これに対して、
こんなツイートがなされました。
テーマ:絶対領域3・4と裏ハチイチとは
1.何それ?
絶対領域3・4は、謎のぷよらーが過去に旧2ちゃんねるのとあるスレッドへ書き込んだ理論です。
絶対領域3・4
https://www26.atwiki.jp/puyowords/pages/287.html
リンク先の文章を引用します。飛ばしたい場合は
でっかい赤文字が見えるまで下にスクロールしてください。というか多分これ読んだだけじゃ理解できないので下まで飛ばすの推奨です。
絶対領域3・4
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絶対領域3・4は 「2,3列目」「4,5列目」で横置きをすると事 =くぼみが出来てしまいその後の積みが悪化してしまうのと同時に
3、4列目に、縦の受けしか設けられなくなってしまう 修正をするためには また「2,3列目に」
ハチイチ的なものを置かなければならない
さらに、「2,3」「4,5」列目で横置きするときの頭の中の感覚はちょっと気持ち悪い
2,3列 4.5列で横置きした場合、
青緑という縦の受けしかなく、その後も「4.5」列目の修正横置き
ツモ ハチイチの青+αなどがこないと安定しない
左の黄色は潜り込みで適当に置けばなんとかなるかならないか
3,4列目の横置き
ツモを把握することは、連鎖構築力の向上につながったり、さっきの
種ぷよの3手目みたいな置き方も出来るようになり
更に縦の受けと横の受けを同時に兼ねそろえることも出来る
「3,4列目を制するものはぷよぷよを制す」
【③】 絶対領域3・4 (最重要項目)6列の
フィールドの使い方を覚える
ぷよぷよと言うゲームは、(縦12段+1段 横6列)で形成されている
横置きが出来るゾーンは、デスゾーンを含めて5箇所、縦置きが出来るゾーンは6箇所ある
デスゾーンとは、2,3列目 or 4,5列目で横置きすることで、3,4列目で
横置きが出来なくなってしまう 3,4列目は種ぷよを置くために横置きをするが
3,4列目で縦置きをすると、ある一色の
ゾロが来ない限り 不安定な
鍵積み路線しか道は無い
それに加え、3,4列 1,2列 5,6列目に凹凸が出来てしまい 実質、
種ぷよを生かせる横置きゾーンが
2箇所しかない 凸凹があって、横置きゾーンが2箇所しかなく、精神的に組みづらい
脳みそに非常に負担がかかるつみ方である
絶対領域3・4は3,4列目は絶対に横置きの
種ぷよツモに専念する考え方であるため
種ぷよの対になった色、つまり
土台部分のほうは、最低でも2色待ちの
土台にするべきである
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そして裏ハチイチは、プロライセンス保持者のKuroroが命名した理論です。
裏ハチイチ
https://www26.atwiki.jp/puyowords/pages/236.html
リンク先の文章を引用します。ここも飛ばしても大丈夫です。
裏ハチイチ
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こういう形の場合に黄青を引いたら普通
ハチイチとして使用する。(どちらとも
仕掛けぷよとして使用し、4連鎖を
テンパイする。)
だがそうなったときに6列目が実質青青か赤赤の
ゾロ待ちとなってしまう。(
折り返しがへこんでいるため
ゾロしか差し込めない。)
それ以外の組み合わせだと2連鎖ほどの
伸ばしを一度に組み込まないと
折り返しが完成しない。(隙が大きい。)
黄赤、赤赤、黄赤、黄緑の4手で
テンパイ。
黄黄、赤黄、赤赤、緑黄の4手で
テンパイ。
黄黄、黄緑なら簡単な
組み換えですぐに
テンパイさせられるが、それだと
ジュウロクイチと
ハチイチを待つことになってしまう。
このように普通に
ハチイチとして使用すると
ジュウロクイチと
ハチイチを同時に待つ形を作っていた、、ということになってしまう。
4手使って伸ばすパターンではうまく色がこないと完成までに5手、6手、7手・・・とかかってしまう。
こういう隙を狙って
速攻が飛んできたりするものだ。
それを回避するのがこの裏ハチイチである。
あえて
折り返しの仕掛けを置かないことで、(先ほどの例の場合は青黄を
ツモっても黄をあえて置かない)その後の
ハチイチの受けを増やすという高等技術である。
このようにしておくと、黄赤、黄青、の
ハチイチの受け入れができるので
ゾロをわざわざ待たなくてもよくなる。
(もちろん
ゾロも受け入れられる。)
折り返しに深さがなくなるので、後の展開がしやすくなる。(赤緑と赤+αで
テンパイ。)
赤
ゾロが引ければ上方向に
組み換えしても隙が少ない。
「団長Kuroro:
ハチイチを捨て、裏ハチイチを待つみたいな感じだな。」
発案命名:Kuroro
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分かりづらい!!!!!!!!!!!!!!!!
結局何が言いたいの!?!?!?!?!?!?!????!?!?!?
と、昔の自分は思い、そのまま理解出来ずに放置していましたが、今はある程度理解が出来るようになりました。
これを知っているだけで、
積みの安定感が増し、ちぎりが減り、飽和が増え、恋人ができ、宝くじが当たり、対戦で勝ちやすくなります。
……なんだか怪しい宗教みたいですね。とりあえずこのwikiよりもなるべくわかりやすいものを心がけつつ説明していきます。
2.絶対領域3・4のメリット
裏ハチイチは絶対領域3・4を理解していると分かりやすいので、まずは先に絶対領域3・4(以下3・4とします)から説明します。
3・4を使うことで得られる主なメリットは、
ツモの受けが広がることです。
何故ツモの受けが広がるのか、それを知るためには
デスゾーン横置きという概念と、この理論の提唱者が書いた
もう一つの理論が必要になります。
2-1 デスゾーン横置き
デスゾーン横置きとは、2列目と3列目、あるいは4列目と5列目に横置きすることです。
これによって、1列目と2列目、あるいは3列目と4列目、あるいは5列目と6列目の間に段差が発生し、ちぎり無しで横置きできる場所が3つになります。
例えばこのような黄ゾロの23横置きをしたとします。これによって1列目と2列目、3列目と4列目に段差が発生しました。
中級者以上ぐらいのぷよらーなら何となく感覚で理解していると思われますが、もし赤青を再び23横置きした場合にできる1列目の谷が連鎖尾にしても折り返しにしても厄介です。
最近kuroroさんがこれと似た形をよく使っているので正直ちょっと説得力に欠けるんですけど、今はそういう事にしておいてください。
1列目に縦置きできるハチイチやジュウロクイチが予告ぷよに来ているならともかく、むやみに2段の谷を端の列で作るのはその付近での受けが狭くなるので危険です。
よって、横置きで置きやすいのは45、あるいは56になります。
それが何なの?
と、昔の自分も思いましたが、これはつまりフィールドの左半分は現在手の受けが無いということになり、
青と赤の受けの広さが半分になっているという事です。
ただし横置きに限りますが。
2-2 種ぷよ花ぷよ理論
3・4提唱者が書いた理論の一つです。
種ぷよとは1個のぷよが役割を持つツモであり、花ぷよとは2個のぷよが役割を持つツモの事です。
種ぷよ花ぷよ理論
https://www26.atwiki.jp/puyowords/pages/285.html
種ぷよ花ぷよ理論
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花ぷよ種ぷよ理論は
花ぷよ=同時に2個のぷよが役割を持つ
ツモ
種ぷよ=1個のぷよが役割を持つ
ツモ
ようするに種ぷよ重視の積みを意識すると積みに絶対的な安定感が出てくるってことを言ってる
ちなみに種ぷよを理解することによって同時に花ぷよもお釣りで頭に入ってくる
【②】 花ぷよ種ぷよ理論 (花ぷよ=
ハチイチ 種ぷよ=一色待ち)
(1)畑に種をまきましょう
この11手全て
ゾロに頼ることなく、ほとんど種ぷよのみで組める
連鎖である
この形、一見、赤が
発火点に見えるが、3,4横置きを駆使すれば、
発火点を緑にすることも出来る
催促は
序盤に近づけば近づくほど、打つ側が不利になる法則を分かっていれば、
局面しだいで、
組み換えもできる
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二枚目の画像から分かるように、種ぷよは1個のぷよが置いた瞬間はゴミぷよになっています。これが置けるという事はつまり、
土台でハチイチ待ちにしていないという事です。
ハチイチ待ちだとそのツモを引くまでその列を放置しなければならず、極端な高低差ができてしまうことがあります。しかし種ぷよであれば一色待ち、つまり7/16待ちなのですぐに引けます。なので、特定の列にぷよが置けずにどんどん高低差が生まれるという事は起きづらいです。よって段差が減りやすくなり、その種ぷよを置いた列の上に新しくツモが置けるようになるので受けが広がります。
2-3 絶対領域3・4
さて、ようやく本題の3・4です。
3・4は前述の
デスゾーン横置きを回避しつつ、種ぷよとして34横置きをすることです。
まず、23や45に横置きをしないというのはデスゾーン横置きによって理解出来ると思います。では何故12でも56でもなく34なのか?
これはゴミぷよになったぷよが、どの列で発生する連鎖でも使えるからです。
http://popofan.blog.jp/archives/5042038.html
例としてこちらの記事から引用します。
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http://ips.karou.jp/simu/pv.html?c0A9zrAkA_6GCGgK6KcGok00
上のシミュでは5手目の赤緑で連鎖尾が完結していますね。ですが、5手目の緑(赤の対)は、折り返しにも使うことができます。たとえばこんなふうに↓
http://ips.karou.jp/simu/pv.html?c0A9zrAkA_6GCGgK6KcGoyCCCCi0sag86C
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このように3・4を使って置いたツモの片方のゴミぷよ、この場合は3列目5段目の緑ですが、折り返しでも連鎖尾でも使うことが出来ます。
もう少し単純な例を示します。
3列目4段目の黄色がゴミぷよになっています。
多重に使う事が出来ます。
連鎖尾に使うことも出来ます。
逆に、4列目のぷよをゴミぷよとして置いた場合の単純な例も示します。
4列目5段目の青がゴミぷよとなっています。
多重に使う事が出来ます。
連鎖尾に使うことも出来ます。
このように、種ぷよのツモのうちゴミぷよとして置いたぷよの受け入れを最大化させようとする理論が絶対領域3・4になります。
3.裏ハチイチの効果
裏ハチイチを使うことで得られる主な効果は、
のちに発生するであろう隙を今発生させることです。
隙というのはぷよぷよにおいては色んな意味が含まれますが、ここでは【連鎖を作り始めてから作り終えるまでの時間】とします。
裏ハチイチの代表的な例として、だぁ積みが分かりやすいためによく用いられます。
この青黄を23横置きすると、端の列に欲しいツモが黄ゾロや緑ゾロのジュウロクイチ待ちとなってしまいます。
あえてハチイチにせず34に置くことで受けを広くする、という例です。
_______さて、ピンときた方も多分いらっしゃると思います。
これ、やってることって絶対領域3・4なんです。
【デスゾーン横置きを回避】と、
【種ぷよとして置いて受けを広げる】を実行した手がこれです。これによって12横置きの目を残すことで折り返しの受けを広げています。
なので実はこれは裏ハチイチの例としてはあんまり適切ではなくて、どちらかというと絶対領域3・4の例になります。
裏ハチイチの効果は受けを広げることではありません。
↓
↓
これは、以前私が裏ハチイチの例として作った画像です。
受けを考えるだけであれば、赤緑をハチイチとして1縦してもいい場面です。なのにここで裏ハチイチとして5縦するのは、
のちに発生するであろう隙を今発生させるためです。
のちに発生するであろう隙というのは、この場合連鎖尾の上、つまり5段目から上の連鎖を作るうえでの時間です。
この画像では例として連鎖尾の一部になって消えるようにしましたが、緑が第二折りのパーツとなる可能性もあります。その場合、この5縦した赤緑の緑は将来第二折り作成で発生する隙をぷよ一個ぶん、つまり
0.5手ぶんの隙を減らしている事になります。これが裏ハチイチの効果です。
当然ですが、未来での隙を今発生させるので、置いた瞬間は隙が大きくなります。もし相手が大きな潰しを構えているなど、何らかの理由でツモを効率よく使いたい場合は裏ハチイチを使わずにハチイチとして1縦します。
4.例のツイート
冒頭に貼ったリンク先のツイートから引用します。
>ちょっとしたことなんですが、1手目を2-3に置かず(3青-4赤に置いて)、2手目を1-2に置くと折り返しの自由度が増しますね。ネクネク見るといいことあるよ。 2-3からの1縦(潰しリスク)や1-2千切り(凸凹折返し)はなるべく避けたいですね。 ※私の場合はこの地点では逆発火も視野に入れている。
>かめさんの説明してるあれ、絶対領域34と裏ハチイチの典型例として教科書に採用するべき要項
ここまで読んでくださった方なら、これがどういう事を言っているのか、何故これが絶対領域3・4と裏ハチイチなのか分かると思います。
>1手目を2-3に置かず(3青-4赤に置いて)、2手目を1-2に置くと折り返しの自由度が増しますね。
これはデスゾーン横置きを回避して、裏ハチイチと絶対領域3・4を併用する話です。
>2-3からの1縦(潰しリスク)や1-2千切り(凸凹折返し)はなるべく避けたいですね。
2-3からの1縦は種ぷよとしての置き方になります。もしそれを置く時にそのツモをハチイチとして置ける場所があったら、その種ぷよは裏ハチイチになります。1-2千切りはデスゾーン横置きをした結果、早く折り返しを完成させる為にちぎらなければならなくなったという事です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。特に許可も無く勝手にツイートを使ったので、もしKamestryさんかliveさんに何か不都合あれば記事の訂正、あるいは削除をします。
記事のレイアウトはひめちゃんさんのものをほぼ丸パク……参考にさせていただきました。とても読みやすくなった気がします、ありがとうございます。
追記:ツイートが埋め込みではなくハイパーリンクとして貼られていたので、埋め込みに直しました。
誤字の訂正と、確立表記の訂正をしました。
>>しかし種ぷよであれば一色待ち、つまり1/4(ヨンイチ)待ちなのですぐに引けます。
片方の色だけだったら7/16じゃないかな。{自分,何か}の4通りと{自分以外,自分}の3通り
ほんとだ……訂正します