506

潜り込みの構造を整理してみよう その22

by
ヌリトオ
ヌリトオ
6列目側に潜り込みの隙間がある形ならば、
それを回収するには必然的に端が高くなる。
手なりで端に寄せられる積み方なんてのも、
意識して練習する価値はあるかもしれない。

そういうわけで、
5,6列の縦Jぷよ型を見ていきます。




◎から回収の場合は、
横S型、縦Z型、横L型、縦T型、O型でしょうか。
で、残った●を消すのにはこんな感じになりますか。











なんとなく、全体的に段差が多いですね。
横S型は2ダブに構えることができそう。


●から回収の場合は、
縦S型、横Z型、横J型、縦L型、縦T型でこんな感じ。











5列目が縦3の形から消えるため、
さし込みがどうしても必要になり、
それにより5列目が高くなりがち。


◎●が同色の場合はこんな感じとか。





これもやはり、5列目が高くなってしまう。
5列目に凸部があった方が雪崩は積みやすいですが、
しかし高すぎるとどうも6列目に谷ができることが多いので、
この型を扱うにはちょっと工夫した方がいいかもしれません。


連鎖を足して段差をならすとか、
2列連鎖尾を組んで4列1段目の回収を後回しでも良いのかも。
そう考えると、6列目から回収の縦T型はどこかで見たような?



この4列目の赤を後回しにして、
5,6列目の赤の部分だけ色を変えて、
消えるような形にすると、こう。



青のY字横3までが消えた後の形が、こうなる。
で、どこかに赤を2個置けば回収できるわけで。



そしてこれ、かんぬきと呼ばれる型ではありませんか。
かんぬきについて、図解なしに人に説明するのはちょっと難しく思ってたんですが、
「縦T型の潜り込みを用いた2列連鎖尾」でいけるか?


いや待て待て待て。
もう少し推し進めて考えるとどうなる?
縦T型の潜り込みは、左右反転させて、
潜り込みを繰り返せるって性質がある。



これで、



こう。

3列目の青からの発火とか、
中段後ろからの崩しもあって、
下から上まで繋がる2列連鎖尾。
斉藤系派生と言えば、それはそう。

だけど、斉藤スペシャルでもTomスペシャルでもなく、
GTRのY字横3から接続できる2列連鎖尾の型に、
地道な検討から辿り着いてしまったではないですか。

単に私がこの型を知らなかっただけという可能性は十分ありますが、
ロジックとしては、連鎖尾下段の形状と、
縦T型、縦L型、縦J型との組み合わせによって、
名付けられて認識されていないとしても、
型として言葉で説明できる2列連鎖尾はありそう。
いずれその辺も細かくやっていきたいね。
作成日時:2024/05/19 22:41
コメント( 0 )
コメントするにはログインが必要です
シェア