初手2手に4色目が来ないというのはありがたい仕様で、
ある程度パターンが絞られるからこそ手順が覚えやすい。
初手を分類してパターンとして再現できるがために、
初心者でも安定して序盤を積める型があるわけです。
しかしそこからちょっと踏み出すと、
4手目を見てから3手目を変えたり、
3手目を見てから2手目を回したり、
簡単には覚えきれない手順もあって。
だけどそれがぷよの奥深さでもあり。
手順の沼は深いです。
SAKI式の初手検討で。
初手固定といきたいところですが、
どうやらそれは難しい気がします。
AAABだけ見ても、
に分岐してしまう感じ。
網羅はちょっと大変そうなので、
ざっくり見ていくとしましょう。
折り返しの変形は多いのですが、
ひとまず目指すはこんな形です。
1段目にAの横3が敷けた時点で、
Aの仕掛けぷよは1~3列3段目のいずれかに一つあればいいわけですが、
優先して置きたいのは連鎖尾の積みやすさからしても、
2列3段目になるのではないかなあと。
これでは3列目が高くなるのがイマイチ。
この場合は、連鎖尾の形が限られてくる。
こうなるならいっそ、1列目のAは縦2の方が伸ばしやすそう。
そんな風に考えますと、
3手目がABなら2縦かなと思うわけですが、
その場合も2手目のABをどう置くかの問題が残ります。
前者の場合は、
3列2段目と4列3段目のBが必須となり、
4列1段目のBの周辺にはGTRのために同色が3つ欲しくて、
あとは連鎖尾をどう積むのかというところでしょうか。
対して後者の場合は、
4列3段目のBは必須ですが、1列2段目と4列1段目のBは、
どちらかに1つあればいいし、両方にあってもいい、という状態です。
早速ちょっと話が逸れますが、
4列1段目の色の受け入れに柔軟性を持たせられるというのは、
後折りをやってみてまあまあ衝撃的だった部分です。
左先折りGTRから練習を始めた場合って、
最序盤で3列1段目になんか置いて、Y字横2とかY字横3の割合多いじゃない?
それを経験したうえでの、これよ。
右後折りGTRだと、4列1段目が割となんでも大丈夫って。
こんなでもいいし、
こんなのでも問題ない。
飽和連鎖数を目指すと4連結大連鎖が基本なわけだけど、
多連結でもいいし余っても少々はまあ許容範囲ですよと、
そういう見方ができると、受け入れの広さが変わるかも?
消えて繋がりさえすればオッケー!
そういうわけで手順に戻りますが、
AAABABと来た場合の2手目を縦か横かと考える場合、
やはり4手目を考慮せざるを得ないような雰囲気がします。
4手目がBCの場合で考えてみましょう。
の場合の選択肢は、
1縦でCは雪崩、
3縦でCは雪崩、
34横でCはGTR、
4縦でCはGTR、
56横でCはフキゲン、
てなところでしょうか。
の場合はというと、
1縦でCは雪崩、
4縦でCはGTR、
45横でCのナメクジとか、
違う色でのフキゲンとか、
あたりですかね。
他にもルートはあるのでしょうが、
単純に選択肢の数だけで見るなら、
前者の方が柔軟な受けがありそう。
結局は次手を見て置き方を判断せねばなりませんが、
5、6手目にC以外の同色が3つ見えればそれをGTRに使ってCは連鎖尾でしょうし、
Cゾロなどが見えればGTRを確定できるし、
5手目がCと何かであれば、GTRとフキゲンの天秤にできそう。
かといって後者が極端に受け入れが狭いということでもなく。
右3列がまるっと空いていることにより、
3色以内の2手が見えたりすれば、
要は先折りGTRの初手の置き方ができたりもする。
ABACでこうとか、
BCBCでこうとか。
受け入れが広くバリエーションが多ければこそ、
折り返しにも連鎖尾にも使える配ぷよの場合に、
何を基準にどちらに置くのかが難しそうですね。
初手AAABの一部を見ただけでもこの有様。
これはなかなかに先の長い話になりそうです。