ぷよぷよeスポーツ、¥500という価格設定のインパクトもあってか、なんとなく買ってみた、みたいな人も散見されてそれは何よりです。
しかしながらレート差関係なしのマッチングのせいで、中上級者にコテンパンにされて苦しんでいる方もいらっしゃるみたいですね。
まあそのへんひっくるめた、新規プレイヤー参入という観点においてぷよぷよというゲームが持つ(主にマイナスの)性質について考えていきます。
①戦術的なセオリーありきの対戦環境
ぷよぷよはかなり頭を使う類のゲームであるため、ゲーム性を囲碁だとか将棋になぞらえる方もいらっしゃいます。
実際落ちものパズルゲームの対戦というのは、相手の盤面や戦術に応じた判断の応酬になるので正しい面もあるかと思います。
しかしながら、高い戦術性は逆に初心者を寄せ付けないハードルとなってしまうこともあると思います。
皆さんの周りに「今から将棋のルール覚えて上達してやるぜ!」みたいな人がいますか?なかなかいないと思います。
そしてある程度ぷよぷよができる方々の頭の中には、長年の歴史の中で生まれたセオリーが染みついています。
『本線先撃ちは不利』 『10万点=15連鎖=大火力』 『早い2ダブ』 『全消し戦はカウンター』
こういったセオリーは 知っているだけで有利 なので、初心者と初級者の間に大きな実力差を生みます。
初心者がこのような戦術的な価値観を養っていけるような環境が形成されていけばいいですね。
②感覚的な操作では攻撃ができない点
余程非凡なセンスを持っている方でない限り、ぷよぷよ初心者が感覚的な操作だけで有効な攻撃を放つことはできません。
例えば、FPSではエイムして撃つ、格ゲーでは避けて殴る、みたいな感覚的な操作のみでできる初歩的な攻撃方法が
ぷよぷよには存在しません。これはなかなかに大きなハードルです。
そして、ぷよぷよの楽しさ、といえば連鎖を撃って相手を倒すということになるので、はじめたての初心者の対戦では、
それを得るのはなかなか難しいのです。
初歩の初歩としては、CPU相手に右3列から4列目にかけてフィーリングでたくさん積んで左側から消してお祈りするのが、
個人的には一番楽しいかと思います。連鎖を撃つ楽しさを知ってもらうのが大切だと思うので。
③対人戦でなければ磨けない実戦感覚
こればっかりは対人ゲームの常、他ゲーでも当然ある話です。
具体的には、乱戦であったり、競った連戦の終盤のメンタル勝負であったりだと思います。
相手の行動を予想して動く、相手の特徴を連戦中に理解する、などなど試合勘がなければできないことです。
これは対戦を楽しみながら身に着けていけるのが一番良いですね。
以上になります。
私が最初にぷよぷよに触れたときはオンライン対戦などはなく、のんびりCPUや兄と対戦していたので、正直今の初心者の方のことはわかりません。
私個人としてもそういった新規層のモチベーションを向上させるようなコンテンツを発信していければと思います。
coo1029
自分も戦略的なことはここ半年くらいで知りました(短くして追い討ちとかカウンターとか)
せっかく買っても勝てないし辞めるって環境はとてももったいないですよね…