お久しぶりです。わいるです。アドベントカレンダー企画の募集があった際は書きたいけど今月忙しすぎて無理だーーーって思ってたんですけど、今日少し時間があったので何か書くことないかな〜と思ったところ、かつてオンラインのわいる杯を始めた時に「何故わいる杯を始めたのか」という記事を書こうとしていたことを思い出しました。当時の下書きを引っ張り出しつつ、ここ最近のオフラインわいる杯及び今後の展望について以下述べたいと思います。
目次
①オンラインわいる杯の話
②オフラインわいる杯
③わいる杯の今後
①オンラインわいる杯について
背景
オンラインわいる杯はコロナ禍でポイント大会がオンラインにも開放されたことに端を発して生まれました。当時、プロ制度の維持のためもあり、オンライン大会のポイント効率をオフラインと同等になりました。オンライン大会は同時に地方格差を埋める役割もあり、明らかにプレイヤーの需要があるにも関わらず、平日大会は少数であり、継続的に行われているものがありませんでした(椎野さんの10先トナメがありましたが、当時は停止してた時期です)。一方でトナメル等の大会ツールが整備され、主催コストは著しく低くなっており、主催を望む人には誰にとってもチャンスでした。
また、私自身大会運営や実況等をやってみたいなぁという漠然とした気持ちがありました。
まとめると
・僕も大会やってみたい
・誰でもポイント大会が開ける状況
・休日は大会が多いが平日は少ない。
・一方で休日が合わない人々も存在する。
・かつてウェルプレイドリーグ予選や10先トナメは好まれていたが継続されていない。
・オンライン大会が容易に開けるようになった今、やらないのはもったいない。
以上の状況でわいる杯を発足することにしました。
ポリシー
上記大会運営を実現するにあたり、以下のポリシーを持っていました。
・参加障壁が低いこと
・直前に参加申請できる
・できるだけ多くの人が参加できる
・終了があまり遅くならない
・ガチ大会であること
・実力がなるべく出るレギュレーション
・プレイヤーポイント対象であること
・公平であること
・運営負担が少ないこと
・ツールの利用
・過度な個別対応の拒否
ガチ勢に向けて平日大会には一定の需要がある一方で、当日直前まで参加可否が分からない人が多数いることは明らかでした。そういった人々の需要を満たすため、直前まで参加可能であることは望ましくありました。一方でわいる単独で大会運営を全て行うのにこちらで対応には限界がある旨を明記する必要がありました。心理的にセーフティを設けることで主催ハードルを下げていました。
以下は当時考えていた改善材料を述べます。
良い大会ができていると個人的には思っていましたが、考慮したい点として以下がありました。
・Switchオンリーなこと(人口が最多なため)
・ダブルエリミ以外の可能性
・大会頻度
・開始時刻
・開催曜日
・ガチ大会であることでトップ層が出やすいが逆にカジュアル層が参加を遠慮しやすい
特にカジュアル勢の参加意欲の低下は問題でした。ぷよぷよはトップ層と中間層、さらにはカジュアル層までプレイレベルに大きな乖離がある競技であり、かつシビアなゲーム性も相まって実力差のある対戦においてプレイ体験が望ましいものになりにくいものです。ポイント大会として一定の公平性を保ちつつ、カジュアルも楽しめるように配慮するのは至難の問題でした。当時は解決を見ないまま、オンラインわいる杯を開くことを停止しました。
なぜオンラインわいる杯を停止したのか。
理由は二つあります。
一つは私生活の変化。仕事が忙しくなったことと、当時婚約者との同棲を始めており、部屋が手狭なこともあって配信環境を維持するのが難しくなりました。
また、いくつかの定期オンライン大会を主催する方々が増えてきており、わいる杯は一定の役目を終えたと感じておりました。
②オフラインわいる杯について
続いてオフラインわいる杯について話したいと思います。
オフラインわいる杯もまた、ぷよらーの需要に応える形で発足しました。当時コロナ規制が明け、オフライン交流の需要が高まりました。そんな中、わいる杯のオフラインを望む声が多く届きました。有難いことにわいる主催であれば参加したいという声を多くいただき、それだけ需要があるならばと検討を開始しました。
また、当時
RedBullGamingSphereTokyoという会場が比較的押さえやすかったことも僥倖でした。皆さんに誤解なきよう伝えますが、わいる杯が格安で済んでいるのは全て
当会場がゲーマーコミュニティを支援してくれているからです。感謝を捧げてください。
会場の目処が立ちらあとは運営体制を整えることが必要でした。私にとってオフライン大会運営はオンラインより遥かに障壁が高い試みでした。開催には資材等の一定のコストを払う必要があり、またそれらを回収できないのであれば開催したくはありませんでした。支出が嫌なだけでなく、私の持ち出しがあっては継続性を損なうからです。また、私1人で大会運営を賄うことが不可能であることは明らかであり、人にものを頼むのが苦手な私にとってこれもまた1つのハードルでした。プレイ環境、配信環境を用意、当日の運営など不安が多くありました。幸いにもRedBullGamingSphereTokyo様にはおよそ環境が整っており、用意された環境を扱えればよいことがわかったので、何度か指南を受けることにより最悪1人でも大会開催の目処が立ちました。最終的には運営を手伝ってくれるという方々、ソフトを貸していただけるという2Fさんなど、周囲に支援されようやく開催の決意ができました。
蛇足ですが省力化に向けてこっそりぷよキャンの情報から参加者リストを生成するツールと参加者をランダムにリーグ表に振り分けるツールを開発しました。運営にかかる労力を下げる努力はあらゆるコミュニティ大会の継続に必要だと思っております。
そうして開かれた第一回オフラインわいる杯は幸いにも参加者に楽しんでいただけ、運営も徐々に確立して以後半定期的に開催するに至っております。
さて、オフラインわいる杯は以下のポリシーで運営しております。
・ガチ大会であること
・運営負担が少ないこと
・観戦者に優しいこと
ガチ大会であることは必須でした。競技プレイヤーが来ることは全体の満足度を高め、そのためにはガチ大会でなければなりません。オフライン大会でガチ大会を成立するにあたり、わいる杯ではコントローラーの持ち込みを許可しています。運営上の軽くない負担を払っていますが、ガチ勢の大会体験に直結するため維持しています。一方で近年はDualShock4の生産中止や、Switch環境への移行が進んでいることもあり、今後の在り方は検討する必要があると思っています。
オフラインわいる杯もまた、カジュアルプレイヤーへのアプローチに問題を抱えていると思っています。ポイントだけが大会の価値になり下がると、コミュニティ大会は縮小する一方だからです。オフラインなのでフリープレイで交流を楽しめることと、観戦者が気軽に来れる体制であることは一つの回答ですが、更なるご意見あればいただきたいです。また、最近はRedBullGamingSphereTokyo様の予約が非常に難しくなっており、他のゲーム大会との共催も検討しております。
③わいる杯の今後について
まず、2024年は2回のオフラインわいる杯を目標としていたのですが、開催できませんでした。すみません。仕事が一時的に多忙を極め時間を取ることが難しい状況があり、また私事ですが今年結婚しましてプライベートイベントのため殊更日程の捻出が難しくなっておりました。
同時に上述のように最近はRedBullGamingSphereTokyo様の予約が非常に難しくなっており、他会場を含め日程を検討する必要がありましたがその余力がありませんでした。
2025年の夏頃には落ち着く(と思っている)ので、そのあたりからのオフライン大会の開催を狙っております。
オンラインわいる杯につきましては、配信環境が整い需要があればやっても良いと思っています。ただ、近年はオンライン大会が盛んに行われていますので、敢えてやる必要もないかなと思ってます。例えば実況解説やってみたい方に、単純な対戦実況と異なり大会全体を通してのMC兼実況解説などやってみたい方がいれば、一緒にやってみるのもありかな〜と思っています。
以上わいる杯に関するわいるからの発信でした。
多数の方に信用いただいて大会が成立している自覚はあるので、ちょっとずつ応えていけたらなと思っています。
コメント意見ありましたら記事のコメントまたはDMにてちょうだいしたく思います。
この記事はさがわさん(@sagawanity)の主催する
#ぷよらーアドカレ2024 の並走記事でした。
さがわさんの企画記事