ぷよキャンでの攻略記事執筆について(by ハラさん)の記事をきっかけに
「なるほど、記事を書く時にどういうフォーマットにすれば分からないとか、変なフォーマットで書いて後ろ指さされたりしたら嫌だなとか思っているかたもいらっしゃるかもしれないな」と思いました。
なので、
その辺何も気にしなくて大丈夫だよ!というのを私の持っている
少ない知識をひけらかしながら理屈で説明してみようと思います。
文章下手なことを自認している人が文章を説くとはこれ如何にという感じはしますが、文章というよりもフォーマットの話の方が近いので安心して下さい。
結論としては今言ったとおり
「何も気にせず書いて大丈夫!」なのですが
「こういう時どうすればいいのかな」とか
「どっちの方が読者に取って読みやすいんだろう」と悩んでいるかたは是非参考にしてみて下さい。
ただ、私の持っている知識は10年くらい前のもので止まっているので、最新の常識とはズレがあるかもしれません。
その辺私自身も認識出来ていないので、平気で間違ったことを書いているかもしれませんが、その点は予めご了承下さい。
●基本ポリシー
念を入れて言っておきますが、
投稿者の好きなように書けば良いというのが大前提です。
以下記事の終わりまで色々理由をつけて「こうした方が良い」というようなことを述べていきますが、
全部誤差です。
文字が大きかろうが小さかろうが、多少奇抜なフォーマットを採用してようが、それで読みにくいと感じて読まなくなるような人はいないと思います。
それで読まないというのは、よっぽど内容が自分にとってどうでもいいことなんだと思います。
興味があればどんなフォーマットだろうと読みます。
フォーマットを気にするよりも、中身を気にしましょう。
もちろん、フォーマットによって読みやすい読みにくいの傾向はあります。
ただ、それも
受け手の個人差による所が大きいです。
自分にとって読みやすいからこういうフォーマットを選択しているという書き手は私も含めて多いと思うのですが、それは
あなたにとって読みやすいというだけで読者は読みにくいと感じるケースもあるのです。読者は多種多様なので。
じゃあ一体何が一番読みやすいんだって話になるのですが、それは
「他と同じにすること」です。
これはHTMLやCSSといったマークアップ言語のポリシーに微妙に通じる所があります。
自分が管理しているサイトであれば、サイト内においては全部自分が作り上げるものなのでフォーマットは基本的に統一されます。
しかし、ぷよキャンのようにユーザーが自由に投稿できる所は
投稿者によって(ページによって)フォーマットが変わる可能性が出てきます。
読み手はあなたの記事だけを読みに来た訳ではないので、あなたの記事を読んであなたのフォーマットを認識した次に違う投稿者の記事を読みにいった所、フォーマットが違うと戸惑ってしまいます。
例えば、あなたが
「俺は文字が小さい方がまとまりがあって読みやすいぜ!」と思って記事内の文字を小さくしたとします。
これを普段ブラウザで文字を小さくしている人が読みに来たら
「何これちっさ」ってなって、
ブラウザのフォントサイズを大きくし直す手間が出てきてしまうのです。
それであなたの記事を読み終わったあと他の人の記事を見に行くと、今度は
「何これでっか」ってなり、また
フォントサイズを元に戻す手間が出来てしまいます。
フォントも同じように、ブラウザで自分のお気に入りのフォントを指定しているという読者も多いと思います。
それなのに
「俺はこのフォントが好きだからこのフォントを指定して書くぜ!」みたいなことをすると、受け手は
「なにこれウザッ」って思って多少のストレスを感じることに繋がります。
このように、
こういった場所に限れば他の投稿者と違うというのは読者にストレスを感じさせることがあるのです。
なので
読者に負担を与えないようにするのは「他と同じであること」が一番いいと思います。
迷ったら下手にフォントやその大きさを変更しようとせず、
デフォルトのままにしておくのがいいでしょう。
これを基本的なポリシーとして持っておくと良いと思います。
もちろん、迷ったら、の話です。
先述した通り多少フォーマットが違うくらいで読まなくなる読者はいないと思いますし、文字を色々装飾することで表現出来ることも多いですし、装飾することで多くの人が読みやすくなることもあります。
なので
「変えない方がいいんだ! なのにこの投稿者変えてやがる! ばーか!」とか思わないようにしましょう。
フォーマットによる読みにくさなんて誤差程度で、
それよりも書き手の表現が優先されていいと思います。
フォントが違ったところで私は1ミリも気にしませんし、恐らく読み手もそう思う人が大多数でしょうから。
●改行について
好きに改行しましょう。
文字が詰まっていると読みにくいというかウンザリする感じがあるので、私は基本的に句点で改行する小説スタイルのフォーマットを取っています。このように短い文章で意味が続く場合を除いては、ですけれども。
後はまとまりとして内容が変わった時に空行
(文字が何もない改行だけの行)を挟むなどしています。
適度に空行を挟んで文字を詰めないようにした方が見やすい感じがしたので。
とにかく「空行!空行!」で文字を詰めないように書いていらっしゃるかたも結構見かけますが、そういうのも全然良いと思います。
スッカスカで見にくいって人もいれば、広くて見やすいって人もいると思いますし、先述の通り読者によって違うってだけなので好きにしましょう。
好きにすればいいというと
「分からん、何でも良いんだけど読者にとって何が一番いいの?」と思う人もいるかもしれませんが、そういう場合は
自分が読みやすい方法でいいと思います。
基本ポリシーにのっとれば
「他の人と同じにする」なのですが、改行は本当に人によって様々な感じがしますので。
ただ、稀にこんな感じで
自分の環境では適切な改行位置だったであろう所で
改行をしている文章を見かけますが、それはやめましょう。
改行位置は受け手の環境によって変わってしまうので、受け手によっては書き手の
思うとおりに改行してくれないのです。
自分の環境で上手く表示されていると気づきにくいのですけれどもね。
ネットの文章はPC、スマホ、タブレットなど様々な方法で読まれますし、モニタの環境も
人それぞれです。
改行位置は画面の大きさだけでなく、フォントの大きさでも変わってしまいます。
言ってしまえば同じ環境でもサイドバーをつけている場合、画面を分割している場合、
最大化せずにウインドウを縮小して表示している場合などでも画面の大きさが
変わってしまうので、例えばこの文章もPCの人はウインドウを引っ張って
縮小していくと、変な所で改行が挟まってしまって、とても読みにくい文章に
早変わりしてしまいます。
全ての環境に対応した改行をするのは無理だと思って諦めましょう。
諦めた上で、最善の方法を探ると自動的に
『句点、または意味の変わる段落で』改行を挟むのがベストになるのかなと私は思います。
まあ、別に
「自分が最善の環境で見えるからいいわ、読者なんか知るか」って感じでもいいと思いますけれどもね。
それで読めなくなる訳ではないので。
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ちなみにですが、本来ネット(HTML)的に空行は邪道なのです。
(少なくとも10年くらい前の時点では。これを説明しておかないと空行警察に逮捕されそうな気がしたので言っておきますけれども)
私も含めて
空行を意味の変わり目や見た目を良くするために使用している人は多いですけれども、見た目はCSSという専用の機構で整えるべきであって、空行やテーブルを用いて見た目を整えることは推奨されていないのです。
というのも、やや専門的な話になってしまって申し訳ないのですけれども、どうにもHTMLは文章を構造化する目的のみで使いたいらしいからです。
ここからここまでは題名(h)、ここからここまでは一つの段落(p)、これは連番になっているリスト(ol)、といったように文章が構造化されているとAIで要約する時や検索エンジンで検索結果を概要でザラッと出す時になどにプログラムで把握するのが容易だからです。
他にも文章が構造化されていることで実現出来ることが将来的に生まれるかもしれません。
改行はHTML上(プログラム上)<br />と表現されているのですが、これが来たら1つの文章の終わりとプラグラムは解釈します。
空行が挟まるということは<br />が連続して表示されるということになるので、そうなると解析するプログラム側は「何じゃこれ」と思う訳です。
<br />(ここで改行)
<br />(ここでも改行ということになるので)
じゃあ空行は使わないで、文字をずらずらっと並べて書けってこと? 見にくくない?と思うと思いますが、それをCSSでカバーしてねというのがHTMLの方針みたいです。
CSSを使えば文字の行間を自由に変えることが出来ます。
文章は基本Paragraph(段落)を意味するPタグと呼ばれるもので囲い、読みにくいならそのパラグラフの行間をCSSで調整してねというのがHTMLの本意なので、空行を入れて見た目を整えると文章を読み取るプログラム側が「なんやこれ、上手く読み取れんわ」となって軽く見られてしまいます。
軽く見られるとどうなるかというと、検索エンジンなどで評価されにくくなる、検索結果などで上位に表示されにくくなるといったことになるのです。
なので、アフィリエイトブログなどで検索結果を上位に表示させたいと必死になっているような人はこういった点を把握して空行を使わないようにしていることでしょう。
ただし、現時点ではそれも些細なことだと
私は思っています。
ネットではおおよその人がそんなのシカトして普通に空行使っている感じを受けますしね。
検索エンジンから評価されなくなった所で、ぷよキャン内においてぷよらー向けに記事を書いている人にとってしてみれば
「で?」です。
ぷよキャン内の読者に読んでもらえれば目的は達成出来ているので、そんなことを気にする必要はありません。
そもそも、検索エンジン対策をするのであれば空行をなくせばいいというものではありません、ちゃんとやるなら他の文章も正しく構造化していく必要があります。
そういうのは基本的に企業がやるもの、利益
(結果的にお金に繋がるもの)目的でやるものという認識でいいと思います。
別に利益関係なく個人が「検索上位に表示させてより多くの人に見てもらいたいぜ!」という感じで頑張っても良いですし「HTMLの理解を深める為に俺はキチンと構造化したページを作るぜ!」みたいに思って頑張ってもいいと思いますが、普通はワードプレスみたいな便利なツールを用いてページを作っていくものであって、ぷよキャンのHTMLエディタのような所で手打ちしていくのは相当骨が折れると思います。やってダメなことはないんですけれども。
また、ぶっちゃけ空行を多用しているようなものでも普通に検索結果は上位に出ますし、不都合が起こっているような所を
私は見たことありません。
実際『ぷよぷよ初心者講座』で検索すると私の書いた空行モリモリの記事も上位に出てきます。
これって多分読み取る側が構造化されているものを
どう上手く利用して読み取るかの問題なので、将来的にそれが出来るようになるとまた変わってくるのかもしれませんが、現状では構造化クソ食らえで記述しても何も問題は見当たらない――というのが私の見解です。
問題は見当たらないというだけで、実際はちゃんと構造化してあるページの方が有利なのは間違いないと思いますけれども、その程度です。
それが大事かどうかはページ(サイト)の目的によると思いますが、ぷよキャン内においては相当どうでもいいことでしょう。
実際個人のブログとかを見ると空行を多用してる人の方が多い感じするので、今後解釈するプログラムを作ってる側が折れて「もう見た目を整える目的で空行使っているのをプラグラムで加味した方がよくね?」としてくれることもあるかもしれません。
それに、見た目はCSSで調整してねと先述しましたが、ぷよキャンのようなユーザー投稿記事でCSSを管理するのは無理です。
一応エディタにHTML編集機能が付いているので、知識があるかたはこのようにstyle属性に直書きするような荒技は出来ますが、いちいちマージンやパディングを整えたりするのはクッソ面倒ですしサイトの統一性の観点からもやめた方がいいでしょう。
CSSは本来統一感を持ってサイトのスタイルを一元管理する為に別ファイルに出すものだと思いますし、先述のようにページごとにスタイルが違うんじゃ読み手は困惑してしまいます。
先述の通り迷ったらの話で、凝りたい人は別に好きにやればいいと思いますけれども、私はお勧めしません。
従ってCSSで見た目を調整するのは無理、なら見た目を調整する為に空行やテーブル使うしかないよねヒャッハーー!!構造化クソ食らええええ!!で全然いいと私は思います。少なくともぷよキャン内においては。
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●字下げ
やりたい人はやればいいと思います。
他の人と同じにするという基本ポリシーにのっとれば、やらない方がいいと思います。
それでも私がやっているのは、
自分で自分の文章が読みにくかったからです。
私の文章は一文がやたらと長いという特徴があるので、自動改行がしばしば挟まります。
そうなると画面右端から画面左端へ視線を戻すことになるのですが、字下げがないと
どの行を読んでいるのか分からなくなってしまうことが多いのです。
画面が小さいスマホとかで読むときは分かりやすいでしょうか。
行頭が全部綺麗に揃っていると
「うっわ、どの行読んでたんだっけ?」みたいに目が滑る感じがしたので、一文の長い私は字下げを採用しています。
他の人と同じにするという基本ポリシーを破ってまでして。
このポリシーなんて所詮そんなものです、こだわる必要はありません。迷ったらでいいのです。
ネットの文章を見ているとおおよその人が字下げをしていないので
(他サイトの文章はCSSで行間をあけているお陰で、字下げしなくても行迷子にならないからというのもあるのでしょうけれども)多分読者さんは私の文章を見て違和感持っている人の方が多い気がしています。
でも、私が自分の記事を読み返した時に読みにくいからこうしています。読みにくかったらすいません。
●色づけ
やりたい人は(以下略)。
これは別に
他の人と同じにする基本ポリシーとかあまり関係ないと思います。
文字が色で装飾されているから見にくいみたいに思う人は少ないでしょうから。
個人的には手間がかかるので色づけなんてわざわざする必要はないと思います。
何事も手間がかかると思ったらすぐにやめるか、他の方法を探しましょう。
手間がかかると思ってしまうと絶対に続かなくなりますから。
それでも私がやっているのは、長くて読みにくい文章に対して
読者さんの負担を少しでも減らそうと思ったからです。
文字の装飾は
言いたいことを強調するという効果もあるのですが、それ以上に
文字の切れ目が分かりやすくなる効果もあると思っています。
特にひらがなが続いている場合、一瞬見ただけではどこで区切られる文なのかとてもわかりにくい場合があります。
どこで区切られる文なのかとてもわかりにくい場合があります。
どこで区切られる文なのか
とてもわかりにくい場合があります。
こういうことです。
上の文は「どこで区切られる文なのかと!バカかと!アホかと!」みたいに一瞬
読めなくもなくないですか?
文字が装飾されていると、その部分は
一つのまとまりということが直感的に分かるのでいいかな、と。
そういう突っかかりをなくして、少しでもスッと読めるようにしています。
まあ、読点を使えばいいんですけれどもね。
あんまり、読点を、多用すると、なんか、精神を病んでいるような人、みたいな印象を受けなくもない、気がしてしまうので。
私は推敲中ついでにツールでポチポチと色づけしているだけなので、そんなに手間は感じません。
これがツールなしなら絶対にやっていなかったと思います。
私にしてみればその程度のことです。
文字装飾有りきの文章が上手くなりたい訳ではないので。
私はキチンとした文章、読みやすい文章を書きたいと思っているので推敲していますが、別に推敲なんてしなくてもいいと思います。
誤字脱字が多くても読めますし、
面倒くさいことは抜きに好きに書いた方が続きますし好きになれますし、そうして投稿が集まって賑わった方が楽しいですから。
もちろん、私のように自分の文章のダメな所とか考えながら推敲すれば文章は上達していくと思いますし、読みやすい文章、誤字脱字のない文章の方が読まれやすいので、その辺気にする人はやって損はないと思いますけれどもね。
ただ「読まれたい!」「賛同されたい!」「いいね押されたい!」ってなら推敲するよりも、強い言葉を使って断定的に短い文章で書く方がより効果は出る気はしますが。
●結論から書くべし?
冒頭で紹介したハラさんの記事でも言及されていますし、ネットによくある
「文章はこう書くべし!」みたいな記事には必ずと言ってもいい程
「結論から書け」と言われています。
私も基本的にはそう思いますが、結論から書けというのは
おおよそ誤解を招く表現だと思います。
ヤケクソみたいに何でもかんでも結論から書けばいいというものでもないと思う……というのがその理由です。
無理に結論から書いた文章は変な違和感を持ってむしろ読みにくくなってしまいます。
「まず文章は結論から書け」と言われると、何でもかんでも結論から書かなくちゃいけないなと感じるのは割と自然です。
そう言ってるんだから。
でも、結論から書くべき文章は
意外と限定的です。
当たり前ですが、れっきとした自分の主張がある文章
(私の書いている論説のような文章)でないと結論を書くことは出来ません。
例えば
日記は論じるものではないですし
ぷよの連鎖を解説する文章にも結論はありません。
イベントに行ってきた感想なんてのも読者が知りたいのは「行って良かった!」みたいな最終的な感想よりも筆者の感じたその空気感、叙情なので、別に最初に行って良かったみたいな結論じみたことを持ってくる必要はありません。
逆に私にしてみれば本当に楽しんだイベントに対して冒頭で「行って良かったです!」なんて書くのは野暮にすら感じます。
楽しかったことを思ったままに書いて欲しいですし、そうすれば楽しかったのは伝わってきます。
いきなりそんなこと書かれると書き方によっては宣伝とか周りの人に気を遣って無理して言ってる感じを受けなくもないです。
本文が数行で済むような短い文章も、わざわざ最初に「結論はこうです。こうだからです」みたいに書く必要はないと思います。
短い文章なら受け手だって読めばすぐ分かるんだから、
もっと自然な形で文章作っていいと思います。
そもそも、何故結論から書けということになっているのかというのは、
何が言いたいのか伝わってこない文章があるからだと私は思います。
「色々書いているけれども、結局この人は何が言いたいのか分からない」みたいな文章を、私も読んだことがあります。
今あなたも読んでいます。
その文が長ければ長いほど
「結局何が言いたかったんだよ」という気持ちは強くなりますし、
読んで無駄だった時間返せみたいになります。
書いている方も色々と書いているうちに、本来主張したかったことを忘れてしまったのかもしれません。
それを避ける為に、まず結論(自分の言いたいこと)を先に書いておくと
受け手に「このセンテンスではこれからこういうことを話しますよ」と予告出来るので、読んで無駄だったみたいなことにはならなくなります。
文章を書く方も、先に結論を書いておくことで
後に続く文章は必然的にその結論を裏付ける文章になるので、文章に慣れていないかたでも上手に文章を作れることになるでしょう。
この「結論から書け」という話の本質は
『読者にこれから何を論じるか最初に知らせておくべき』ということなんだと思います。
例えば『AとB、どちらがいいか』を議論する場で「俺はAに関してこう思うし、Bに関してこう思います」という意見が出た所で
「で? お前は結局Aに賛成なの? Bなの?」ってなりませんか?
どっちがいいか決めようとしているんだから、どっちがいいかと関係ない意見は割とどうでもいいです。
それに、
最後に「~なので俺はBに賛成」というよりも
最初に「俺はBに賛成、何故ならAは~だし、Bは~だから」という話の展開の方が喋っている中身が入ってきやすいです。
だって、Bに賛成と最初に伝えているんだから、じゃあ
この人がAについて話す時はAのダメな所をあげるんだろうし、Bの長所を言ってくるんだろうなというのが予想出来るので。
文章だってそれと同じなんだと思います。
つまるところ、読者が
「結局何が言いたいのか分からない」みたいに迷子にならないために、
話を読者にスッと入れていくために「最初に結論を書け」と言っているのであって、逆に
それが出来ていれば何も形式張って『結論から言えば~』と無理に述べる必要もないと思うのです。
私の書いたこのセンテンスでは『結論から書くべし?』と表題をうっています。
こうすることで、受け手には
「この人結論から書くことを疑っているのかな? それについて書くんだろうな」というのが伝わっているはずです。
この記事の冒頭でもまず
「この記事ではこういうことを書きます、私はこう主張します」と予告しています。
自分の意見を論じる文章ではこれがあると読者は迷子になりにくくなりますし、話も入ってきやすくなるはずです。
あなたは何を思って記事にしようと投稿ページを開いたのでしょうか?
ぷよの面白さを伝える為ですか?
どういう所が面白いと伝えたいでしょうか?
連鎖の解説でしょうか?
どういった人に向けて、何に困っている人への解説でしょうか?
イベントに行った感想ですか?
何を感じて何を伝えたい、どういう思いを共有したいと思ったから投稿ページを開いたのでしょうか?
投稿するからには何かしら思ったこと、伝えたいことがあるはずです。
それをまず最初に持ってきて
「こういう話ですよ」とこれから書くことを予告してあげましょう。
伝えたいことが複数ある場合も、複数あるなりの伝え方があるでしょう。
特に私のように
本文が長い場合は、本文の早い段階で「こういうことを書きます、私はこういう意見を持っています」というのは伝えておくと、読者の負担は減ることだと思います。
冒頭に一文あるだけでも違うと思いますし、本文が短ければタイトルを工夫するだけで伝えることも出来ると思います。
そうすることで読者は
「このことについてこれから話していくんだな」というのが分かりますし、興味がなければそれ以降読む必要がなくなります。
逆にそれが最初にないと「結局何が言いたかったんだ」という残念な感じを読者に残すことに繋がってしまいます。
何でもかんでも結論から先に書けばいいというものではない。
結論から書けというのは、
これから書く自分の伝えたい主張や思いを予告しておこうということだと思うよ。
(自由に記事を書き殴ったあと「このことを伝える記事になったな」という感じになれば、それを後から文頭に足すという方法でも全然良いと思います)
それを伝えるのは「結論はこうです!」と最初に伝える以外にも、色々な表現方法があると思うよ。
ということで。
結局
読者が迷子にならなければ何でもいいのだと私は思います。
その為の一番の方法は
「結論を最初に書くこと」だよね、ってだけで。
●文章力なんて知るか
文章力がなくて読みにくいとか馬鹿にされるみたいに思って記事を書くことに二の足を踏んでいるかたも、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
でも、その点は安心して下さい。
あくまで私のポリシーであって
一般論ではないのですけれども、
文章なんて伝われば良いのです。
小説家とかなら話は別ですけれども。
むしろ何も気にせずパッション全開で書いた方が伝わりやすかったりします。
論説とかだとパッション全開で論じられても困りますが、それもそれで味があって面白いと思います。本来の目的が達成出来るかは別として、ですが。
そういうのがダメだと、私は全然思いません。
私はいつだって
文章が苦手の人の味方マンです。
伝わらない文章というのは確かに書き手の文章力の問題ということもありますが、
読者の読解力の問題というケースもあります。
稀にネットで
「お前の文章読みにくい」とケチつけているような人を見ますが、そういうの見ると私は
「じゃあ読まなくてよくね? 別にお前が読むことを強制されている訳じゃあるまいし」と思いますし
「お前の読解力がないからじゃね」と思うこともあります。
私への批判は
ある程度心当たりがあるので、
まあそうだよね、これでも努力はしてるんだけどね、せっかく読んでくれたのにごめんねと思いますけれども笑。
もちろん、私も読みにくいと感じる文章を見ることはあります。
ただ、それをもって「お前の文章読みにくい」とは
絶対に言いません。
それを言うと自分の読解力がないと認めることになる気がするので。
何言ってんのか分かんないみたいなのは読むのを諦めることもありますが、逆に意地でも自分の頭をフル回転させて書き手の伝えたいことを理解したくなる方が多いです、何か読解力を試されているような気がしてしまって。
文章の良い悪いはもちろんあるんですけれども、それよりも無限にある書き手の感性や表現を広く汲み取れる方が良い、結局
文章での伝達は書き手の文章力と受け手の読解力の協力制であって、一方的に相手のせいに出来るものではないと私は思うのです。
読解力のない人は有益な情報を読解できない可能性も持つ分損(誤読、誤解は読めないより悲惨)なので、読解力は鍛えていきましょう。
また、同じ書き手でもその時々によって良い文章にも悪い文章にもなります。
私ですら文章を褒められたことがあります。わーい!
なので、批判を受けたからと言って尻すぼみする必要はありません。
あなたが悪い訳じゃない。
調子が悪かった、運が悪かった、
相手がこの程度の文章すら理解出来ないほどバカだったと思いましょう。
深く考える必要はありません。
別にプロの小説家やライターじゃあるまいし、伝えたい人に伝わればいいのです。読者の読解力に存分に甘えていきましょう。
より多くの人に伝えたいというのであれば考える必要はありますが、こういう場所であれば冒頭に述べたとおり安心して
何も気にせず書いて大丈夫です!
文章は書けば書くほど、ゆるやかにですが良くなっていきますので、そういう点で迷っている人は勇気を出して思いを文章にのせてみましょう。
さあ、君も今日からレッツ記事書きだ!
…………。
「なんだ、結局
全部何も気にせず書いていいじゃん、時間の無駄だったわ」と思った人、いらっしゃいます?
いいですよ? やります? 文句あるならぷよで決着つけますか?
言っておきますが、私は
※くまちょむさんから2先で1本取れる程度には強いですよ?
私の顔面が歪む覚悟があるなら、遠慮なくかかってきて下さい。
※それは私がぷよぷよ通REMIXの攻略本を買った時でした。
その攻略本に書かれていたぷよの大会の様子で、トロフィーを持ったくまちょむさんを見たのが始まりです。
それから色んな媒体で活躍されるくまちょむさんを見ては「凄いなこの人」と思うようになりました。
時は過ぎてぷよぷよフィーバーオンラインが発売された後のこと。
私は夢中になってネット対戦に没頭していました。
当時ネットを通して人と対戦出来るという仕組みは斬新で、それはのめり込むように対戦を繰り返していました。
そんな時、まさかのくまちょむさんとのマッチングがあったのです。
当時はレーティングのシステムなんてものはなく、ぷよ○級みたいなあいまいな感じでマッチングが図られていました。
それにしてもネットの猛者達と比べると私の実力はあんまりで、くまちょむさんとマッチングすることなんてまあ考えられなかったのです。
そんな中での対戦です。
私はテンションが上がったあまり、対戦相手を見るなり
当時のゴミみたいなチャットシステムを駆使して何とか
「ぷよ大会の動画みmsた、すごかったdす、応援し」みたいな怪文書を送りました。
対戦が始まる前のわずかな時間というのもあってか、くまちょむさんからの返信はありませんでしたけれども。
それで対戦を始めるのですが、実力差は歴然。
私は必死になって階段を組み上げる訳ですが、くまちょむさんはそれを見て
「あっ……」と察してくれたのでしょう。
1戦目くまちょむさんが勝利した後、2戦目私が夢中になって自分の連鎖を組み上げていく途中で
突然私が勝ったんです。
何かと思ってくまちょむさんの盤面をみると、そこには
本当にギリギリまで積まれた階段連鎖がありました。
初心者が憧れる超大連鎖です。
大きな連鎖を魅せてくれようとして、失敗してしまったのでしょう。
私はとても感激しました。
それ以降くまちょむさんと対戦することはありませんでしたが、これが私のぷよの対戦で一番印象に残っている出来事です。
なのでいいですか、プロの皆様。
あなたが対戦する相手は(子供相手は特に)あなたにとって数ある対戦相手の一人なのかもしれませんが、相手にとっては物凄く思い出に残る1戦になることもあるのです。
そのことを心にとめて、一般のかた相手にする時は勝負してあげて下さい。
そして練習を重ね、圧倒的な実力を身につけ、くまちょむさんのような偉大なプレーヤーになって、後進のプレイヤーに夢を与えるような人に是非ともなって下さい!
私はくまちょむさんをはじめ、ぷよのプロプレイヤーを応援しています!
という記事でした。