00.はじめのはじめに
【Aグループ編】←以前投稿したものです。こちらに測定ルール等も記載しております。よければ読んでね。
01.もくじ
00.はじめのはじめに
01.もくじ
02.はじめに
03.各プレイヤーのちぎり分布
04.おまけ①-ちぎらない度ランキング-
05.おまけ②-土台構築でちぎらない人ランキング-
06.おわりに
02.はじめに
こんにちは、秋雨です。てなわけで後編、Bグループ編です。Aグループ編をすでに読んでいるという前提で話が進んでいくと思いますがまあ大丈夫でしょう。計測方法等変わったところもありません。早速本題に入っていきましょう。
03.各プレイヤーのちぎり分布
Aグループ編の続きです。
プロプレイヤー⑩ live
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ぷよぷよのプロシーンを牽引し最前線を走り続ける覇王。最近のでは国体ぷよ埼玉代表をはじめとして、頂く冠は数知れず。対戦相手の傾向や癖ひとつひとつに対策をぶつけて勝負する分析家で、相手に合わせて戦う柔軟なぷよらー。
○
ちぎり率:13.3%
○最序盤はそこそこ、そして比較的早い段階にちぎりが多くなっている。なぜか明確にちぎるフェーズとちぎらないフェーズにパッキリ分かれているが、たぶん分析したデータが少ないせいだと思う。もしそうじゃなかったら「仕掛け手を作るために
ちぎる→(仕掛ける)→相手の対応へのさらなる対応手を作るために(たくさんツモりたいので)
ちぎらず組む→追撃の手を作るために
ちぎる」みたいな感じなのかも。理にかなっていると言えますね。
プロプレイヤー⑪ kamestry
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旧四強の一角。不定形での大連鎖や掘りといった高い発想力が求められる領域を得意としており、今なおその実力は健在。また、高く構える戦い方は、攻撃を受けてからすぐにカウンター発火するのではなく少しツモってから発火することでリソース有利に持ち込むことができる。つまり…
○
ちぎり率:15.7%
○最序盤はあまりちぎらないもののそれ以降のちぎり率はやや高いか。しかし上記の通り
「高さによるツモ回転の速さ+受け」によってリソースの有利が取れてしまう亀マジック。対戦相手は見づらい不定形も相まってつらい思いをすること請け合い。
プロプレイヤー⑫ ざいろ
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疾風迅雷の二つ名を欲しいままにするぶっぱぷよらー。とにかくいつでもどこでも安定した本線を組むことができ、即断即決で正解にたどり着く判断力も併せ、大会等多くの人がフルスロットルになりきるのが難しい場面でも上位入賞常連。もちろんACでのS級での活躍でもわかる通り、本線中盤なんでもござれの強豪だ。
○
ちぎり率:7.80%
○
まさかのダークホース。そして僕はこれを見てようやく合点がいきました。「ああ、だからざいろさんの本線ぶっぱは強いのだ」と。彼は難局に持ち込まれるくらいならと本線をさっさと打ってしまうスタイルですが、その決定に至った時点で人知れずぷよ量有利を握っていたんですね。なにも”疾風迅雷”はAC特有のキャンセルだけが起源なのではないぞ、と静かに主張しているようでした。
プロプレイヤー⑬ くまちょむ
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旧四強の一角。卓越した
判断力、なんであの形でその火力が出せるのか疑問にすら思う
連鎖力、そして誰も見たことのない
新戦術を引っ提げて、対戦相手を容赦なく破壊するレジェンド。古豪が新戦術を武器に戦うの、”やってきたことに囚われない”という飽くなき探求心を体現しててすき。
○
ちぎり率:7.85%
○ざいろさんに並ぶほどのちぎらなさ。特に土台構築ではほぼちぎらず、彼特有のよくわからない捲りっぽい鍵積みを組んでいる。中盤以降は多少ちぎりが平均的に増えるがそれでもちぎりは少なく、ちぎるくらいなら単発打つみたいな風にすら見える。攻撃の意思がそのまま速さに表れているようだ。
プロプレイヤー⑭ oka
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岡山を背負う地方の雄。だがこの前配信を開いたら国体岡山代表の座をSeraさんに奪われたことを嘆くと同時に「TGSに最も近い男(TGS大会の最後の一枠を決めるトーナメントで準優勝だったので)」を自称しようとしていた。配信でもトーク力はすごかった。よく関西勢(reoruさんとか)と共に鍛錬を積んでいる。
○
ちぎり率:13.2%
○スタンダードなちぎり分布。okaさんは安定した土台を毎度きちんと組むので、それに伴って中盤の入りも安定、形が安定するからちぎり数も中盤に多く、序盤終盤に少ないといった(liveさんとはまた違う方向で)理にかなった分布なのかもしれない。
プロプレイヤー⑮ ペペペマン
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スワップ勢というイメージが強い山大ぷよさー代表。真っ向からは戦わず、技を鋭く刺して制する感じのプレイスタイル。中盤の入りがかなり早く、それゆえ感じるプレッシャーも強めな短期決戦向けのぷよだなーと思ってます。
○
ちぎり率:15.4%
○序中盤にちぎりの分布は偏っている。上述の通り中盤の入りが非常に早く、そのため戦っている時間≒お互い相手に連鎖を組まされる時間が長くなるためかちぎり率はやや高いか。43手目以降のデータが全くないのは、大抵試合が早く終わるからです。
プロプレイヤー⑯ MGR
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多くの舞台を戦い抜いてきた歴戦の闘士。国体予選スコア全1(だったはず)。彼のぷよについて、特記事項はないかなぁとか思っていたのだが(申し訳ない)、この調査で結構面白いことがわかったのでよかったです。
○
ちぎり率:13.7%
○そこそこある総合的なちぎり率に対して、土台では意外とちぎらない。全然ちぎらない。右折を軸としつつも手によっては左折の新GTR等に柔軟に派生させていく過程でちぎりが全然発生しないようだ。土台を組み切って以降は中盤の手を作るためにちぎりが多くなるようだが、中盤初期の時点では土台でちぎらない分多少速度で有利を取れているのでそこまでしんどくなさそう。
プロプレイヤー⑰ ぴぽにあ
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おいう。「ちぎらないぷよ」を理念とする今調査のきっかけにして主賓。プレイヤーとしての腕の高さに加え、ぷよに対する真摯な姿勢やひょうきんなキャラクターで多くのぷよらーから愛される”世界の「おいう」”。僕はぴぽにあさんが3手連続でちぎるだけで笑ってしまうようになってしまった。
○
ちぎり率:6.76%
○期待を裏切らないちぎりの少なさ。特に土台構築に関しては全くちぎらない。本人曰く「最近はちぎらざるをえなくなってもそこまで悔しくない(操作ミスでちぎれた時はとってもやりきれない気持ちになる)」そうなので、これでも彼の中ではそれなりにちぎる方なのかもしれない。わかっちゃいたけどすげえなあって思う。
プロプレイヤー⑱ ともくん
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近頃さらに腕に磨きをかけ、ぷよスポ最強格に名を連ねるまでに成長した最年少のプロ。丁寧ながらも大胆な殺意を以て畳みかける攻撃的なスタイル。
大会の度にハグを敢行するraneaさんに包丁を突き立てる姿が見られる。
○
ちぎり率:16.9%
○実はこの記事を書く前にこんなツイートをされていたのですが、
めっちゃその通りでした。ちぎりは多めです。しかし彼の「大きく攻め、対応できちんと返す」というスタイル的に自陣にお邪魔が降る展開はそこまで多くなく、相手にお邪魔が降ってる時間分でカバーできる範疇にとどまっている(ついでに相手にお邪魔が降ったら即座に追撃に行く有利を手放さないスタイルも手伝う)ためぷよ量が足りなくて無理~~~~ってあんまりなってなさそうでした。
以上、ちぎり分布でした。
04.おまけ①-ちぎらない度ランキング-
1位 ぴぽにあ 6.76%
2位 ざいろ 7.80%
3位 くまちょむ 7.85%
4位 oka 13.2%
5位 live 13.3%
6位 MGR 13.7%
7位 ペペペマン 15.4%
8位 kamestry 15.7%
9位 ともくん 16.9%
上3人がぶっちぎってますね。ちぎらないのにぶっちぎるとはこれいかに。
05.おまけ②-土台構築でちぎらない人ランキング-
1位 ぴぽにあ 0回
2位 くまちょむ 2回
2位 MGR 2回
4位 kamestry 7回
5位 ざいろ 8回
5位 oka 8回
7位 live 9回
8位 ペペペマン 15回
9位 ともくん 19回
上3人がぶっちぎってます…がメンツが違いますね、MGRさんは序盤のちぎりまじで少ないみたいです。
06.おわりに
ここまで読んでくださった皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。
どうにかこうにか書き上げることができました。今回も楽しんでいただけたでしょうか?もしそうであれば幸いです。ちょっと疲れたので連戦分析は暫く、気が向くまでお休みです。あれ、それっていつもと何も変わらないですね。まあそんな感じです。
レートと記事をいっぺんに上げる方法ってありませんかね。今のところだとトレードオフなので多分これ投稿した後にレート潜ったら少し溶かします。
ではまた次の記事かTwitterでお会いしましょう。ありがとうございました。
※データについて。YouTubeに上がってる誰でもアクセスできる動画から取ってきたので大丈夫かと思われますが、もし「
自分のデータが数字として出るのが嫌だ」等の問題がありましたら、お手数ですがこの記事のコメント欄か、
僕のTwitter(@Akisame_16)にご連絡ください。データを消すなどして修正させていただきます(当事者からの申告に限ります)。
2019/9/14 Akisame16