いつか紹介しようと思ってたけど近日ようかんさんが組み始めたので紹介する。
1形の紹介
2中盤領域
3連鎖尾の扱い
4催促保持
5速攻、連携
6初手
7妥協形壱(本質>連鎖)
8妥協形弐(本質<連鎖)
9折り返しの妥協形
1
形の紹介
宇宙と並んで新たに全連鎖理論を満たしうる土台を紹介する。左が基本形、右が準基本形である。
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折り返しを含め、なんと土台で3連鎖しかない
全連鎖理論に基づいて全ての領域を中盤として扱い、飽和を落とすことなく、しかも3連結による色摩擦を最小限に減らしたいという欲張りセットの条件を全て満たせる。土台の構築難易度を考慮から外せば、宇宙、天蓋に代わって最も全連鎖理論に近づける土台であると思う。なにより土台の形と消え形がエレガント。このお洒落さを味わうためだけに組んでもいいくらい。
ようかんさんはこの形も「宇宙」と称した。しかし、宇宙の名を冠する形が二種類以上あると話が面倒になる。よってこの記事では、ようかんさんが宇宙と呼んでいたのになぞらえて、この記事ではとりあえず「多元宇宙」と呼ぶことにして話を進める。この名前で知られているわけではないので、定着するまでは各自好きな名前で呼んでいいと思う。
ちなみに、これ以降は「準基本形」が出てこない。しかし、「基本形」だけに絞った土台構築が難しすぎる都合上、実際には「準基本形」を組む頻度も高い。形に慣れればどちらも同じような感覚で組んでいけるので、できれば両方使いこなせるようにしたい。
2
中盤戦の領域
「多元宇宙」は、3連結を剥き出しにした特徴的な連鎖尾から数多の土台のなかでも最も広く中盤の領域を確保できる。それは純正宇宙や弥生時代の比ではない。宇宙や弥生時代以上に手順の難解さはずば抜けているが、その分中盤の広さ、すなわち積みの柔軟性は他の土台を凌駕する。
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連鎖尾部分は本線火力を伸ばすための部分ではなく、まず第一催促を構える部分という一般常識を覆した積みになる。今までGTRで雪崩を組んでいた部分を火力据え置きで中盤に使えるようになる感覚である。「多元宇宙」の連鎖の消え方が特殊なため、6列目の縦3から本線を繋げることを守れば飽和を落とさずに連鎖を組める。
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どれも凶悪な連鎖尾だが、およそ一連鎖ずつ入るようになっている。「多元宇宙」は、土台構築さえ乗り越えればこういった催促兼連鎖尾をかなりの確率で組める。
3
連鎖尾の扱い
連鎖尾を巻き込んで作った中盤の催促を単発等によって整地する必要がない。単純なマルチではないので、本線火力を維持したまま非常に長時間催促を保持できる。
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6列目の縦3の連鎖尾を巻き込んで催促を構えやすいというメリットを最大限生かし、連鎖の途中で縦3(
●)のキーぷよが一度離れることによって暴発しやすいというデメリットを最大限減らすことに成功している。
連鎖の消え方自体はペルシャと似ているが、その本質は全く異なることが分かる。
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ペルシャで催促を作ろうとしても、せいぜい雪崩で手一杯になる。
4
催促保持
連鎖尾側で催促と本線を両立させたまま保持できると強い。速攻土台、マルチ威圧土台の基本戦術である。もともと「多元宇宙」はこの利点を最大限活用するための土台として考案された。
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連鎖尾で3連結を露出させても連鎖尾の黄色の位置関係を守ればしっかり本線として成立する。L字の黄色を上下の種ぷよで挟み込む形は後乗せ回収がしやすいので火力が伸び、縦3の黄色から連鎖尾を組む形は凶悪な催促を長時間保持しやすい。
5
速攻・連携
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速攻としての威圧をかけながら全く本線として無駄のない連鎖になる。階段系マルチの消え方と異なりしっかり連鎖数が稼げるのもポイントが高い。また、「多元宇宙」独特の形により、ハチイチで同時消しの色を増やすことができる。
「多元宇宙」の速攻は折り返し側に発火点が露出しているので、折り返しを単発、マルチで崩しつつ、隙を見て連鎖尾の速攻を発火する連携が容易である。柔軟な中盤が展開できる「多元宇宙」の裏の顔とでもいうべきか。形こそ多少の固さは出るものの、「多元宇宙」が放つ威圧感は相当なものである。
マルチバース(多元宇宙)から放たれるマルチ催促なので、多元宇宙の速攻はマルチバーストって呼ぶとカッコいい。
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土台構築からすでに難しいので、あくまでも優先度は連鎖>速攻として、速攻の形が組めたらラッキーくらいに考えるのがベター。
私が組んでいたときは速攻メインの土台だと考えていたので、ここまで可能性のある土台だとは思わなかった。ようかんさんへの感謝が止まぬ。
6
初手
AAAB
→56横4縦,6縦5縦
ネクネクまで見てゾロが多いか、2色ツモが多いかで使い分ける(見なくても結構なんとかなる)
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ABAB
→12横1縦(この初手は全消しを逃しやすい)
そのまま組んで纏まることが少ないので宇宙とか天蓋とかの派生形の意識を持った方がいい。妥協形を極めれば別かも。
AABB
→6縦34横,6縦23横(23か34かはネクネクで決める)
→56横5縦(準基本形を嫌った初手)
→6縦6縦(微妙だった気がする、気がするだけ)
どれもやっていた記憶があるが優劣は覚えてない(すまん)。
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AABC
→34横5縦,23横5縦
●●のハチイチが見えたら
●を34横置き
→12横56横
非推奨の初手パターン
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ABAC
→12横1縦
→12横45横
BCをどっちに置くかはネクネク次第(ネクネクを考慮外にするときれいになるときと崩壊するときがある)
分からん、妥協形を含めるなら多分左のほうが受けが広い
一年以上前の私の初手なので、もっといい初手が恐らく存在する。そして、ここで紹介した初手は「多元宇宙」の基本形+妥協形をメインに据えた初手なので、純正宇宙や天蓋などは優先順位が低い。これらの派生形を取り入れるのであればもっと良い初手があるだろう。基本は横3→端のL字→被せのL字の順に組んでいく。
最初のL字部分二つはハチイチ、ジュウロクイチを複数回引かないとちぎらざるをえなくなる。ちぎらずに組みづらいL字部分が最優先で、ツモ的に厳しいと判断したら妥協形を狙う。
7
妥協形壱 (催促>連鎖)
妥協形を挙げる。基準は、組みやすいかどうか、連鎖尾側で催促を保持しやすいかどうか、なので個人差はある。まあ、これも一年以上前の私の記憶を掘り起こしただけなので人によっては全然当てにならないかもしれない。使い手も少ないので、情報の少なさは目を瞑ってほしい。
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個人的に、これ以外の妥協形になると連鎖尾で催促を組みつつ...といった動きが極端にしにくくなる。ちぎりも増えやすくなるので、知らない形になったときは無理な冒険を控えるべきだろう。
8
妥協形弐 (催促<連鎖)
ツモによっては連鎖尾が本線にしかできないこともある。試合を成立させるため、最低限の土台を組みきることを優先する。
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(左画像は先折りの妥協形)
9
折り返しの妥協形
連鎖尾側の形が重要になってくるため、そのしわ寄せが折り返しに来てしまう。ただ、「多元宇宙」はきれいな折り返しの種類が少ないので、ツモに恵まれなかったときはぷよらーとしての技量が問われることになる。
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「多元宇宙」の連鎖尾は、被せの逆L字までで完結しているので四段目から第2折りを狙うこともできる。
人類がこの土台を使いこなせるようになるのは当分先になりそうだ。
素晴らしいと思いました!!面白かったです。