1993

伸ばし

by
あん
あん
こんにちは、あんです!

まずはこのページを開いてくださり、ありがとうございます!
初投稿で拙い部分もあると思いますが、最後まで見てくだされば幸いです。

今回は自分が得意としている「伸ばし」の技術について解説したいと思います。

伸ばしが上手であればそれだけ上振れによる勝ちを狙うことができます。ぷよぷよの中でもセンスが問われる項目ではありますが、それ以前に意識すべきことが分かってない人が多い印象です。

つまり僕と近い実力帯の人であれば誰でも意識一つで大なり小なり、成長が可能です。

では本題に入ります、僕が伸ばしで意識すべきだと考えているのは

①自分の伸ばし力を把握する
②相手の連鎖量を把握する
③伸ばし最初の3手を丁寧に捌く
④伸ばしのルートを決める
⑤発火点を複数用意する
⑥連鎖尾をマルチや連結でまとめる

の6つです。
これらの項目をより詳しく解説していきます。


①自分の伸ばし力を把握する
よく、「最大まで伸ばせば返せた」という言葉を耳にしますが、みなさんこの意味をきちんと理解していますか?
これは「めちゃくちゃ伸ばしが上手い人」が「めちゃくちゃいいツモを引けた」場合の話です。
つまり一般人が普通のツモを引いてる限りは絶対に起こり得ません。
この意味を間違って捉えて、「有利だったのに負けた」と勘違いする人が多い印象があります。

先程も説明した通り、伸ばしにはセンスが問われます。つまり人それぞれ伸ばしの有効範囲は異なり、さらには運にも左右されます。
にも関わらず、使いすぎの中盤をしてしまい、自分の伸ばし力では不可能な量を伸ばす羽目になってしまっていては成功するはずもありません。

自分がどこまで使ったら「使いすぎ」になるのかをきちんと把握しておきましょう。
伸ばしが苦手な人であれば、GTRが綺麗に残っており、連鎖尾が入っていても使いすぎになるかもしれません。

また伸ばし力をさらに細かく分けると

・壊れた連鎖を直す「修復力」
・連鎖の頭を伸ばす「頭伸ばし力」
・連鎖の後ろを伸ばす「連鎖尾伸ばし力」
・本線に使う予定がないぷよを連鎖に活かす「連鎖をつなげる能力」

に分けられます。自分はどの伸ばしが得意なのかを見極め、自分にあった伸ばしが出来るフィールドで打たせることを心がけましょう。また自陣把握が苦手な人や、鶴亀など高度な技術を使うのが苦手な人はそれらが必要にならないよう気をつけましょう。

おすすめは連鎖尾側を消費して打たせることです。頭側はどうしても1連鎖ずつ伸ばさなくてはならない上に、ツモ制約もかかって失敗しがちです。(頭伸ばしが得意な人であればこの限りではありません)


②相手の連鎖量を把握する
みなさんきちんと凝視してますか?当然伸ばしにも最低限の凝視は必要になってきます。
相手の連鎖をきちんと把握しろなどと難しいことを言うつもりはありませんので、以下の部分にだけ気を遣ってください。

・連戦の中で相手の連鎖力を把握する
・相手のぷよ量を把握する
・相手が本線を組み切るか確認する

まず連鎖力の把握ですが、極論これは凝視してなくてもなんとなくわかると思います。ただキーぷよを入れるタイミングや連鎖尾の暴発率などはある程度見てないとわからないと思うので、意識的に見た方がいいと思います。

次にぷよ量把握。なぜこれが必要かというと、相手の連鎖力と掛け合わせることで大まかな相手の本線の大きさが把握できるからです。
どこまで入ってるかきちんと見ることに精一杯で手が止まっていては元も子もないので、大体このくらいの量だろうという推測を立ててぷよを捌きましょう。

最後に相手が本線を組み切るかどうかです。「打たせるために2ダブを構えたら、相手が本線15連鎖打ってきました、返せません」当たり前です。
相手が本線を組み切るより早く打たせる、また組み切られそうならこちらも早く本線伸ばしに意識を変えることが重要です。
初めは難しいかもしれませんが、相手のツモ操作の癖などで意思がわかったりすることもあるので、まずはチャレンジしましょう。

また打たせるタイミングによっても両者のぷよ量は変化し、伸ばしの必要量は変わることも念頭に置いておきましょう。
(5連鎖の間に3連鎖伸ばすのは難しいですが、10連鎖の間に3連鎖伸ばすのは簡単ですよね)
早めに打たせすぎると伸ばしの時間が稼げなくなり窮屈になります。

相手の連鎖量に合わせた的確な伸ばしをできれば、かなりのプレッシャーにもなりますので、是非とも量把握を頑張りましょう。


③伸ばし最初の3手を丁寧に捌く
これをきちんとできているぷよらーはかなり少ない印象です。早くツモることに意識を割きすぎて、伸ばしの手順が適当になったり、頭がパンクしてどうしたらいいかわからなくなってませんか?

最初の3手は伸ばしの中で唯一、思考時間が充分に与えられています。
相手を打たせるときに1手目2手目を、1手目2手目を捌きながら3手目を事前に考えておくことで、他のことに意識を割くことができます。

3手の間に自陣把握や相手の連鎖量、連鎖のルート決めなど、できていないことを全てやってしまいましょう。

この3手の出来で伸ばしの成功率に大きな差が出ます。千切ってでも思考、形の両方を整えましょう



これは僕の固定ツイートの伸ばしの3手です。
普段であればこのような置き方はまずしません。
しかし、この場合は理論値に近い伸ばしを要求されており、かつ思考時間も足りなかったため、千切りを利用しつつ、確率の上振れを狙った起き方をしています。

時と場合に合った最善な3手を置けるように心がけましょう。


④伸ばしのルートを決める
ネクストを見て伸ばしのルートを決めるというと単純に聞こえますが、案外苦手な人も多いと感じています。

特に普段S字連鎖を組んでいる人が伸ばす際、U字の伸ばしを嫌ってツモ制約が苦しいルートをとって失敗するといったケースをよく見かけます。
僕もニュートラルの状態ではS字連鎖をよく組みますが、伸ばしの際は連鎖尾を付け足し、頭を縦に伸ばすU字連鎖にすることも多々あります。
これは縦に伸ばすことでツモ数が稼げ、発火点と連鎖尾が干渉することを減らせるためです。

反対にS字を意識し、第二折り返しにした方が早く連鎖数を稼げるのに、それを嫌って連鎖尾としても回収できずに無駄ぷよを多く出して返せなくなっている人もよく見かけます。
どちらのルートがいいかを見極め連鎖を伸ばすこと、またどちらのルートも取れるような残しにすることを意識しましょう。


例えばこの状況であれば(僕が1Pで後折りしてます)

紫発火
黄色連鎖尾

のルートしか思いつかない人もいるでしょう。
ですが今回はツモに合わせて

第2折り返しにすることを選択しました。
さらに青を後乗せで回収することにも成功してます。S字であっても連鎖尾マルチを後から狙うことは可能だと覚えておきましょう。

U字S字の選択の基準の一つとしてまた打たせるタイミングによっても両者のぷよ量は変化し、伸ばしの必要量は変わることも念頭に置いておきましょう。
(5連鎖の間に3連鎖伸ばすのは難しいですが、10連鎖の間に3連鎖伸ばすのは簡単ですよね)
早めに打たせすぎると伸ばしの時間が稼げなくなり窮屈になります。

・合体すべきかどうか
・鶴亀にすべきか
・連鎖途中で同時消しを挟んでも大丈夫か
・GTRを変形するべきか
・逆発火にするか

などがあります。
これらの組み合わせで、例えば「連鎖尾上の副砲と合体したらS字になった」のように自然とU字かS字かが決まったりするので、フィールドを広く見て効率的に使えるルートを選択しましょう。


⑤発火点を複数用意する
これを聞いておそらく皆さんは「2色待ち」という言葉が頭に浮かんだと思います。
もちろんそれもあるのですが、僕が称えたいのはそれだけではありません。
複数ヶ所とはズバリこういうことです!

はい。多分僕の言いたいことは分からないと思います。
では反対に発火点が1ヶ所のみの連鎖を載せます。



なんとなく分かりましたでしょうか?
上の画像は3、4列目から発火できるのに対して、下の画像は3列目からしか発火できません。

これのどこが重要なの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
では伸ばしの際に上の連鎖を選ぶ理由を2つほど紹介します。

1つ目は「発火点を見失わないから」です。伸ばしていると自分でどこ発火か分からなくなるときありませんか?
そんなとき、連結が露出していればそこが発火点だと認識できます。
また誤って埋めてしまっても他の場所からの発火が可能です。(上の連鎖であれば誤って3列目の上にゴミを置いても4列目から発火できる)

2つ目は「これを利用することで2色待ちが作りやすいから」です。
こちらをご覧ください。

これは上の連鎖を伸ばした形になります。
今この状態で2色待ちになっているのがお分かりでしょう。
さらに青も2ヶ所露出させることに成功したので

さらに3色待ちの形に持っていくことに成功しました。
またこのように置けば

連鎖尾として青を回収することができます。
その結果、2色待ちのデメリットである1連鎖手前の発火点から発火した際に、連鎖数が落ちてしまうといったケースもケアできます。(もっとも、これは露出を増やすだけでなく、連鎖の消え方と噛み合わさって初めて達成できるものではありますが……)
このように2色待ちを狙う前段階の準備として、発火点を複数ヶ所用意することが重要です。

今回は発火点が2ヶ所の例を挙げましたが、3ヶ所でも当然構いません。出来るだけ多くの発火点を開けましょう


⑥連鎖尾をマルチや連結でまとめる
これはそのままの意味です。
みなさん認知はしてると思うのですが、どちらかというと頭伸ばしを意識する傾向にあり、連鎖尾側が疎かになっている印象があります。

ハッキリと言います、頭の1連鎖と連鎖尾のマルチでは連鎖尾のマルチの方が重要です。
​​​​​​​
理由は単純で相手のセカンドの時間が削れるからです。

「9連鎖トリプルからの10連鎖」のような消し方をしてしまうと勿体無い感じもしますが、連鎖量としては稼げているのであまり気にしなくても大丈夫です。

また連結を足すのも重要です。
13連鎖くらいの連鎖量になってくると、連結1つで岩ぷよ1つ分程変わります。
そこまで大きな連鎖でないにしても、僕は連結の差で勝ったことが多々あります。

もし伸ばせない状況になってしまった場合はせめて連結だけでも足せないか判断しましょう。


さて、ここまで6つの項目を解説しました。
実はこれらの項目は繋がっています。(全て伸ばしの話なので当然といえば当然ですが)
どれか1つでいいので取り組んでみてください、そうすれば他の項目の必要性が分かり、できるようになっていくと思います。

理論値伸ばしや難しい伸ばしについてあまり解説しなかったのは、それらが必要がないと考えていること、またこれらの項目をこなすことができたならば自然にできるようになると考えているからです。
強いていうならば、打たせたとき、最初の3手を捌く際に全力で自陣把握と相手の連鎖把握をしましょう。


最後に僕がTwitterにあげた伸ばしをいくつか載せておきます参考になれば幸いです。

https://twitter.com/pocliyelliz0scq/status/1278065111626739712?s=21&t=PrQkh5InVqR47pjwe-IC7Q

https://twitter.com/pocliyelliz0scq/status/1514987141847130118?s=21&t=PrQkh5InVqR47pjwe-IC7Q

https:/twitter.com/pocliyelliz0scq/status/1511639142630797316?s=21&t=PrQkh5InVqR47pjwe-IC7Q

https:/twitter.com/pocliyelliz0scq/status/1464886769074069514?s=21&t=PrQkh5InVqR47pjwe-IC7Q

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!
これを機に伸ばしの際にいろいろなことを意識しながらチャレンジしてください😊
ではまたの機会に!
​​​​​​​

PS
すみません!一つ大切なこと忘れてました!

伸ばし途中で脳がバグりそうになることあると思うんですが、バグる前に連鎖尾側(3列目から遠い場所)に捌くか、千切りを挟むことで無理やり思考時間を稼いでください。
わからないまま進むのは基本的にNGです。
手を止めてでも思考時間を稼ぎましょう。
手を止めるなどをする余裕があるかどうかも最初の3手の内に確認してください。

重要なことを忘れて申し訳ありませんでした。
それでは!
更新日時:2022/07/04 22:28
(作成日時:2022/07/04 18:54)
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