steamぷよらーのしゃに(syanikamaboco)と申します!本記事は
こちらの記事の続きとなっておりますので、未読の方は一度リンク先の記事を読んでいただいた方が理解が深まるかなと思います!
さて、前回はしゃにタワーの強みについて解説しました。今回はいよいよ、しゃにタワーを実戦に投入するために初手の置き方とその後の展開の仕方を紹介していきます!
ただ、私自身もまだ研究中の身であるため、あくまで現時点で自分がこうしているよーという置き方であって、決してそれがベストとは限らないということをご理解いただけますと幸いです。
では始めていきましょう!
手順解説
まずはじめに……しゃにタワーを組みに行く手順ではありますが、全パターンでしゃにタワーの理想系を組むのはおそらく不可能です。何なら5割近くが妥協形になってしまうかも……。そのため、しゃにタワーを実戦で扱うためには、
しゃにタワー自体よりも、妥協形をしっかり記憶することが最重要ポイントになってくると言っても過言ではありません。妥協形のレパートリーを増やしていくことによって、無理なくしゃにタワーを構築できるようになり、結果勝率の向上につながるはずです。
また、以下のようなツモ捌きの優先度を意識すると、いくらか組みやすくなるかもしれません。
字が汚いのは、武者震いによるものです。しゃにタワーの研究を始めてからというもの、その溢れ出るほどの妖力と、私自身の内に眠っていた闘争本能が共鳴し、全身の震えが治らなくなりました。誰か助けてください。
それらのことを念頭に置いて、以下の手順解説をご覧ください!
①AB AC
この場合、置き方は👇のようになります。
わりと諸説ある置き方で、AB、ACのどちらか、もしくは両方縦置きするなども考えられますが、私はこれが1番組みやすいのではないかと感じています。やはり平らな分ちぎりが減る印象です。
3手目以降はこのように分岐していきます。
妥協形(緑ゾロ→赤緑など)
連鎖尾側はわりとパッションでどうにかなるので、4列目は3段目に赤が来るならあとはどんな置き方をしても大丈夫そうです。(右の画像では4列目が4色にばらけていますがなんとかなっています)
妥協形(赤青など)
3手目が
赤青だったなどの場合は、むりせずスタンダードな後折りGTRに移行しましょう。
テンション下がるツモです。
【追記】
3手目一覧の画像を作った時点では、雪崩狙いが安定だと思っていたのですが、最新の研究で、意外とこのパターンでもしゃにタワーが狙えることが分かってきました。そのためには、以下のような置き方をします。
ここからでも、ツモによってルートを切り替えていくことができます。
緑偏重であれば連鎖尾側に捌きしゃにタワーを確定、
青偏重であれば中央部分に捌くか、右側に捌いて左折りのフキゲンに、
赤偏重であれば右に捌いて折り返しを構築していきましょう。
なめくじ折り返し
赤ゾロ→
青黄などの場合はなめ折りで対処しましょう。痒いところに手が届くのでなめ折りは好きです。
【参考】
※練度が低いため余計なちぎりが入っています。
②AA AB
この場合、置き方は👇のようになります。
このパターンでは、3手目によってしゃにタワーと
カギ積みを組み分けていきます。カギ積みはしゃにタワーと同様に
連鎖の途中を壊してから修復という動きが取りやすいため、協会(※)の推薦土台の一つでもあります。
※全国しゃにタワー協会のこと。総勢300名ほどの会員がいます。会長の私の他、会長補佐のセロハンテープ(次期会長候補)、書記のトンボ鉛筆(HB)などが所属しています。
3手目の置き方一覧です。こうして見ると、あまりしゃにタワーを狙った置き方はしていませんね……。ただ、4手目次第で上の置き方以外を取ることもあります。例えば、上列左端の3手目
青緑パターン。このパターンで、4手目に
赤青が見えていた場合は、3手目は
青下で4列目に縦置きしたりします。(👇)
緑のL字の下に敷く
赤の横2。これが遅れると崩壊しかねないため、
赤が見えていない場合はしゃにタワーはスッパリと諦めてしまうのが吉でしょう。
妥協形(緑黄など)
緑集中の3色パターンの場合、このように下1連結のしゃにタワー(
しゃにタワー1.5号)を狙っていくのが無難かと思います。残し性能は少し劣りますが、同時消しの火力は落ちません。
妥協形(黄ゾロ、青黄など)
この場合は、
カギ積みを組みに行った方が安定します。カギの手順は自分がここで説明するよりも、
【孤高の定形王】飛車ちゅうさんの配信などを見られた方が勉強になるかと思います。
ただこのゾロパターンの置き方にも諸説あり、ゾロを3列目に置くよりも1列目縦置きした方が、しゃにタワーの目とカギ積みの目を両方残せるという意味では良いかもしれません(私はカギ積みが好きで、カギ積みで確定させることに抵抗を感じていないために今は上の置き方を取っています)。
【参考】
妥協形(赤緑)
この場合のみ、だぁ積みを採用しています。23でちぎってしゃにタワー1.5号を狙いにいくのもありですが、だぁ積み狙いの方が序盤のちぎりが減るのと、若干全消しを逃しにくいです(多分)。
余談ですが、だぁ積みや新GTRなどを組むとき、L字+横3にできて扱いやすくなるのと、若干中盤で飛ばしやすくなるため、連鎖尾と折り返し間のキーぷよ(👆画像3列目の緑の部分)を2連結にすることが多いです。
③AA BC
この場合、置き方は👇のようになります。
一見しゃにタワーが厳しそうなツモですが、案外組めます。ただ、
緑が遅れた場合、ほとんどしゃにタワーは諦めるべきだとお考えください。それでは今回も、3手目を検討していきましょう。
赤と
緑次第という感じですね。ただ、半分以上はしゃにタワーの目を残せています。その後のツモ次第で雪崩に移行するといいです。右下から2番目の3手目
赤黄パターンはカギ積み、右下端の
赤青パターンは雪崩を狙っていきましょう。
妥協形(緑ゾロ)
上のセクションで既に紹介している妥協形の解説は以降では割愛させていただきます。今回見ていくのは、一覧画像左上端の
緑ゾロパターンです。一応、折り返し側に
緑ゾロを捌くというやり方もあるのですが、自分はこちらの置き方を採用しています。
しゃにタワー亜種のような形。このパターンでは、できる限り毎回この形、もしくはよく使われる、
赤をL字にせずに2+2で消す形を狙うようにします。
赤をL字にする場合で、
緑を1列目で2連結にする形もありますが、これは少し扱いにくくなるため避けた方がいいです(あくまで私の感覚ではですが)。
2列目を高くする雪崩にした方が、連鎖も入れ込みやすくなりますし、3連結を多用するため中盤での連鎖尾崩しも見えやすくなります。
余談ではありますが、しゃにタワー自体、(この赤のL字の連鎖尾形で、1列目の緑を高くするのって実は弱くない?)という疑問から生まれた形なのです。
もう一点、画像内で強調している
緑暴発は案外忘れがちなので注意してください!
【参考】
※アプデ前の手順なので、3手目の置き方が少し違っています。この例ではうまくいっていますが、安定を取るなら上で紹介している置き方の方がいいはずです(多分)。
④AA BB
この場合、置き方は👇のようになります。
このパターン、シンプルに見えて案外奥が深かったりします。かまいたち狙いに切り替えたり、3手目を見て2手目を23置きに切り替えたり、あるいは12でちぎったり……私もまだ、他のパターン以上に正解がよく分かっていません。
とにかく、これまでのセクションと同様に3手目を見ていきましょう。
お分かりいただけたでしょうか。
※をつけた3手目
緑ゾロ、もしくは
赤ゾロのパターンですが、本来1縦置きする2手目の
緑を、23置きに変更しています。私はこちら方がいいと判断しましたが、この辺はおそらく人によるところだと思います。狙う形は無難に雪崩連鎖尾の後折りGTRなどです。
右下端の2つ、3手目
赤黄、もしくは
赤青のパターンはどうでしょうか?私はこの場合、直前のAA BCセクションでも紹介した、雪崩連鎖尾のしゃにタワー亜種を狙っています。ツモによっては潜り込みに切り替えた方がいい場合もあります(👇参照)。
⑤AB AB
この場合、置き方は👇のようになります。
前回、
しゃにタワー2号、もしくは
しゃにタワー3号という形を狙いに行く置き方をすると書きましたが、後でこちらの置き方で純正しゃにタワー(
しゃにタワー1号)を狙いに行く方が強く、カギ積みなどの妥協形も採用すればそれほど無理が出ないということも分かったので今回はこちらのパターンを紹介しています。やはり、
兄より優れた弟は存在しないらしい。
では、最後の3手目検討です。
3手目の黄ゾロor青ゾロを、折り返し側に捌くと赤が遅れた時に無理が出ることが多いと感じていたため、これらを3縦置きし完全にカギ積み狙いに切り替えることで、序盤の安定化を図りました。他のパターンは、左上端の3手目
緑ゾロ以外は、比較的しゃにタワーが組みやすくなっています。
妥協形(緑ゾロ)
ということで、最後はこのパターンについて見ていきましょう。はっきり言ってマジで正解が分からないです。3手目を見て2手目を変えるにしても、あまりしっくりくる形にならない……なので、仕方なく👆画像のようにしゃにタワー1.5号っぽいやつを目指していますが、うーん😅という感じですね。
どう見ても効率が悪いので、無理の出ない範囲でtema積みっぽい折り返しに持っていき緑の同色連鎖を狙うのも一つの手かもしれません。
【参考】
長々とまとまりのない文章を書き続けてきましたが、手順解説は以上とさせていただきます!本記事を読んで、「これなら自分でも組めそうだ」「難しそうだけど試してみたい!」などなど思ってくださった方がもしいらっしゃれば、是非実践してみてください!
そして、今回は妥協形の解説に終始してしまい、肝心のしゃにタワー構築のコツなどについてはほとんど語れなかったため、そちらはまた次回の「しゃにタワーのすすめ【TIPS編】」で機会を設けられたらと思っています。
最後に、ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございました!次回にまた、お会いしましょう!!!