この度はぷよぷよキャンプ、サイト開設おめでとうございます。
またぷよぷよカップ、ぷよぷよチャンピオンシップに参加された運営された皆様、お疲れ様でした。私も一人の視聴者として楽しく観戦させてもらいました。並み居る強豪を倒し、若手同士での決勝戦。下馬評を覆す展開は、eスポーツならではの面白みが溢れていましたね。今後益々盛り上がり、新たなプレイヤーの登場が楽しみになりました。
そんな大会がSEGA公式に今後も行われる、長年ぷよぷよで活動してきた私にとって、非常に感慨深くつい目頭が熱くなる想いです。コンパイル時代からずっと現役を続けている選手にとっては私なんかより、もっと深く、もっと重く、言葉に言い表せない感情が溢れてるのではないでしょうか。
これからもぷよぷよカップ、ぷよぷよチャンピオンシップ、陰ながら応援させて頂きます。規模の大きい大会開催は選手にとってこれ以上ないモチベーションの提供、次なる展開が一人のぷよぷよファンとしてとても楽しみです。
ぷよぷよって楽しい!
と、大会の感想はこのくらいにして
本題の話をしましょう。
今更ですが皆さん、始めまして。MYKと申します。ぷよぷよキャンプの存在を知って5分後には勢いでスコアアタックのサークルを作ってました。せっかくの機会ですので対戦が死ぬほど楽しいぷよぷよですが、ぷよぷよの別ベクトルの楽しみ方、スコアアタックを紹介させてください。
なんか、よく知らない人が勝手にスコア語り始めた、な感じだと思いますので軽く自己紹介を。改めましてMYK(読み方はエムワイケー) です。ぷよ歴はやってなかった期間もありますがおおよそ25年ぐらい。当時はまだアーケード版ぷよぷよ通が出る前、5インチのフロッピー2枚をパソコンに挿して動かした初代ぷよぷよがぷよを始めた切っ掛けでした。それ以来、趣味・ゲームの枠を越えて生活の一部として長年楽しんでるぷよらーです。
高校生ぐらいから本格的に始め、かつて存在した福岡のホワイトハウス箱崎店、神奈川横浜のセブンアイランドとゲームセンターに通いつめ、ぷよぷよ通の対戦とスコアアタックに励んでました。そのうちスコアアタックがメインになって、今は埼玉蕨のデイトナⅢでたまにプレイしています。時間があるときはニコニコ動画でVCAのスコア配信も行ってます。
前置きが長くなりましたが、スコアアタックの紹介ということで、どんなルールで何が楽しいの?という基本的な内容をお話ししたいと思います。
ぷよぷよシリーズ多数ありますが、その中でも一番プレイヤーの多い(と思われる)ぷよぷよ通を前提に説明します。ぷよぷよ1やフィーバー、その他もそれぞれ面白みが異なると思いますがご了承ください。
◆どんなルール
まずどんなシリーズ、ゲームでも共通的に言えるのが一番高い点数を出した人が一番です。一般的に日本のトップに立った人を全一(ゼンイチ:全国一位)と表現しています。ちなみに、世界的にはなんて言うんでしょう?
条件としてアルカディア(かつて存在したアーケードゲーム雑誌)ではALL(1クレジットで全クリアした)を優先してました。つまり途中で死んで高い点数より、全ての面をクリアした状態の点数が基準点とする考え方です。今はそのような考えより、途中で死んでも一番高い点数を競う傾向にあります。私もそれで構わないと思います。
重要なのはスコアアタックではコンテニューは許されません。また途中乱入なども許されていません(乱入後、その面を最初からやり直せる不正が出来るため)。死んで再開したらスコアはリセットされますのでそのまま狙う人はまずいないとは思いますが、ルール上もコンティニューを許していません。そのため死なずに、でも瀬戸際まで攻める、そんな極限を味わうことになります。そこがまた面白いのですが…
点数を競う上で、重要なのは難易度、基準が同じこと。同じ土俵で戦っていることが重要です。ぷよぷよ通では機種によってノーマルでも難易度が異なったり、全消しのおじゃま量が異なったりすので一般的に以下の機種でプレイして同じ土俵とすることが標準的になっています。
- アーケード版(ゲームセンター版)ぷよぷよ通
- アーケード版(基板の個人所有)ぷよぷよ通
- VCA(Virtual Console Arcade Wii) ぷよぷよ通
- メガドライブ版 ぷよぷよ通
それぞれ難易度、ルール、レートなどの設定変更なしで出した点数を評価に値するとした傾向にあります。厳密に言えばメガドライブ版は全消しの際のおじゃま発生量が異なったり、セガサターン版はおじゃまの振り方が異なったりと、同じぷよ通でも細かな違いがあります。ですので今から始めるならアーケード版の完全コピーであるVCAがおすすめですね。
この辺りは他のプレイヤーと競っている性質上、ある程度同じ土俵で戦うことをお勧めします。でないとせっかく出したスコアも評価さなくなり面白くないですし。
◆何が楽しいの?
ぷよぷよの共通の楽しさとして連鎖の爽快感、そして対戦で勝ったときの嬉しさがあります。スコアでは同じ土俵でみんなで争います。そこには対戦や大会でのその日の調子や運、波等は関係せず、1点でも高い点数を出した方が勝者になります。この辺りはスポーツでいうワールドレコードを狙うに近い感覚かもしれませんね。例えば100mで9秒台を出す選手がいたとして、その記録はその人が引退しても残り続けます。その目に見える数字と戦うことは調子や環境に左右される対戦とは違い明確な目標となりえます。年代や現役、引退を超えて同じ土俵で戦う、そしてレートや大会の結果など、調子や波に左右されることなく明確な実力として、数字となって現れる自分の成績。それはもう自分の「ぷよ力」を表す鏡でもあり絶対的な評価値でもあります。
そんな評価軸を持った中で日本全国のライバルと順位が争える、それは対戦では到底不可能と思えることが実現する環境がスコアにはあり、魅力でもあります。なによりスコアは自身との戦い、自分の自己ベストを超えたときの感動と震えと歓喜と、その麻薬のような更新の喜びを知ってしまうと、もうスコア沼にはまること間違いないでしょう。そんな世界に沢山のプレイヤーが触れて、足を踏み入れてくれることを期待してなりません。
ちょっとマニアックな説明になってしまいましたが、スコアアタックという世界があることを認識してもらえたら嬉しいです。
次回、具体的なスコアアタックの方法について解説していきたいと思います。
気になったら是非サークル「
ぷよぷよスコアアタック同好会」にご参加ください。お待ちしております。
それではまた。良いぷよライフを。 Writing by MYK