよりも土台の効率などを優先するべきです。
全消し戦が得意なら、全消しを積極的に狙うべきでしょう。


どちらも得意であったり、あるいはどちらも自信が無いなら、1セットの本数で考えるのも良いと私は考えています。つまり、連戦かレート戦かで置き方を変えるという事です。
仮に100本先取の連戦を行った場合、少なくとも全消し戦は50回以上も発生しません。なら、長い本数の連戦は全消しを捨てるという判断も勝利を目指すうえでは十分あり得ます。
レート戦は2本先取ですから、1本の重みが連戦とは異なります。心理的な面でも、全消しなどのツモ運で負けた時のダメージは連戦に比べて大きくなりがちです。となると、全消しを積極的に狙っていく置き方をして、全消しが無ければ通常通り戦うというやり方が一日通しての勝率は上がるかもしれません。












ちなみに私はどちらかといえば全消し戦は得意ですが、ネクネクまでで全消しが取れないなら基本的に狙いません。その方が負けた時に納得できるからです。
作成日時:2021/02/20 14:41
コメント( 0 )
コメントするにはログインが必要です
シェア