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ランキング制度における"10 ポイント"とそれを生む公認大会の重要性

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w.i
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こんにちは。

先日、へーょまはプロ主催による大会「ぷよテトパーティー」が開催されました。
この大会はプレイヤー主催としては初めてとなる、ポイントが付与されプレイヤーランキング制度の対象となる大会でした。
ランキング制度は 6 月の公式大会のときに発表され、最近ぷよキャン内に詳細が掲示されたものですが、
自分はプロを目指すことなど思いもよらないレベルのぷよらーでしかないこともあり、
この制度について細かいことをよく理解していませんでした。

ところで私が所属する広島ぷよぷよ対戦会では、
拠点としていたゲームセンターに置かれていた一台だけの AC 通筐体が対戦台でなくなってしまい、
AC の対戦環境が壊滅的になりました(一応仲良し台を置いてある他のゲーセンがあります)。
関東では聖地マットマウスも閉店し後継地も探されていないなど、AC の環境は衰退の流れにあるのが現状です
(そんな中でも安定して継続している各地の対戦会の方々には敬意ばかりです)。
そこで広島では、コンシューマ機、具体的にはぷよクロを使ったオフライン対戦会に移行しようという流れになっています。
ぷよキャン内にすでにイベント告知が立てられています。

さて、ランキング制度対象大会では、使用するタイトルはぷよテトを基本としつつも、
「『ぷよぷよ』プレイヤーが現役でプレイしていると判断」されたぷよクロについても「特例として」認められることになっています。
では、せっかくぷよクロでオフライン対戦会をやるなら、
人を集めて(公認には 16 人以上の参加者が必須)公認してもらったほうが盛り上がるのでは?という考えが出てきました。
そこでぷよキャン内の掲示をよく読んでみたところ、
「プレイヤー主催大会めっちゃ大事じゃね?」という認識に至ったので、まとめてみようと思います。
  • ランキングポイントとは?
ぷよぷよカップ及びセガによってランキング制度対象とされた大会(以下、便宜上「公認大会」と呼ぶことにします)の入賞者に付与されるポイントです。
2019 年 3 月末日で集計され、ランキングが行われます。
貯めるとどんないいことがあるのかというと、これはプロとアマで意味合いが異なります。

・アマの場合
2019 年 3 月末日までにプロになっていないプレイヤーのうち、ランキングポイントの上位 16 名は、
「ぷよぷよランキングプロ選抜大会」なるトーナメントへの出場権を得ます。
このトーナメントで 4 位までに入賞するとプロになれます。
優勝者は後述の「ぷよぷよランキングファイナルズ」の出場権を得ます。

・プロの場合
2019 年 3 月末日までにプロになっているプレイヤーのうち、ランキングポイントの上位 7 名は、
「ぷよぷよランキングファイナルズ」なるリーグ戦の出場権を得ます。
「ぷよぷよランキングファイナルズ」はこの 7 名と、上述した通り「ぷよぷよランキングプロ選抜大会」の優勝者の計 8 名で争われ、
優勝賞金 100 万円です。

アマとプロ、それぞれでランキングが作られ、それぞれ 16 位以内、7 位以内に入ることが目標となるわけですね。
大事なのでもう一度言いますが、アマとプロのポイントランキングは別です。
  • プロへの道のり
今からプロになる方法は2つです。
1つは上述の通り「ぷよぷよランキングプロ選抜大会」で 4 位以内に入ること。
もう1つはぷよぷよカップで 4 位以内に入ることです。
過去二回のぷよぷよカップで 7 人もプロライセンスを取得したことから見誤りがちですが、
ぷよぷよカップでプロライセンスを取得することはどんどん難しくなっていきます。
なぜならプロアマ混合大会だから。

すでにプロライセンスを取得している強豪たちに打ち勝って 4 位以内に入らなくてはなりません。
もちろんまだアマのプレイヤーの中にもそれだけの実力を持っている方は何人も思いつきますが、
プロたちもぷよぷよカップで上位に入ってまとまったランキングポイントを得たいですから、容易にはその門戸を開いてはくれないでしょう。
だからこそ、もう1つの道でありプロライセンス取得権が4枠確保されているプロ選抜大会に出るためのランキングポイントが重要になってきます。
  • ランキングポイントの現状
公式のこちらの記事から 6 月大会終了時点でのランキングポイントの表を借りてきました。
(「ランキングが閲覧できるよう、現在準備中です。」とありますが、これだけの表を閲覧できるようにするのに何を手間取っているのでしょう…)

現時点でのポイントは、先日のぷよテトパーティーの結果を足したものとなります。
MATTYAN さんのレポート記事によると大会出場者数は「40 人超え」とのことなので、
後述する大会規模別の付与ポイントを参照すると、
優勝者のりべさんに 20、準優勝者の Tekku さんに 10、3 位と 4 位の MATTYAN さんとともくんさんに 5 ポイントが追加されたことになります。

18/8/13修正: コメント欄にも指摘のある通り、最終的な参加者は40人に満たなかったそうで、
りべさんに10、Tekkuさんに5ポイントが追加です。
公式の記事にて掲載があります。

上の表を見ると、6 月大会のベスト 8 は、ここでプロライセンスを取得した方も含めると全てプロに独占されています。
さて、ポイントランキングは、アマとプロで別々に作られるものでした。
現在のアマのポイントランキングを考えると、上表のへーょまはさんから上を隠して、
Tekku さんとともくんさんに 10 ポイントと 5 ポイントをそれぞれ足したものになります。
Tekkuさんに5ポイントを足したものになります。
何が言いたいのかというと、プロ選抜大会の出場権 16 枠を賭けた争いは、10 ポイントや 5 ポイントに左右される熾烈なものとなる、ということです。
ぷよぷよカップでベスト4に入ればまとまったポイントが得られるわけですが、
その時点でプロライセンスが得られるのでアマランキングはいわば「卒業」となります。
そのことも、ぷよぷよカップ優勝による 100 ポイントと比べてしまうと微々たる数字に見える 10 ポイントが、
アマランキングにおいては重要である要因となっています。
優勝して 100 ポイント取った人とは、アマはアマである限り同じランキング表にいないんです。
  • 付与されるポイントと、公認大会の重要性
公認大会のルール詳細のページによると、公認大会で付与されるポイントは大会規模によって以下のようになっています。
 
  参加人数
16人〜39人
参加人数
40人〜59人
参加人数
60人〜79人
参加人数
80人以上
優勝 10 20 30 40
2位 5 10 15 20
ベスト4 - 5 8 10

40 人未満だと、優勝して 10 ポイント。
この 10 ポイントの重要性は上述した通りです。
だからこそ、小規模であっても公認大会はプロを目指す上で重要なんです。
  • 公認大会開催のハードル
公認大会として開催するための条件について、細かいことは https://puyo-camp.jp/rules を参照していただきたいのですが、要点としては
・ぷよテト(PS4, Switch, PC, 3DS (なぜ旧機種版で 3DS だけ入っているのか全く不明))かぷよクロを使用したオフライン大会であること
・16名以上の大会であること
となっています。
現行ルールでは、開催頻度に規制がありません。「毎週開いてはいけない」とはどこにも書いてないです。
現実的には負担やモチベーションの問題で限度があるとは思いますが、
界隈の活性化のためにも、環境が許す限り頻繁に開催されてよいと思います。
ぷよぷよカップは東京で開かれますし、出場のための抽選もあるので、
地方の強豪にとって、地元で公認大会を開催してポイントを稼ぐのは、プロを目指す上で現実的な道の一つだと思います。
個人的には、プロ選抜大会出場枠を賭けた争いが、小規模な公認大会の結果によって左右されていく様子が面白そうなので見たいです。
  • まとめ
広島の対戦会はもともと人口が多いわけではなく、身内をかき集めても 10 人に届くかどうかくらいなので、
参加者を 16 人に届かせることができるかは怪しいところです。
届かないにしてもとりあえず対戦会として継続していくことで、
ぷよクロはやっているが AC 対戦会には行きにくい、というような考え方だったまだ見ぬ広島ぷよらーを集め、
人口を増やしていければという考えです。

我々の状況はともあれ、各地で公認大会が開催されれば交流が活発化したり、
プロライセンス争いが激化したりして面白くなると思います。
AC の対戦会ももちろんいいですが、せっかくぷよテトやぷよクロによる大会なら公式のお墨付きが得られるようになったのですから、
オフライン大会の開催にももっと目が向けられるようになるとよいと思います。
 
更新日時:2018/08/13 18:30
(作成日時:2018/08/05 23:59)
コメント( 3 )
コインさん
コインさん
2018年8月9日 7時14分

先のぷよぷよカップ、実は最終的な参加者総数が40人を割っていて割り振られたポイントがどうなっているのか気になっているところ
はたしてともくんはポイントを獲得できたのか…

ともくん
プロ
プロ
ともくん
2018年8月10日 9時54分

僕も気になります…

w.i
w.i
2018年8月13日 18時33分

公式からアナウンスが出たので記事内容を修正しました。
ともくんさんは今後もまだまだチャンスはあると思いますし、相応の実力もあると思いますので期待しております。
頑張ってください!

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